<img height="1" width="1" style="display:none" src="https://www.facebook.com/tr?id=170559842213036&amp;ev=PageView&amp;noscript=1">
編集部2024年3月29日

【琵琶湖・南湖のナナマル詳細!】ガイド前田のゲストがスイムジグでキャッチした6,610g!!

PICKUP NEWS Basser バス釣り 実録デカバス捕獲現場

2024年3月27日、琵琶湖・南湖でガイド前田こと前田純さんのガイドを受けていたゲストの廣田さんが70cmオーバー、6,610gのモンスターをキャッチした。ヒットルアーはスイムジグ。ビッグバスレイクの琵琶湖といっても滅多にお目にかかれる魚ではない。廣田さんは18年間栃木から年に2度、ガイド前田に通い続けこの魚を手にしたという。どんな釣りでキャッチしたのか、この時の状況を前田さんに聞いた。

栃木から20年間通い続けたゲストがつかんだ夢

写真提供◎ガイド前田

 2024年3月27日、琵琶湖・南湖でガイド前田こと前田純さんのガイドを受けていたゲストの廣田さんが70cmオーバー、6,610gのモンスターをキャッチした。ヒットルアーはスイムジグ。ビッグバスレイクの琵琶湖といっても滅多にお目にかかれる魚ではない。廣田さんは、栃木から毎年2度ガイド前田に通い続け20年目の節目にこの魚を手にしたという。どんな釣りでキャッチしたのか、この時の状況を前田さんに聞いた。

◆ガイド前田公式サイト:Guide Service MAEDA

maeda70 (7)

maeda70 (6)

■廣田さんのタックル&ヒットルアー
ロッド:サイドワインダー・グレートパフォーマー スーパーボーダー HGC-70XF/GP(デプス)
リール:リョウガ1016H(ダイワ)
ライン:モンスター ブレイブ Z 16Lb(ダイワ)

ルアー:モザイクジグ 5/8oz ウォーターメロン(ボレアス)   
トレーラー:スイングインパクトFAT4.8in グリーンパンプキンペッパー(ケイテック)

maeda70 (4)

maeda70 (5)

◆関連記事:2023年にキャッチされたナナマル↓

【琵琶湖】ナナマルが出た! スイムジグでキャッチされた南湖の6kg超モンスター >>

 

◆ガイド前田の関連動画

ADVERTISEMENT

ウイードの新芽のある水深4mのフラット。ボトムから20cm上をリトリーブ

ここ最近の琵琶湖は、暖かい日が続いた2月の中旬に好調な釣果が聞かれ、その後の冷え込みで一時厳しくなったものの、ガイド前田では直近の2週間ほどで急に反応が良くなっていた状況だった。やる気のあるビッグバスにルアーを追わせてバイトさせるというガイド前田のスタイルがハマり、毎日のように60cmアップがキャッチされ、多い日には1日に4尾もロクマルが出る日もあった。

ガイド前田でねらっていたのは南湖のボディーウォーターに隣接する水深4mのフラット。センニンモとコカナダモの新芽が生えているエリアで、スイムジグとジャイアントベイトの二本立てで特大サイズをねらう釣り方でゲストを案内していた。

ちなみに、このタイミングでセンニンモはボトムから最大50cmくらい、コカナダモは10~15cmくらいの高さに育っていて、広さでは50m四方~400m×200mの規模で芝生状に群生している。またこれらのウイードはパッチ状に生えるエビモやフサモと違い、背が低く広範囲に生えるのでスイムジグで広く探る釣りが有効なのだ。センニンモとコカナダモは毎年生える場所が変化するが、リングビアウォーレイという藻類(俗に「ごはんですよ」と呼ばれているもの)に付着して生息域を広げる。前田さんは前年の秋にリングビアウォーレイの痕跡を見つけておいて、春に生える場所を予測しているのだという。

前田「地形的には水深4mがずっと続く広大なフラットです。そのなかのセンニンモとコカナダモがある場所でスイムジグを風下にフルキャストして巻いてくる釣り。ここのところ釣れていたのは最大でも63~64cmで、もっと大きいのもいるはず、と思ってゲストさんと釣ってたんですが、まさか南湖でこのサイズが出るなんて、と自分でも驚いています」

ガイド前田で指定していたルアーは、モザイクジグ 5/8ozとスイングインパクトFAT4.8inの組み合わせ。数あるスイムジグのなかでこの組み合わせを選ぶ理由は?

前田「モザイクジグはなんといってもレンジキープのしやすさがアドバンテージです。で、これにスイングインパクトFATをセットするとロールが出やすい。今年のバスがメインで食べているのが12~13cmくらいのベイトなので、サイズ的にもマッチ・ザ・ベイトでドンピシャなんです」

スイムジグは一定のレンジをキープできるかどうかで釣果に差がつく釣り。どのように操作すればよいのか?

前田「まず風下に向かってフルキャスト。着水したら2.5秒くらいフリーフォールさせたら、カーブフォール気味にリトリーブしてボトムから20cmの高さを泳がせるようにゲストさんに教えています。2.5秒で3mくらい沈むので、80cm分をリールを巻きつつカーブフォールさせてボトムをとらずにレンジに入れるイメージ。ボトムにつけてしまうとリングビアウォーレイがルアーにまとわりついてワンキャストが無駄になります。新芽のぎりぎり上をトレースするんですが、ボトムにいて上目線になっているバスをねらうので、新芽にコンタクトさせすぎてもダメ。ところどころにある背の高いウイードにだけ当たってヒラを打つくらいがちょうどいいです」

このアドバイスを的確に実行した廣田さんが見事に70cmオーバーをキャッチ。廣田さんのロッドは「サイドワインダー・スーパーボーダー HGC-70XF/GP」。これは前田さんもスイムジグで愛用しているロッドでもある。

前田「パワフルなサイドワインダーは使ったことがない人からすると重たい印象を持たれるかもしれません。けど、僕らがねらっているのはロクマルではなくてもっと大きな記録級。ナナマルを捕れるサオとなるとやっぱりサイドワインダーです。スイムジグはルアーとラインと竿を一直線に構えて、バイトがあったらフッキングでかけていく釣りなので、感度とかけることを重視してスーパーボーダーを愛用しています」

maeda70 (1)

廣田さんは栃木在住で、20年間毎年2回、欠かさずに前田ガイドに通っていたという。「2017年に67cmを釣らせてもらって、この自己記録は絶対抜けないと思っていたのですが、20年目の節目に70オーバーで更新できてしまいました」と喜びの声を前田さんに伝えたそうだ。

一生に一度と思うような自己記録魚でさえ更新できてしまう夢がある琵琶湖。春はそのチャンスが最も近い季節だ。皆さんもドリームをつかみに釣行してみてはいかがだろうか。

 


 

おすすめ記事

記事検索

  • 検索フィールドが空なので、候補はありません。

月刊つり人 最新号

つり人 2020年5月号

列島をゆるがすコロナウイルス。けれども、日増しに暖かくなる春の日を、じっと家にこもって過ごすのはやっぱり体によくない。その点、手軽な海の釣りは、風も気持ちよく、大人も子どもも、思い切り深呼吸しながら時間を過ごせる。ウミタナゴ、メジナ、クロダイ、カレイ、アオリイカ、カサゴ……。元気な魚たちが泳ぐフィールドで、がんばろう、ニッポン! そのほか、3名手の渓流解禁レポート、里川で見つかる美味しい道草、みちのくタナゴ旅など旬の釣り満載でお届け。