編集部2018年2月8日

エキスパートが選ぶ冬の巻き物 :第8回(最終回)

Basser バス釣り

スローな展開になりがちな冬でも巻き物で結果を残すアングラーがいる。Basser2016年2月号では、巻き物に精通し自らルアーデザインも行なうルアービルダーたちに、冬場に試したいルアーをふたつ紹介してもらっている。今回は開発クランク・開発学さんのタイニーフラットサイドクランクについて話してもらった。

開発クランク・開発学さんのタイニーフラットサイドクランク

開発学=文

 スローな展開になりがちな冬でも巻き物で結果を残すアングラーがいる。Basser2016年2月号では、巻き物に精通しルアーへの造詣も深いアングラーたちに、冬場に試したいルアーをふたつ紹介してもらっている。彼らのメソッドとともにぜひ参考にしてほしい。

この記事はBasser2016年2月号に掲載したものを再編集しています。

吉田幸二吉田幸二
ウッドリームアドバイザー
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熱血! 幸運児

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食いつくチャンスを与えるために1アクションで50㎝、ビッグミノーを動かすのだ


 1~2月に有効なマキ物とくれば、魚も貝も脂がのって美味しい時期ですから、これらを全部巻いた海鮮一緒巻きってどうでしょう。握りにしても巻き物にしても海の幸が美味しい季節ですから……えっ、巻き物が違う?

 大変、失礼いたしました。同じマキ物でもルアーの巻き物ですね。いやぁ、参りましたね。

 冬に巻き物って、多くの種類は思い浮かばないね。サッと思い浮かぶのはシャッドだ。シャッドは毎年、馬鹿のひとつ覚えのように巻き続けているよ。でもね、2月になれば霞ヶ浦にはとっておきがあるのも事実だ。

 僕の早春の霞ヶ浦でのとっておきは、ビッグミノーだ。14cm以上のミノーだね。僕はウッドリームのリトル・ジョンに、フックを外した渓流用シャッドのボディーをセットしてさらにボリュームを増して使うんだ。

wood01 リトル・ジョン(14㎝クラス/ウッドリーム)

使用タックル例
ロッド:アイアンホークフックセッターIHHS66CMLJ(フェンウィック)
リール:ジリオン100SH(ダイワ)
ライン:磯スペシャルテクニシャン5号(サンライン)
スナップ:クイックロックスナップ#0(カハラジャパン)
フック: ST-41TN#4(カルティバ)


 こいつをただ巻きでもいいし、ストップ&ゴーでもいい。さらには、連続ジャークでもいいし、ワンジャーク&ロングポーズでもいいよ。

 自分が知っているありとあらゆるアクション方法を駆使して、腹減り減りのバスを誘うのである。そのなかでも、効果的な方法といえば、50㎝アクションだね。

 ワンアクションで50㎝の移動距離を目安にして、ルアーを動かす方法である。50㎝しか動かしちゃいけないということではなく、あくまでもバスに食いつくチャンス与える意味での50㎝アクションである。リールのギヤ比によって異なるが、概ねローギヤリールのハンドル一回転分だ。それくらいの間合いがいいのである。

 2月の霞ヶ浦は、表水温が5~6℃、天気のいい日の昼近くでも7℃位という陽気では、バスの動きもすこぶる悪いため、このスローな動きが効果的なのである。

 2015年2月24日の夕刻に釣りあげた50㎝オーバーのバスも、この50㎝アクションで手にしたものである。

 編集部からはサブのルアーも教えてほしいと言われている。サブルアーと聞いて何を想像するだろうか? 北島三郎が好んでつかうルアーと答えた人は鋭い! そのとおり……ではない。メインのルアーのフォロー用ということだろう。ビッグミノーが不発のとき、俺だったら何を使うか?

wood02 ダイキチクランク(57㎜、10g/ティムコ)

 低水温の時期だもの、動きの弱々しいクランクベイトがいいですなっ。僕が選ぶのはダイキチクランクのリフレクトモデルだね。こいつをスローリトリーブすることで、水中をヘ~ロヘロヌ~タヌタと泳ぐ。この動きによって産卵で弱った小魚や、穴から這い出たばかりのザリガニを模すことができるのである。

 キモはスローリトリーブにあり!

表紙をタップすると試し読みができます hyo1

わき役が輝くすてきなドラマ

ときにメインとなるルアーよりも選択が重要となるわき役「トレーラー」が今号の主役です。たとえばジグの場合、トレーラー次第でルアー全体のサイズ感やアクション、フォールスピード、イミテートするベイトフィッシュまですべてが変わってくるからです。
巻頭の「THE TAKE BACK」では、田辺哲男さんが真冬の菅野湖をバルキートレーラー+フットボールジグの組み合わせで攻略し2尾の50cmアップをキャッチ。並木敏成さんはカバージグの黄金コンビネーションを紹介。そのほかスイムジグやフットボールジグ、ワイヤーベイトのトレーラーも細かく紹介。アメリカのツアープロが本気の勝負で投入するトレーラーのトレンドについてもまとめています。
また、2018年に創立30周年を迎えたエバーグリーンの歩みを特集。日本のバスフィッシングシーンをリードしてきたタックルとプロスタッフ陣の輝かしい戦歴はどのようにして紡がれてきたのか。菊元俊文さん、今江克隆さん、清水盛三さん、福島健さんらへのインタビューを交え、その歴史を紐解きます。



2018/02/08

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