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編集部2021年12月16日

ビッグベイト+ディープトレーサーでねらう北海道・室蘭のカジカ釣り 前編

カジカ 全国おすすめ釣り場 北海道 NorthAnglers

大食漢のカジカに対して、大きなルアーが効くのは分かっていても、潜行深度や沈下速度などの面からハードルアーはイマイチ使いにくかった。が、それを解消するアイテムが「ディープトレーサー」。ユニークなビッグベイトゲームでカジカを釣ろう!

大食漢のカジカ(ケムシカジカ、マカジカ)にはビッグベイトが有効!

Photo & Text by Takanori Nakagawa

 大食漢のカジカに対して、大きなルアーが効くのは分かっていても、潜行深度や沈下速度などの面からハードルアーはイマイチ使いにくかった。が、それを解消するアイテムが「ディープトレーサー」。ユニークなビッグベイトゲームでカジカを釣ろう!

 

北海道のカジカにはビッグベイトが効く!

 初雪の便りが届く頃、釣り人の話題に上がるのがカジカだ。寒くなると温かい鍋が恋しくなるが、ロックフィッシュアングラーなら釣ったカジカをいただくのが一番。なかでもケムシカジカとマカジカは美味で、室蘭港はどちらも釣れるフィールドとして人気だ。

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吉野崇憲さん。埼玉生まれの函館育ち。子どもの頃から釣りを楽しみ、就職で室蘭に越してからはロックフィッシュがメイン。千葉に赴任中は毎晩のようにシーバスやヒラメをねらい、ビッグベイトの釣りにハマっていた

 

 釣り方は古くからイカゴロを使うエサ釣りが知られているが、近年はワームを使ったロックフィッシュ・スタイルでねらうアングラーが多い。室蘭市在住の吉野崇憲さんもその一人だが、ただ釣るのではなく「ビッグベイト」と呼ばれる大型のハードルアーを愛用している。

 口が大きく悪食なカジカには「ビッグベイトがマッチしていて、アプローチの仕方で釣果は大きく変わります」と言う。パターンをつかめば連続キャッチも珍しくないが、そうでなければバイトすらないことも……。11月中旬、吉野さんに同行し、ビッグベイトの釣りを拝見した。

ビッグベイトをカジカのいる水深まで送り込む「ディープトレーサー」

 夕マヅメにエントリーしたのは水深10m以上ある崎守埠頭。「とにかく目立つルアーでアピールすること、それとバイトしやすいようスローに誘うことが重要」と吉野さん。今回はテンビン仕掛けを思わせる、ワイヤーとタングステンシンカーを用いた『ディープトレーサー』というアイテムを用意していた。

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左が、取材時に活躍したリューギ『ディープトレーサー』21g。右は、ワンナック『チョメリグ』12g。ディープトレーサーはワイヤーが太く張りが強い。そのため、ビッグベイトや小型のクランクベイトなどをディープエリアに届けるのに向く。チョメリグはパイプにラインを通して使うため、ワームや小型ルアーに向く

 

 これはワイヤーを介して下にシンカーが付属し、上にルアーを付けるシステム。これにセットすると、ルアーがフローティングタイプでも沈む。当初は壁際のアイナメを攻略する際に使っていたが、今ではカジカにも有効だと考えている。最初はルアーとのバランスで苦労したが、コツをつかんでからは調子がよく、壁以外でもビッグベイトによるボトム攻略が可能になったという。

 

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初日の夕マヅメ、風を避けられる崎守埠頭へ。水深が10m以上あり、ビッグベイトでスローに探るのは難しい。吉野さんは迷わずディープトレーサーを使った

 

ビッグベイト+ディープトレーサーの組み合わせ

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◎ルアー:ガンクラフト『ジョインテッドクロー改148F』パールライム バスの世界で圧倒的な人気を誇るビッグベイト。やや浮力をアップさせるため、フックは小さめの#4に変更。潮流に対してアップにキャストし、潮になじませつつ少しテール側が上がるくらいのスピードを意識して巻く。ボトムを這うように泳がせたく、ディープトレーサーのシンカーは潮が緩いときは14g、速いときは21gを選択

