関和さんは水温の移り変わりに応じてねらい方を変える必要があるという。今回は「7℃未満の厳冬期」についてです。
水温7℃未満なら中層引きが◎
サイト・ビー=まとめ
関和学さんが冬の霞ヶ浦のオカッパリでオススメするのがシャッドを巻く釣りだ。なぜこのルアーが効くのか。どんなエリアで巻けばいいのか。
関和さんは水温の移り変わりに応じてねらい方を変える必要があるという。
前回は水温「12℃~10℃の下降期」と「10~9℃の安定期」を解説した。
今回は「7℃未満の厳冬期」についてです。
※この記事は2014年1月号に掲載された「オカッパリで行こう! 第73歩」を再編集しています。
7℃未満でますます高まるシャッドの優位性
前回は冬を3つの時期にわけたうちの「12℃→10℃」、「10~9℃の安定期」を解説した。最後のひとつ、「7℃未満の厳冬期」では、ますますシャッドの優位性がハッキリしてくる。強波動系クランクは、多くが浮力が強いので、スローリトリーブでは引きたいレンジに到達させることさえ難しいからだ。
12月下旬になったらいよいよ浅い中層での繊細なリーリングゲームが幕を開ける。常時ボトムノッキングを意識してきたそれまでの巻き方とは異なり、ここからは基本が中層で、高さのある障害物あるいはボトムの凸部に時おりヒットさせる巻き方が主流になる。理由は、7℃の表層や浅いレンジにいるバスにターゲットを絞るからだ。ボトム付近に沈んだ冷たい水の層にいるバスは、仮死に近い状態であるため、ルアーに反応させるのが極めて難しいうえに、頑張って口を使わせても小さくて真っ白だったりする。それなら、少しでも温かい層にいるアクティブな個体が食いやすいように、サーモクラインの上にきちんとルアーを通し続けるほうがいいという割り切りだ。
エリアは、環境の安定した閉鎖水域や強すぎるカレントが当たりにくい場所がよくなる。また、北西の季節風が大きなマイナス要素になってくるタイミングでもあるので、「荒れにくい」ことも重要だ。前回も解説したとおり、霞ヶ浦水系の最下流域である水郷エリアは好条件を備えたスポットが多い。閉鎖水域であり周囲の土手によって季節風から守られている横利根川や与田浦は安定感が魅力的。しかし、人気スポットゆえハイプレッシャーへの対策と覚悟が必要になる。一方、北利根川や常陸利根川といったエリアはボディーウォーターに面しているため、釣行当日に荒れていないことはもちろん、その前日や前々日が穏やかな日並みであることも重要だ。つまり非常にタイミングを選ぶ。こういったエリアでは、バスの避難場所になる消波ブロック帯の上やブレイクショルダー、または消波ブロック帯に隣接したフラットとその沖のブレイクショルダーにシャッドを通していく。
与田浦。冬はアングラーが頻繁に歩くので、護岸の上にかぶさった草はキレイにかき分けられている。秋(11月7日の取材時)は一部歩きにくい箇所があった。これはチャンス
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次回はさらに詳しい釣り方を紹介したい。
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2017/11/17