松下雅幸のジャークベイト論 :第1回
Basser編集部=写真と文
ジャークベイトを投げるべきタイミングはいつか?松下雅幸さんは冬から早春の低水温期が代表的な投げ時だという。
その理由は何か。
松下さんのジャークベイトの釣りを掘り下げてみよう。
松下雅幸(まつした・まさゆき)
愛知県常滑市出身。琵琶湖ガイドを営みつつB.A.S.S.オープンに参戦し、2017年B.A.S.S.セントラルオープン第3戦では3位入賞。国内での主な戦績は2012年TBC第1戦優勝、第9回オカッパリAllstar Classic長良川・大江川・五三川大会優勝など。
ジャークベイトがハマる5つの条件
12月~3月の低水温期、松下さんは以下の条件が揃った(もしくは複数個該当)ときにジャークベイトを投入する。
①バスが浮き気味のとき
ジャークベイトは中層で食わせる釣りのため、バスが浮いているほどルアーとの距離は近くなり、食わせやすい。水深2mより浅いシャローなどでは、バスがボトムにいてもルアーとの距離はあまり遠くないが、水深が3m以上あるようなスポットであれば、よほど深いレンジを探れるルアーでない限り、バスが浮いていないとジャークベイトにストライクさせることは難しい。
②ある程度水の透明度がある
ジャークベイトは波動よりもフラッシングなどの視覚的要素でバスに訴えるルアーだ。よって、クリアーウォーターでないにせよ、水にある程度の透明度がなければジャークベイトはその存在をバスにアピールできない。
雨の影響でササ濁りはあったものの、水深30cmほどにダイブさせたルアーがハッキリと視認できた。ジャークベイトが充分機能する透明度だ
③ショートバイトが多い
低水温期の悩みどころのひとつがショートバイトだ。水温低下で基礎代謝の下がったバスは、ルアーを吸い込む力が弱くなると言われている。その点、ジャークベイトは水中でのポーズで食わせの「間」が作れるので、クランクベイトなどの動かし続けるルアーよりも確実にルアーにバイトさせることができる。
④カバーや障害物を利用せずに食わせるとき
ジャークベイトは障害物回避能力が高いルアーではない。浮力でカバーを躱すこともできなければ(サスペンドの場合)、クランクベイトやシャッドに比べるとリップも短いため、リップを利用してのカバー回避も期待できない。トレブルフックが3つ付いたモデルも多いが、細身のボディーではそのフックをカバーできない。しかし、ジャークベイトはほかのハードルアーと違って、モノに当てなくてもロッドワークのみで不規則なアクションを出すことができる。オープンウォーターの中層でイレギュラーに動かし、食わせたい……。そのような状況ではジャークベイトが有効になることが多い。
ヒットエリア(テトラの沖側)での魚探映像。ボトムに障害物はないが、明確な2次反射が見て取れるハードボトムだ
⑤バスが横の動きに反応するとき
ポーズでバスを浮かせて食わせることができるルアーとはいえ、基本的には横に動かすため、バスが横方向の動きに反応しやすい状況での使用が好ましい。
12月に行なった取材日の利根川の状況は、すでに②と④には該当していた。雨の影響で水がやや白っぽかったとはいえ、ベースはプランクトンが少ないクリアアップした冬の水であるため、透明度は必要十分。また、ねらったエリアはテトラのエッジから沖側の中層のため、根掛かりの心配もない。つまり当てるモノがない状況だった。
12月の取材日、午後~夕マヅメにかけての表水温の上昇に伴って浮いたバスをキャッチ!
※この記事はBasser2017年3月号でも読むことができます
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2019/02/28