龍神生まれの名手、廣岡保貴さんと和歌山県田辺市にある名川、日高川を巡ります。本流の水が落ち着いたこともあって柳瀬地区に入ると、まるで7月のアユではないかと思えるほどの若い魚体が掛かります。
新アカが絡む場所や手付かずの岩盤周りを探れば目印が飛ぶ(2020年9月30日)
レポート◎サトウ(つり人編集部アユ担当)
今日は和歌山県田辺市にある名川、日高川の龍神地区で別冊『鮎釣り』(来春発売予定)の取材でした。
龍神生まれの名手、廣岡保貴さんと釣り場を巡ります。本流の水が落ち着いたこともあって柳瀬地区に入ると、まるで7月のアユではないかと思えるほどの若い魚体が掛かります。
柳瀬の通称「ハシリ」は素晴らしい川相
廣岡さんが懇意にしている松阪食堂
新アカが絡む場所、手付かずの岩盤周りを探れば目印が飛びます。龍神の中下流は小石底が多いですが、その中に点在する苔付きのよい石や岩盤に擦り付けるようにオトリを誘導します。その時にちゃんと尾ビレを振るようにイトの角度を変え、泳ぎを引き出すのですが、泳がせ名手の廣岡さんならお手のもの。またポイントの見切り、セレクトも時間配分を見ながらテンポがよく、サンラインZX複合メタル0.06号の水中イトで、23cmクラスを何度も抜き上げ好循環を演出しました。
日高川龍神のアユ釣りは、このまま大雨が降らなければ10月3週目くらいまで楽しめそうです。
23cmの良型
この日の釣果は約4時間半で23尾
2ヵ所目のポイント「トンビ」の岩盤周りで良型とファイト