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◎ルアー:ダイワ『T.D.ダイビングミノー105SP』ゴーストヘリング 潜行深度約2.5mのサスペンドタイプのディープミノー。海で使うとフローティング気味になる。細身のシルエットゆえ、ディープトレーサーのシンカーは10gでも充分ボトムまで届けられる。潮流に対してダウンにキャストすると、デッドスローでもワイドなリップに潮流が当たり、自発的にアクションを起こしてアピールし続ける

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◎ルアー:ダイワ『モアザン モンスターウェイク 156F』モアザンイワシ これもフックを小さめの#4に変更。もともと浮力の高いビッグベイトゆえ、ディープトレーサーのシンカーは14gを選択。ヘッドの水受け面積が大きく、本来は水面直下で引き波を出して誘うタイプ。潮流に対してダウンにキャストし、ボトムをスローにリトリーブすることで、このルアーならではの強いウオブリングでアピールする

 

 

ビッグベイト+ディープトレーサーのタックル

 ロッドはベイトタイプの7フィート2インチで、重量級のルアーを操作しやすいバスのパワークランキング用。ラインはハードタイプのフロロカーボン14ポンド。ハードタイプは風が強くても張りがある分、ラインが直線的になりやすいのがよいそうだ。

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吉野さんのタックル。ロッドはダイワ『スティーズ 721MHFB-LM』、リールは同『スティーズ SV TW 1016SV-HL』、ラインはクレハ『シーガー R18 フロロリミテッドハード BASS』14lb

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◎使用ロッドの特徴
ベリーからバッドにかけてのパワーは『スティーズ』シリーズで最も強く、ヒット後は素早く根から引き離すことができる。バスロッドのなかでは最軽量クラスで、終日振り続けても疲労感が少ない。バイトを弾きにくいローモジュールティップも特徴だ

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◎なぜ、ノーマルギア?
高ギア比が人気のなか、あえてギア比6.3のリールを愛用。それはリーリングによるスローアクションを繊細に、かつ連続で行ないやすいため。ロッドでスローにサビく方法もあるが、ロッドを戻すときにスラックが発生し、「アクションが途切れてしまうのが難点」と言う。ギア比が低いとリーリング時のバイトも感じやすいメリットがある

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必携アイテム。ハードルアーはフックがむき出しのため、壁に付着する貝などに引っ掛かりやすい。根掛かり回収機は必ず持ち歩く

 

 ラインの先に結ばれているのは、『ジョインテッドクロー改148F』とディープトレーサー14gの組み合わせ。まずは潮流に対してアップにキャストし、潮になじませつつボトムまで沈める。その後は、テール側の浮力を保ちつつ、シンカーがボトムを這うようなスローリトリーブを心掛ける。

 1キャスト目は反応がなく、続くキャストでは20cmほどリフトするようにアクションを加えながら探る。タングステンシンカーが「トーン・トーン」とボトムにタッチするのを手もとに感じていると「グググッ」とバイト。カジカの場合、直線的な横の誘いより、上から落ちてくるものに反応がよいらしく、縦のアクションが奏功したようだ。難なくキャッチしたように見えが、14gでは軽くてコントロールしにくくかったそう。

 

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開始早々、崎守埠頭でキャッチした35㎝ほどのケムシカジカ(地方名:トウベツカジカ)。タダ巻きで反応せず、20cm程度のリフトアクションを加えてヒット。シンカーがボトムにタッチした瞬間にバイトが伝わった

 

「水深が10m以上あるうえ、風が強いのでラインがたわみ、ボトムタッチが分かりにくい状況でした。時々リールを巻きながらラインを張り気味にして、やっと着底が分かった感じ。運よく釣れましたが、次は21gに替えます」。 21gにすると着底は明確になったが、ボトムがゴツゴツした場所ではワイヤーが先に当あり、タングステンシンカー特有の「カンカン」という金属的な感触が半減する。とはいえ、ワイヤーが先に当たることでシンカーが跳ね上がり、根掛かりを回避しやすいのは利点。その後は1度バイトがあったものの、強風により1時間ほどで終了。翌日は好釣果が出ている沖堤に渡ることにした。



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