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編集部2021年10月11日

北大祐さんが語る 影響を受けたバス用ルアー シャロークランク編

ブラックバス Basser バス釣り

日本屈指のクランカー北大祐さんに、影響を受けたシャロークランクベイトを伺いました。

「ハイピッチじゃないクランクがでかバスを呼ぶ。」

 日本屈指のクランカー北大祐さんに、影響を受けたシャロークランクベイトを伺いました。

この記事は「俺たちのヘビロテBASSルアー大全」を再編集しています

 

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北 大祐(きた・だいすけ)


1982年生まれ。クランクベイトやスピナーベイトなどのファストムービングルアーを最も得意としているが、スタイルの偏りはなく、ライトリグからビッグベイトまで幅広く使い分ける。ペイフォワード代表

ペイフォワード  http://payforward-fishing.co.jp/ 

こちらの記事は 「俺たちのヘビロテBASSルアー大全」に掲載されています。バスプロ、ルアービルダー、釣具店の方々が自信を持っておすすめするヘビロテルアーを忖度なしで大掲載!!!本当に釣れるルアー教えます↓↓↓

 

 

日本屈指のクランカーが作るクランクベイト

 北大祐といえば、クランクベイトの使い手というイメージが強い。2006年よりJBトップ50に参戦し、通算4勝、年間優勝2回。また、バサーオールスタークラシックでは2016、2017、2019年に優勝を果たし時には、試合の大事なところでクランクベイトで数々のバスをキャッチしてきた。

 そんな彼が2019年に満を持して立ち上げたルアーブランド、ペイフォワードの第1作がクランクベイト、ワンエイトだった。

 

ペイフォワード/ワンエイトSR

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ヌメヌメとしたアクションは高速巻き対応。リップ先端部を厚くすることでボトムノックし続けてもアクションの質を落とさない設計になっている。潜航深度は約1m

 

丸っこい頭のクランクが教えてくれたこと

 「ワンエイトのSRを作った時に影響を受けたのは、ボーマーのスクエアA(1/4oz)です。角がないラウンドボディーがすごくよいんです。水を押す力が独特で、リップ形状もコフィンなのでカバーにコンタクトしても抜けやすいです。もともと日本のフィールドにすごく合っているな、とは思っていました。でもあまり売っていないというか、使っている人が少なくて。それというのも、スクエアAはバスを浮かせて食わせるためのクランクなんです。だから潜航深度が80〜90cmぐらい。フィールドにもよりますが、シャロークランクとも考えられますよね。僕としてはもう少し深く潜らせたかったんです」

 もう少し深くというのは具体的にどのくらいだろう。「ほんの少し、スクエアAより下のレンジ、1mは潜らせたかった。ワンエイトSRは扇状のリップを採用していますが、テスト段階ではスクエアリップも試していました。でもねらいたい1mレンジまで潜らせると、ブリブリに動きすぎてよくなかったんです。それでいくつかリップを試していたなかで、いちばんよかった扇状を採用しました。スクエアAのアクションを一段下のレンジに入れたいというねらいは実現できていると思います」。

 

 

ボーマー/スクエアA(B05)

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シャロークランクとして長年親しまれている定番中の定番。全長約50mm、重さ約10gとワンエイトSRよりやや小ぶり。意外と太いラインでもしっかり潜る

 

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バス釣り用ルアー使い方&タックル解説 クランクベイト(シャロークランク)編 適したロッドは? リールは?

 

 

ワンエイトの強み

 ワンエイトSRは57mm、11g、固定重心のフローティングだ。こういったスペックを持つクランクベイトは、日本のルアー市場の中で最も多いプラグかもしれない。ブランド第1作目をあえてその激戦区に投入した理由を聞いてみた。

 「極論をいうと〞ない〞からですね。いや、同サイズのクランクはたくさんあるんですよ。でもその大部分(個人的な感覚では8割)は、アクションがハイピッチです。流行なのかどうか分かりませんが、どれもキビキビ動く超ハイピッチなクランクばかり。超ハイピッチなクランクは数は釣れるんですが、でかいバスは釣れないと僕は感じています。でかいバスはハイピッチなアクションから逃げていますよ」

 クランカーとしては数も釣りたいし、大きいのも釣りたいということだろうか。

 「スクエアAは丸っこいボディーのためか、ハイピッチでキビキビ動きません。どちらかというとモッサリした動きで、ハイピッチに慣れすぎた人にとっては釣れる気がしないかもしれませんね。でもこれがいいんです。僕の経験ですが、もしハイピッチででかいバスを釣るとしたら、フラットサイドクランクなんです。でもフラットサイドってラウンドボディーのクランクとは求めるものが違います。だからハイピッチではないクランクを作りたかったんです」

 クランクに対する想いが人一倍強いからこそ、ラウンドボディーのクランクで勝負をしたいと考えたのだろう。

 「スクエアAのいいところは、ボディー、とくに頭が丸いところだと思っています。丸っこいことで水を押す力が違うんですよ。僕はウォブルとかロールといった言葉をあまり使いたくないんですが、スクエアAのアクションは遠くからバスを呼ぶ力があると思うんです」

 

 

関連動画で北さんのクランキングをチェック!

 

次回はワンエイトのミッドダイバー、ワンエイトMRを紹介します!

 

 

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