群馬県桐生市にある梅田湖は渡良瀬川の支流である桐生川の上流にあるダム湖である。この梅田湖でワカサギ釣りをする場合、ボート釣りが主体となる。
美味ワカサギの数釣り
レポート◎千島克也
この記事は『つり人』2017年1月号に掲載したものを再編集しています。
ロングハリス&重いオモリで攻略
群馬県桐生市にある梅田湖は渡良瀬川の支流である桐生川の上流にあるダム湖である。この梅田湖でワカサギ釣りをする場合、ボート釣りが主体となる。ボート場は梅田大橋の上流にありそこから各ポイントへ移動となる。解禁当初は水温が高く釣果はパッとしないが、例年12月頃から釣果が急上昇する。そしていい時には10束オーバーも聞かれる爆釣レイクなのだ。そして、梅田湖は水質がよいので釣れるワカサギは大変美味。
梅田湖で使用しているタックルは、電動リールがダイワ『クリスティアCRPT2』、仕掛けがダイワ『クリスティア快適ワカサギ仕掛け誘惑ロング』7本マルチ1号、穂先がダイワ『クリスティア先調子』32S、32SS、オモリがダイワ『クリスティアワカサギシンカーTGR』5~10g。エサはシロサシ。
梅田湖のワカサギは基本的に底付近を回遊しているが、宙層にも大きな群れが回遊している。11月上旬に梅田湖で釣りをした時、水深10m前後の場所に大きな群れが確認できたが回遊スピードが速すぎたので、釣果にあまり結びつかなかった。
水深20mの宙層15mほどに小さい群れが確認できたが、こちらは途切れることなくコンスタントに釣れ続いた。ワカサギのサイズもよく10㎝ほどの良型も釣れた。
梅田湖でワカサギを釣るためのアドバイスだが、エサはシロサシがよい。水色がクリアなため、ベニサシのシルエットよりシロサシのほうが膨張して見え、ワカサギが好むようだ。誘いに関しては振り子誘い、聞き上げ誘いでねらってみよう。この2点の誘いで充分だ。
梅田湖で重要なのは仕掛けとオモリ。私はロングハリスを好んで使用しているが、ロングハリスはハリスが長く違和感を与えないので食い込みがよい。そのため多点掛けになることが多いので、釣果アップが期待できる。オモリに関しては水深があるポイントをねらうことが多い。
水深のあるポイントでは必ず手返しが重要となる。できる限り重めのオモリを使うと落下スピードが速くなり手返しアップにつながる。水深のある場所は水圧の関係上軽いオモリでは仕掛けがふけてしまいアタリが出にくくなる。重いオモリであれば仕掛けも常にテンションがかかるので アタリも取りやすいだろう。このような誘いで梅田湖の秋ワカサギ釣りを楽しんでいただきたい。
水温が下がり群れがかたまり出すと大釣りが期待できる
プラスアルファの楽しみ 志多美屋本店(℡0277・44・4693)
桐生市は映画やドラマのロケ地としてよく利用されている。その桐生市で私がおすすめしたいのが桐生ソースカツ丼の元祖となる志多美屋本店。桐生といえば群馬のソースカツ丼の聖地といってもよいほどお店が多い。その中でもイチオシの名店である。ソースカツ丼にはウスターソース系の甘辛いタレがかけてあり、柔らかなカツと相性抜群である。梅田湖の帰りにぜひお試しあれ
●住所:群馬県桐生市浜松町1丁目1-1
●交通:北関東自動車道・佐野田沼ICを下りて県道66号で梅田湖へ
●問合先:梅田観光開発(℡0277・32・1290)、両毛漁業協同組合(℡0277・32・1459)
2017/11/24