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編集部2022年2月25日

特効! センドウタカシさんのチューン遍歴【おすすめ編】

ブラックバス Basser バス釣り センドウタカシ

釣りに行くのを躊躇してしまうこの時期、タックルをいじりながら春に備えている方も多いのでは? そこで、簡単にできて効果のあるチューンと、若気の至りだったちょっと残念なチューン、オススメ小物もご紹介します!

過去の成功例から残念パターンまで!

センドウタカシ=文

この記事は『Basser』2022年3月号チューン特集号に掲載したものを再編集しています。Basserのバックナンバーは定期購読をお申し込みいただくとデジタル版バックナンバーが4年分以上読み放題! 詳しくはこちらをどうぞ

 釣りに行くのを躊躇してしまうこの時期、タックルをいじりながら春に備えている方も多いのでは? そこで、簡単にできて効果のあるチューンと、若気の至りだったちょっと残念なチューン、オススメ小物もご紹介します!

semdou

センドウタカシ

1974年生まれ。鳥取県生まれ、愛知県在住。本誌人気連載『A HARDDAYS NINJA』でおなじみのルアー・マニア。自身監修のモデルを発表するなど、ビッグベイトに対する造詣はなかなかのもの。バスボートとトーナメントをこよなく愛する本格派でもある。琵琶湖を中心にガイドも行なっている。

現代のルアーは優秀なのでいじり過ぎに注意!

 今回のテーマは〝ルアーチューン"でございます。皆さんは、ルアーチューンってされますか?

 自分は、イメージに反し(?)、ルアーチューンはあまりいたしません。厳密に言うと、ルアーじりやチューンは大好きだけど、こと釣果を求めるうえでは、手の込んだチューンの必要性をあまり感じていない、ということになります。

 その理由は、過去に散々ルアーをいじくり回してきた結果、「手間を掛けた割に釣果に反映されないな」と思うケースが多かったからです。

 とくに自分でルアーをデザイン・プロデュースするようになり、ルアーの物理的な要点がなんとなく見えてきてからは、そこまで大掛かりなチューンをすることはほとんどなくなりました。ルアーチューンがテーマなのに、夢も希望もない話で申し訳ありません……。

 とは言え、すべてのルアーを吊るしのドノーマル状態で使うかというと、決してそういう訳ではなく、自分の望む性能のために必要なチューンは行ないます。もちろん、遊び心で無駄にいじり倒すこともあります(笑)。

 ただ、現在発売されているルアーは総じてクオリティーの高いモノが多いので、ノーマルの状態やほんのちょっと手を加えるだけで、機能的にも性能的にも満足できてしまうというのが実際のところ。下手にいじると本来のポテンシャルを発揮できなくなることもあるので、昔に比べるとルアーをいじる必要性は減ったと言えるかもしれませんね。

 自分自身、これまでの釣り歴の中で、たくさんのチューンをし、たくさんの失敗を繰り返してきました。読み物としてはその膨大な失敗例を並べたほうが面白いと思うんですが、今回は、「ルアーチューンしたことないです」という皆様のために、簡単にできて効果のあるチューンを中心にご紹介させていただきたいと思います。

おすすめチューン1:バズペラスワップ

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 JBトーナメントに出ていたとき、大会で使用可能なバズベイトの選択肢の少なさに悩まされたことがありまして……。で、FECO対応のルアーにほかのペラを移植して使ってみると、もともとの物より操作性も上がり、30分でリミットメイクできるなど、戦闘力UPも実感。それから、いろんなバズベイトをバラしては組み直し、自分だけのセッティングで楽しんでます。ちなみに、一番のお気に入りペラはスイッチバズ(スミス)のもの。どのバズと組み合わせても、いい仕事してくれますね

おすすめチューン2:ジャークベイトのフェザーフック換装

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 極めてベーシックなライトチューンではありますが、知らない人のために紹介させていただきます。ジャークベイトにおけるフェザーフックの効果は何でしょう? フックポイントが隠せる? 見た目や動きにナチュラルさが生まれる? いやいや、それもあるかもしれないけれど、一番の効果はダート時のスライド幅を抑えることができること。魚の動きが鈍い低水温期などは、とくにその効果を実感できます。ぜひ試してみてください

おすすめチューン3:ジャークベイトのウエイトチューン

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  やり込んでいる人にとってはごく当たり前ですが、意外とやってる人が少ないのが、ジャークベイトのウエイトチューン。ウエイトチューンというと、単に浮力調整をイメージする方も多いと思いますが、ジャークベイトに関しては水中での浮き姿勢や動きの質をコントロールするという意味合いも大きいです。ジャークベイトって、動きや姿勢がほんの少し違うだけで、バスの反応が大きく変わってきます。いろいろ試して、釣れるセッティングを探し出してください!

おすすめチューン4:スプリットリング2連結

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 トラウトやナマズなどでは一般的なんですが、バスではあまり見かけないのが、スプリットリングの連結。メリットは、ショートバイトを拾いやすくなることと、バラシが減るということ。自分はトップで多用しますね。ルアーによってはバランスが崩れたり、フック同士やラインとの絡みも出てくるので、何でもかんでも連結すればいいという訳ではないですが、「ノリが悪いな……」「なんだかバレるな……」ってときは、試す価値大アリですよ

おすすめチューン5:バイブレーションのダブルフックチューン

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 バイブレーションの根掛かり対策として一般的なのがダブルフックへの交換。さらにフロントフックを外してやることで、根掛かりを大幅に減らすことができます。根掛かりの多いゴロタ場などでは、その差は歴然。巻きの釣りではフッキング率が下がるような気もしますが、ボトムズル引きやリフト&フォールであれば、このセッティングでも普通に掛かるのでご安心を。標準装備のフックよりもひと回り大きいサイズのフックを付けるのがキモです

おすすめチューン6:リップ削りチューン

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 まともに泳がなくて即廃盤となった復刻版・ボージャック(写真)を、きちんと泳ぐようにするためにリップを薄く削ってみたら、想像以上にキレッキレの動きになって驚嘆した、というのがコトの始まり(笑)。それ以来、動きがショボいルアーのリップを薄く削るというのは、自分の定番チューンとなりました。100%成功するわけではないけど、ハズれだと思っていたルアーが生まれ変わることも多いのでボックスの中で眠っているB級在庫で試してみて下さい!

 

 

 

 

 

 

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