編集部2021年9月30日

ジャッカル小野俊郎さんが語る、影響を受けたバス釣りルアー・クランクベイト編

ブラックバス Basser バス釣り

ジャッカルの社長である小野俊郎さんに、影響を受けたルアーを伺いました。クランクベイト編です。

「カバークランキングに必要なことをすべて教えてもらった。」

 

ジャッカルの社長である小野俊郎さんに、影響を受けたルアーを伺いました。クランクベイト編です。

この記事は「俺たちのヘビロテBASSルアー大全」を再編集しています

 

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小野俊郎(おの・としろう)


1967年生まれ。日大チャートリュース→ダイワ精工、と名門をくぐり、バスプロとして活躍。1998年にはJBワールド年間チャンピオンを獲得。その後、加藤誠司氏とジャッカルを立ち上げ、現在は代表取締役社長

ジャッカル  https://www.jackall.co.jp/ 

こちらの記事は 「俺たちのヘビロテBASSルアー大全」に掲載されています。バスプロ、ルアービルダー、釣具店の方々が自信を持っておすすめするヘビロテルアーを忖度なしで大掲載!!!本当に釣れるルアー教えます↓↓↓

 

 

カバークランキングを学んだクラップシューター

 

 バイブラシャフトがスピナーベイトの釣りを小野俊郎に教えたように、カバークランキングを学んだのは、このクラップシューター。大学2年生だった。「これも当時よく行っていたシャローマッディー、牛久沼、印旛沼で活躍していたルアー。とくに、秋になって水温が低くなってくると、水深のあるオダとか、枯れたアシの先端とか、そういうところを根掛からないで使えましたね。これも入れ食った記憶があります。クラップシューターの特徴は、ほかのクランクベイト以上にカバー回避性能が高い。枝とかオダにぶつかった瞬間にきっちりとヒラを打って避けてくれる。

 

ワッパーストッパー/クラップシューター

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浮力のある、ロングボディーのクランクベイト。リップは今でいうスクエアビルである。潜行深度は50cmほどで、牛久沼などのシャローマッディーにマッチした。ホッパーストッパーという呼び名のほうが一般的かもしれないが、アメリカ赴任経験もある小野さん流はワッパーストッパー。のちにヘドンに買収された

 

 スピナーベイトは巻きもののなかで何よりも効率的にカバーを探れるルアーだけど、クラップシューターはクランクベイトのなかで最もカバーに強いルアーのひとつ。普通は引っ掛かっちゃうようなところもすり抜けてくれるから、カバーの中を通すクランキングを覚えました。そして、スピナーベイトでは釣れないバスがクランクベイトに反応することも知った。まあ、無限に釣れたよ。ひとつのオダで10尾くらい出てくる。投げては釣れ、投げては釣れ永遠に釣れ続くような感覚。水中の枝にコリンコリンと当てて、食うぞ、食うぞ……食った! みたいな。カバーへの当て方とか、かわし方とか、カバークランキングに必要な動作をものすごく教えてくれたよ」

 

 そんな優れたカバークランクなのだが、今ではこうした細長いタイプのクランクベイトはほとんど見かけなくなったように思う。

 

DビルシャッドSR=タイトな動きのクランクベイト

 

 「今のルアーでいうと、DビルシャッドのSR。これなんか基本的に同じ使い方なんだよ。シャッドという名だけど、タイトな動きのクランクベイト。それが日本のフィールドにマッチしたのか、プレッシャーがかかった状態でも魚を連れてきてくれる。今は、時代が廻り巡ってシャッドをクランクベイトのように巻いて使うようになった。それがまさにこのDビルシャッド。カバーのすり抜け性能に特化したシャッドなので、昔、クラップシューターで釣っていた時と同じようなシチュエーション、同じような使い方ができる。シャッドのなかではアクションが強くて、よりクランクベイトに近い存在だね」

 

ジャッカル/Dビルシャッド55SR

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かつては、低水温期にポンプリトリーブ的なスローな使われ方が多かったシャッドだが、これはカバークランキングに対応する攻撃的なシャッド。SRの潜行深度は0.8~1mで、クラップシューターと守備範囲も重なる

  

 素人目には、ファットで浮力があったほうがカバーには強いように思えるが……現実にはそうとも限らない。 

 「バランスだよ。絶対に。アクションの質だったり、リップとフックの位置関係だったり、複合的な要因で決まる。当然、浮力があるほうが回避能力は高いのだけど、それだけではない。あと、これはマニアックな話になるんだけど、カバーへの当て方の強さによって食ったり食わなかったりする。クラップシューターやシャドラップもそうなんだけど、浮力の強いファットなクランクよりも当たり方がナチュラルなんだよね」

 

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