<img height="1" width="1" style="display:none" src="https://www.facebook.com/tr?id=170559842213036&amp;ev=PageView&amp;noscript=1">
編集部2021年10月29日

海のルアー釣りに必要なタックル:装備と安全対策編

アジ メバル アオリイカ シーバス-海 知らなきゃ困る超基本

 

 

ターゲット、使用ルアー、シチュエーションに合わせた適切なタックル(釣具)を揃えることが、釣果を出すための第一歩である。

ロッド、リール、ライン、ルアー、そして釣りをするうえで必要な基本の道具

写真&文◎新保明弘 写真◎つり人オンライン 
※この記事は『海のルアー釣り入門』(新保明弘著/2014年出版)を再編集したものです

 ターゲット、使用ルアー、シチュエーションに合わせた適切なタックル(釣具)を揃えることが、釣果を出すための第一歩である。

 

フローティングベストは主に2種類

best-1
フローティングベスト(固定式)

 フローティングベストは主に2種類海のルアーフィッシングで、最も危険なトラブルは落水だ。落水から身を守るために必ず着用しなければならないのは、フローティングベストである。これはロッドやリールなどのタックルと同じく必需品と理解してほしい。

 基本的にフローティングベストは2種類ある。1つはベスト内部の発泡素材で落水時に身体が浮く構造の固定式。もう1つは、内蔵ガスボンベのガスで内部の袋を膨張させて浮力を得る膨張式。これは落水時、自動で膨らむ自動膨張と、自分でひもを引っ張る手動膨張がある。

タイプ別の利点と欠点

jaket-1
フローティングベスト(膨張式)

 フローティングベストは、固定式、膨張式、それぞれに利点と欠点がある。自分が行なう釣りのスタイルやフィールドの状況で、適したものを選択する必要がある。

固定式の利点は、ポケット等が複数配置されているので収納力があり、タックル以外は持ち歩かなくてもよいことだ。また、発泡素材は万が一の転倒時に体幹を衝撃から守ってくれる。したがって磯やゴロタ場などで選択するのが常識である。

 欠点を挙げると、着用時にかさばり動きにくい、夏は暑さや蒸れで不快感があるなどだが、最近の製品はこれらの点が軽減されているものが多い。着用時の注意点としては、前のファスナーとロックは確実に行ない、股ひもをしっかりと装着すること。体幹をベルトで固定するタイプは同じくしっかりと固定する。落水時、上に脱げてしまっては意味がないのである。

 膨張式は、コンパクトなので着用していても動きやすく、不快感が少ない、ロッドアクションなどの妨げになることも少ないなどの利点がある。

 欠点としては、落水の際に強く岩などにこすったり、誤ってフックが刺さるなどして傷ついてしまうと、空気が漏れて浮力を確保できなくなくなる。また手動式の場合、落水でパニックや気を失ってしまうとひもを引けず、機能を発揮できないことが考えられる。したがって防波堤や船釣りでの着用がお勧めである。

 膨張式は、一度膨張させたり、ガスボンベの使用期限が過ぎたら交換しなければならない。その場合、自分でボンベを交換することも可能であるが、出来る限りメーカーで点検、交換してもらったほうが確実である。メーカーに直接問い合わせるか、釣具店に問い合わせるとよいだろう。

足周りの装備、ブーツとウエーダー

wearder-1
ウエーダー(ブーツフィットタイプ)

 足周りの装備として準備しておきたいのはブーツ、いわゆる長靴と、水にある程度浸かって釣りをするウエーディングのために必要なウエーダーだ。ブーツについては、少しの波しぶきや、砂や砂利などがシューズ内に侵入してくる可能性のある釣り場、また船釣りなどで着用する。

 ウエーダーは、靴と一体化したブーツタイプと、ウエーダー本体とウエーディングブーツ(靴の部分)が分かれているセパレートのストッキングタイプがある。

 ブーツタイプは一体型のため、脱着しやすいのが利点。ストッキングタイプはフィット感に優れ、移動する際に動きやすい。

サーフや河口域ではブーツタイプ、磯やゴロタ場で釣りをするのであれば、ストッキングタイプを選択することをお勧めする。

 足周りの装備でもう1つ重要なのが、靴底のタイプである。海辺は海藻などが付着して滑りやすいことが多い。磯場ではスパイク、波を被り海藻が生えているような防波堤やゴロタ場ではフェルトスパイクがお勧め。しかし、乾燥した平らな防波堤ではスパイクが利かない場合があるので注意が必要。多少高価だが各メーカーからマジックテープ方式で靴底を替えられるタイプが出ているので、こちらを選択するとよいだろう。

buuts-1
ブーツ

weadingshooz-1
ウエーディングシューズ

その他の必要アイテム

●キャップ
日差しはもちろん、頭部を衝撃から守ってくれる。

cap-2


●偏光グラス
水面の反射を抑え、見えやすくするとともに、目を衝撃から守ってくれる。

grass-1


●ヘッドライト
これがないと夜釣りが成り立たない。メインで使うものと、万が一故障した時のために予備を持っておくとよい。

right-1


●プライヤー 
魚からフックを外したり、釣り場でフックを交換する際に使用。ルアーにはハリが多く付いているため素手で外すことは絶対に控えたい。

praiyer-1


●フィッシュグリップ 
小型魚を直接挟むものと、アゴを挟むものがある。激しく暴れる魚や、トゲがある魚に使用する。

fishgrip-1


●玉網、ランディングネット 
足場の高い所では柄が伸びる玉網、ウエーディングなどでは柄の短いランディングネットを用意する。フローティングベストに装着できる製品もある。

tamaami-1


記事検索

  • 検索フィールドが空なので、候補はありません。

月刊つり人 最新号

つり人 2020年5月号

列島をゆるがすコロナウイルス。けれども、日増しに暖かくなる春の日を、じっと家にこもって過ごすのはやっぱり体によくない。その点、手軽な海の釣りは、風も気持ちよく、大人も子どもも、思い切り深呼吸しながら時間を過ごせる。ウミタナゴ、メジナ、クロダイ、カレイ、アオリイカ、カサゴ……。元気な魚たちが泳ぐフィールドで、がんばろう、ニッポン! そのほか、3名手の渓流解禁レポート、里川で見つかる美味しい道草、みちのくタナゴ旅など旬の釣り満載でお届け。