釣りに行くのを躊躇してしまうこの時期、タックルをいじりながら春に備えている方も多いのでは? そこで、簡単にできて効果のあるチューンと、若気の至りだったちょっと残念なチューン、オススメ小物もご紹介します!
過去の成功例から残念パターンまで!
センドウタカシ=文
この記事は『Basser』2022年3月号チューン特集号に掲載したものを再編集しています。Basserのバックナンバーは定期購読をお申し込みいただくとデジタル版バックナンバーが4年分以上読み放題! 詳しくはこちらをどうぞ!釣りに行くのを躊躇してしまうこの時期、タックルをいじりながら春に備えている方も多いのでは? そこで、簡単にできて効果のあるチューンと、若気の至りだったちょっと残念なチューン、オススメ小物もご紹介します!
この記事の内容
- 現代のルアーは優秀なのでいじり過ぎに注意!
- おすすめチューン1:バズペラスワップ
- おすすめチューン2:ジャークベイトのフェザーフック換装
- おすすめチューン3:ジャークベイトのウエイトチューン
- おすすめチューン4:スプリットリング2連結
- おすすめチューン5:バイブレーションのダブルフックチューン
- おすすめチューン6:リップ削りチューン
- 残念チューン1:あごリグシャッド
- 残念チューン2:ハイドロホール
- 残念チューン3:ワームのバネ力UP
- 残念チューン4:スーパーウルトラ激辛ポーク
- 残念チューン5:ソフトボディークランク
- チューングッズ1:ティアドロップスプリットリング(カルティバ)
- チューングッズ2:ペイントマーカー
センドウタカシ
1974年生まれ。鳥取県生まれ、愛知県在住。本誌人気連載『A HARDDAYS NINJA』でおなじみのルアー・マニア。自身監修のモデルを発表するなど、ビッグベイトに対する造詣はなかなかのもの。バスボートとトーナメントをこよなく愛する本格派でもある。琵琶湖を中心にガイドも行なっている。
残念チューン1:あごリグシャッド
ハードルアー縛りのロケの際、シャッドを岩盤エリアに落とし込んだり、ディープでズル引きさせたくて施したチューンです。それなりには釣れましたが、非常に中途半端な感じでしたね(笑)。ただ、ハードベイトならではのクイックな動きはワームには出せないので、そこを突き詰めれば、シャッドキャロのように、ひとつのパターンを構築できるポテンシャルはあるかもしれません
残念チューン2:ハイドロホール
バスブームのころ、リョービのハイドロクランクという、リップに穴が開いているクランクベイトがあったんです。あるときどこかの大学の研究で、その穴(ハイドロホール)が生む水流によってバイトが増えたという記事が雑誌に載ってて、「そりゃすごい!」と、手持ちのクランクのリップに穴をあけまくったことがあるんです。……が、しかし。本家のハイドロクランクはよく釣れるルアーでしたが、自分の作ったパチ物は、ことごとくクズでしたね。高い勉強料でした
残念チューン3:ワームのバネ力UP
ワッキーリグで、とにかくバネ感のある動きを出したくて思いついたチューンです。ストレートワームの芯にギターの弦(オススメは2弦)を突き刺すだけと非常に単純なんですが、キレイに作ろうとすると結構な手間を要すのが問題。バストリックスなどの中空ワームだと作るのも楽なんですが、今や、その手のワームも入手しにくいですからね……。効果は実感してるんですが、作る手間と天秤にかけて、ボツになりました(笑)
残念チューン4:スーパーウルトラ激辛ポーク
その昔、ロッド&リールという雑誌で、「タバスコ漬けのワームが釣れる!」的な記事がありまして、そこからインスパイアを受けて、デスソースや、その何倍も凶悪な香辛料にワームやポークを漬け込みまくってみたんです。実際、スコビル値(辛さの指標)が高いほど効果が大きかったんですが、漬けるときは手が火傷みたいに痛いし、飛び散った汁が目や口に付いたら、それこそ、まさに阿鼻叫喚。最強にして最凶のチューンなので、自分はもうやりません……。試したい人は自己責任でお願いします
残念チューン5:ソフトボディークランク
アシ原やブッシュ周りなどでもノーストレスなクランクを作ろう! ということで、クランクベイトのボディーとフロッグのボディーを融合させてシングルフック仕様にしてみました。が、使用感はいいもののとにかくフッキングが悪すぎる。その後、海外のメーカーから、同じコンセプトのソフトボディークランクが発売されましたが、これまた大ハズししていましたね。結局、横着せずにキャスト技術を上げるほうが重要という結論で、この企画もポシャりました(笑)
チューングッズ1:ティアドロップスプリットリング(カルティバ)
結ぶ方向を変えるだけでラウンドとV字の接点を使い分けることができる、優れものスプリットリング。とくにオススメなのが、ミノー、ジャークベイトとの組み合わせ。巻きはラウンド、ジャークはV 字と使い分けることで、ルアーのポテンシャルをより発揮することができます
チューングッズ2:ペイントマーカー
ちょっとしたカラーチューンで重宝する油性マーカー。いろいろ試したなかで、現時点でもっともオススメなのが、パイロット社製のVスーパーカラーとツインマーカー、GSIクレオス社製のガンダムマーカー。いずれも発色がよく重ね塗りも可能で、定番のマッキーなどと比べて色持ちがいいのが特徴。色数も多いので、好みの色も見つかるはず