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編集部2021年8月15日

センドウタカシ 思い出バジングトップウォーター列伝 その2(最終回)

河川/湖沼 ブラックバス Basser バス釣り センドウタカシ

 ワームやプラグのようなエサっぽい雰囲気もなく無機質なルックスのバズベイトは、バスフィッシング経験値の低い人にとって最も不可解なルアーのひとつ。自分も、初めて見たときは「本当にこんなルアーで釣れるの?」と思っていました。しかし、あのエキサイティングなバイトを体感して以来、自分の釣りの中軸を固めるルアーのひとつとなりました・・・センドウタカシさんに思い出深いバジングトップウォーターを紹介していただきました!後編

ワイヤーじゃないバズ!
ワイヤータイプだけじゃない! こんな「バズ」るベイトもいかがですか?

写真と文◎センドウタカシ

この記事はBasser2020年9月号に掲載したものを再編集しています。

 

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センドウタカシ

釣りビジョン『ぶらりバスの旅』も好評放映中。

大枚はたいてハイテクエレキとライブスコープを導入した矢先に、車のエアコンが壊れるという悲劇。

人生山あり谷あり。中年の星目指して頑張ります!

 

 

バズベイト的!?思い出トップウォーター列伝 後編

 

 

チョッポ(DEX)

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ホッパープロッパーの後発になるチョッポ。ホッパープロッパーが軟質素材のペラを採用しているのに対し、チョッポのほうは硬質プラスティック製。ペラのレスポンスもサウンドも違うので、自分的には、似て非なるルアーという認識。比較すると、チョッポのほうがサウンドもはっきりしていて、アピーリーな印象ですね。カラーやサイズバリエーションも日本向きな設定で、値段が安いのも大きな魅力。パクリだ何だということは抜きにして、いいルアーだと思います

 

 

 

謎のタイ製ルアー(メーカー不明)

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ダブルフック装着のフローティングルアーにバズベイトのペラが着いたインチキくさいルアー。タイの釣具屋さんに行くと、この手のルアーがよく売ってあるんです。見た目も粗雑だし、ナメてかかってしまうんですが、実際に使ってみると本当によく釣れるし、機能的にも理にかなってるんですよね。ただし、モノによっての当たりハズレが大きいのはお約束()。あと、フックだけは日本のメーカーのものに交換が必須です。ちなみに、写真のルアーは、土浦のランカーズで入手しました

 

 

 

バズプラグ(フレッドアーボガスト)

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このルアー、たしか2013年くらいに発売されたと思うんですが、まさか、世界のプラドコが21世紀のバスフィッシングシーンにこんなルアーを放ってくるなんて! 太身のボディー後方重心で恐ろしいくらいに飛ぶ。ダブルフック仕様で障害物回避能力も高い。パンチの効いたプロペラサウンドでアピールも絶大。釣れない理由はないんですが、実はこのルアーで釣ったのは数尾のみ……。バイトは無茶苦茶あるし、バス以外の魚は結構釣れるんですけどね……()。まあ、何はともあれ夢のあるルアーです!

 

 

 

イナバズ(スミス)

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キャスタビリティーよし! 直進性よし! ゴミ絡みも少なくてサウンドも自分好み。というわけで、現在の自分の主力バズベイトです。FECOルアーしか使えないトーナメントなんかでは、このペラだけをほかのバズベイトに移植したりすることも有ります。ふたつのペラの当たり具合やエッジの角度で泳ぎが変わってくるので、自分の場合はつるしの状態で使うことはほぼありません。置いてないお店も多いですが、正直「わかってないな~」と思いますね()

 

 

 

バクシンバズベイト(バクシンルアーズ)

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ワイヤーとブレードと鉛とラバースカート、それにフックというシンプルな構造で、言ってしまえば無機質なルアーとも言えるワイヤーベイト。そんなワイヤーベイトに魂を込める藤本直明氏渾身のバクシンルアーズ。その丁寧な作りと釣獲能力の高さは、日本国内だけでなく本場アメリカのツアープロからも高く評価され、かのアーロン・マーティンスやリック・クランなども使用するほど。自分は3/8オンスのモデルとディアブロというTINYモデルを愛用しています

 

 

 

うちの兄謹製のハンドメイド・バズベイト

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多分、15年以上前にうちの兄が自作したオリジナルのバズベイトです。見た目はかなりチープですが……()、モノとしてはかなりイケてます。小型サイズのバズで、ここまでデカい音が鳴るのと、超高速引きでも泳ぎが破綻しないのは、ほかにはなかなか見たことがありません。しかも、めちゃ飛ぶんです。ヘッドの前にプロペラが付いた、似たようなデザインのモノも見かけますが、完全に似て非なるものですね。多分、市販化されることはないと思いますが、もし市販化されたらバス以外の怪魚ねらいの人に人気が出そうです()

 

 

 

バズバグ

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時代の仇花として散った隠れ名作。俗にバジングフロッグなどと呼ばれる、言うなれば、ソフトマテリアルのバズベイトですね。バジングフロッグと言えば、リビットやホーニートードなんかが有名ですが、このバズバグは、高浮力マテリアルで水面に浮かすことができるのが最大の持ち味。一般的なワーム素材のものだと、巻きを止めると沈んで行きますが、こいつはタダ巻き一辺倒ではなく、緩急を付けた攻めが可能。ハリ持ちがよく耐久性も高いので、カバー周りでの使用でストレスがないのもいいですね!

 

 

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