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編集部2021年9月28日

ビッグベイトでシーバスを釣るために!おすすめタックル&アイテム選び・前編

シーバス-海 海の岸釣り 魚種別釣りガイド

デカいルアーを投げてシーバスを釣りあげる。そのために必要なタックル選びのポイントを解説!

ビッグベイトでシーバスを釣るために必要なロッドやリールをご紹介します

解説◎佐藤宏憲 

デカいルアーを投げてシーバスを釣りあげる。そのために必要なタックル選びのポイントを解説!

この記事は2021年秋に出版された「SEABASS Life NO.10 秋号」に掲載したものを再編集しています。

 

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さとう_ひろかず 

シーバスタックルのストック量、湾奥エリア随一!とも称される上州屋東陽町店のシーバス担当。釣れる釣りを優先するというシーバスアングラー。自身もビッグベイトの釣りに精通。タックル選びやルアーセレクトのアドバイスに定評がある

 

この秋、ビッグベイトに挑戦したい方にアドバイス!

 

 通常のシーバスゲームで使うルアーは7〜9㎝クラス。大きめのルアーの使用頻度が高くなる秋でも、一般的な釣りで使用されるのは12cm前後だろう。重さにすると10〜20gというのが定番だ。ところが、昨今、大型のルアーを使用するビッグベイトの釣りがシーバス業界でもブームの最中。 15cm以上のサイズで、40gを超えるウエイトのルアーも続々とリリースされている。そこまで使うルアーのサイズ感が異なれば、当然、そのルアーを扱うタックルも、そこに合わせる必要が出てくる。ロッドやリール、ラインにフックなども、そのルアーに適合するモデルが欠かせない。

 

 「ひと口にビッグベイトとは言っても、その大きさは多彩。一般的には56g以上のモデルを指すと思いますが、もっと重いモノでは270gなんてモデルもあります。はじめは驚くようなサイズですが、一度でもビッグベイトで釣る感覚を知ると、それが普通に見えてくるのも事実です。ただ、いきなり100g以上のビッグベイトというのも抵抗感があると思うので、まずは小型とされるモデルから慣らしていくのがオススメです」と上州屋東陽町店の佐藤さん。

 

 一度、釣れる感覚を得てしまうと、どっぷりとハマる魅力を秘めたビッグベイト。この釣りに挑戦するために必要なタックル選びについて、解説いただこう!

 

ビッグベイトの定義とは

 

一般的には2オンス以上がビッグベイト

 先にも述べたが、ビッグベイトと言っても、そのサイズは実に多彩。この先、タックル選びの基準を明確にするためにも、その定義や基準を設定しておくべきだろう。「基準となるのが2オンスですね。グラム換算で56g。ルアーで言えば、ガンクラフトのジョインテッドクロー178Fが178㎜、56gで、その基準になると思います」と佐藤さん。通常サイズのルアーを使っている感覚からすれば、ジョイクロでも大きく感じるが、その世界では、まだまだ、このサイズは序の口らしい。「とはいえ、あまりに大きくて重いサイズは入門的ではないですよね(笑)。まずは、40~80gで16~20㎝くらいからビッグベイトの釣りをはじめるのがオススメだと思います」

 

seabass-big-bait-nyumon (2) 一番下にあるのがビッグベイトの基準となるジョインテッドクロー178F 。一番上は最大級のバラム300。このクラスになるとジャイアントベイトの領域だ

 

ビッグベイトオンリーの釣りならおすすめは専用ロッド

 

シーバス専用か怪魚遠征用から選ぶのがベター

 「本格的にビッグベイトの釣りをやってみたいと言うのであれば、やはり専用のロッドが欲しいところです。まず、スピニングかベイトか?という部分ではルアーのウエイトが上がれば上がるほどベイトタックル一択になってきます。なので、オススメはベイトロッド。現実的な選択肢としてはシーバス用か怪魚用というところになります。そして、もうひとつ選ばなくてはならないのがボート用か岸釣り用か。あくまでも基本ですがボート用なら5フィート後半~ 7フィート以下。岸釣り用なら7 ~ 9フィート以下が基準ですかね。そこからトップウォーターがメインなら7フィート台。ジョイントベイトがメインなら8フィート台がオススメ。ちなみにデイゲームは8 割がトップ、ナイトゲームの8 割がジョイントベイトの釣りになります」

 

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seabass-big-bait-nyumon (4) ビッグベイト用のベイトロッドはシーバス専用か怪魚用から選ぶのが一般的だ。「上のシマノのワールドシャウラは遠征&怪魚用。シーバスのビッグベイト用には4~5番のパワーのモデルがよいと思います」。左はダイワのラテオ73HB 。2オンスまでの使用なら、MAXルアーウエイトが60なのでOKだ

 

プラスαのビッグベイトなら強めのスピニングでもOK

 

たまにビッグベイトならスピニングのMHクラスも可

 ビッグベイトオンリーの釣りではなく、通常のルアーを使いつつ、コノシロの群れに遭遇したタイミングのみスポット的に17㎝クラスのルアーも投入してみたい……というスタイルなら、専用のベイトロッドにこだわらなくてもいい。「たとえばMHクラスのスピニングロッドをお持ちなら、それで50~60gくらいのルアーまでは何とかなるはずです。なので、ビッグベイトにこだわらず、効果的なタイミングだけ、大きめのルアーも投げる……というスタイルなら、強めのスピニングでもOKなんです」

 

seabass-big-bait-nyumon (5) 2オンスまでのビッグベイトなら扱えるスピニングロッドはある。ルアーローテーションの一角として使用するならその方法もあり

 

リールで大事なのはラインキャパ

 

4号で100m巻けるのが目安

 ビッグベイト向きのベイトリールで最優先されるのはラインキャパだという。「ビッグベイトの平均ウエイトが100g前後とした場合、ベイトリールに巻くラインはおおむね4号。これを100mほど巻けるというのがベイトリール選びの目安になります。そのなかで、入門者~中級者オススメなのが、新しく出たシマノのスコーピオンMDか、エクスセンスDC SS 。ギア比は基本的に高めが使いやすいのでHGやXGといったモデルがよいと思います」

 

スコーピオンMD301XG

seabass-big-bait-nyumon (6)ビッグベイトの使用に照準を当てた新モデル。4号180m 、6号で120mというラインキャパ。シマノの300番クラスでコスパが高いのも魅力

 

エクスセンスDC SS HG

seabass-big-bait-nyumon (7)エクスセンスのハイコスパモデル。16㍀(4号)で85mのラインキャパ。ビッグベイトにかぎらないベイトタックルシーバスに向く人気のモデル!

 

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