編集部2019年7月9日

タチウオ釣りスタートガイド/仕掛けとエサの選び方

タチウオ 船の釣り 魚種別釣りガイド

近年、東京湾をはじめとする各地の船釣りで人気を博しているのがタチウオ釣りだ。とくに夏のタチウオ釣りは浅めの水深をねらうため、使う道具は軽めの仕掛け用のライトタックルでOK。

小型の数釣りが夏タチの特徴だが、三石さんはメーターきっかりのドラゴンもばっちりキャッチ

ライトタックルで気軽に挑戦できる船釣りターゲット

写真と文◎編集部


近年、東京湾をはじめとする各地の船釣りで人気を博しているのがタチウオ釣りだ。
とくに夏のタチウオ釣りは浅めの水深をねらうため、使う道具は軽めの仕掛け用のライトタックルでOK。
今回は、年間釣行日数150~200日、本誌にも連載を持つ三石忍さんにタチウオ釣りを解説してもらいました。


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タチウオ釣りの道具と仕掛け


 7月初旬、三石さんのホームである千葉県富津川崎丸に乗船した。タナは30~40mが中心だが高活性時は5~15mの極浅ダナでも釣れる。夏は小型の数釣りが特徴だが、指4本クラスの良型も混じるし、メーター超のドラゴンも出る。日並がよければ中級者で30尾超の大台も珍しくない。が、トップとスソで天国と地獄ほどの腕の差が出る。ちなみに三石さんのレコードは134尾と凄まじい。

 サオはライトゲームモデルの6:4もしくは7:3調子。小型両軸受けリールにPE1号を200m、オモリは30号が標準。シンプルな片テンビン(腕長約30㎝)仕掛けにハリス7~8号を2m。ハリはケン付きのタチウオ専用#2/0。枝バリを推奨する船宿もあるが三石さんは「1本バリで1対1の勝負がしたい」と1本バリしか使用しない。

p 108-111 tackle

タチウオ釣りのエサの付け方


「タチウオ釣りはサバやコノシロの切り身をエサに使います。でも、切り身と思って使わないこと。タチウオが追い回すベイトに見せるんです。それにはエサ付けが一番大事! 端から刺して、センターを縫って、ケンにきちんと止める。縫い刺しをしてもカーテンみたいにRが出ないようにする。真っすぐ刺すことが最も重要です」

エサ付けの要点 p 108-111 esa
b-1-2 切り身の頭(チモト側)の両端をカット。こうすることで動かした時の抵抗を軽減

b-3 b-4 切り身の端(身側から)ハリを刺すのがキモ。チモトより上に身を余らせると動き方が変になる

b-5 b-6 必ず身のセンターにハリが来るように縫い刺し。横から見てRが出ないようにまっすぐ付けること。要は回転しないエサ付けを意識

b-7 三石さんの切り身は大きめ。大は小を兼ねると話す

 ルアーのように魅惑的な動きを演出するには、エサが回転するような付け方ではまず釣れない。三石さんは「エサのこだわりは半端ないですよ」と言い、動きをよくするために切り身の形も厳選し、ハサミで形を整える。さらにはエサの味も重要視し、必ずマルキユー「アミノ酸α」を振りかける。アミノ酸は特に低活性時に効果を実感するというアイテム。

美味しい切り身の作り方 a-1 使用アイテムはマルキユー「アミノ酸α」

a-3 皮の変色を防ぐため身側にアミノ酸αを振りかける。切り身10~15本でアミノ酸α1袋が振りかける量の目安

a-4 粉を振りかけたところで身をひっくり返す

a-5 皮側を表にしてアミノ酸を身に浸透させる

この記事は月刊『つり人』2017年9月号でも読むことができます

三石忍(みついし・しのぶ)
年間釣行日数は150~200日。タチウオ、フグ、ヒラメ、カワハギなど海の船釣り全般が得意。月刊『つり人』の人気連載『三石忍の船釣りテンポUP!』『沖釣りライトオン!』の講師も務める

人気13魚種の基本とコツを三石忍さんが徹底解説!
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国内で唯一の総合釣り雑誌、月刊『つり人』誌上にて、2016年から現在まで掲載されている、女性プロアングラー・三石忍さんの船釣りテクニック解説を単行本化。当代のアングラーの中でも、男女を通じて人気・実力ともにトップクラスと誰もが認める〝忍ねえさん〟の船釣りノウハウや考え方を、初めて1冊に収録しています。理論を分かりやすくする、仕掛け図や釣り方イラストも豊富に掲載。東京湾、相模湾、千葉外房、駿河湾での四季折々の釣りものに、関西で圧倒的な人気を誇る大阪湾のテンヤタチウオの釣りも加え、掲載魚種は、タチウオ、カワハギ、ヒラメ、マダイ、アジ、イシモチ、メバル、マゴチ、アマダイ、アオリイカ、マダコ、ショウサイフグ、キンメダイの13種。ビギナーには分かりやすく、ベテランにも目からウロコの上達のヒント満載で、海釣りの楽しさを知りたい、深めたいすべての人に見逃せない1冊です。


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2019/7/9

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