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編集部2022年12月29日

【シーバス】フィネスコノシロ? 東京で必携のランカーハンター/ペニーサックMOKKA

シーバス-川 シーバス-海 月刊つり人ブログ 編集部員のおすすめタックル

年々ルアーが大きくなるコノシロパターンに待ったをかけたい。ボリュームのある形状でアピールは強く、サイズは一口。東京湾必携の推しルアーを紹介したい。

ビッグベイトじゃなくてもねらえる! コノシロパターン!

文◎長島祐馬

 年々ルアーが大きくなるコノシロパターンに待ったをかけたい。ボリュームのある形状でアピールは強く、サイズは一口。東京湾必携の推しルアーを紹介したい。

 

筆者プロフィール

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長島祐馬/1994年生まれ、入社3年目。月刊つり人編集部に配属され、釣りに支配された生活を送る。フィールドワークは大好きだが、その後に原稿を書くのがいつまでたっても苦手。 得意な釣りというか歴が長いのは渓流のフライフィッシングとアジング。入社してから鮎や磯釣りが楽しい。

東京湾のコノシロパターン

 入社とともに関東へ引っ越してきてはや2年。同じ魚でも釣れるベストシーズンやパターンは今まで住んできた西日本とは異なるものもあり、当初は戸惑っていたが、やっと年間のシーズナルパターンが分かってきた。シーバスもそのひとつ。

 特に東京湾と言えばコノシロに狂うコノシロパターンが有名だ。20cmを越す大きなコノシロを捕食している大型シーバスを狙ってデカいルアーを投げ倒す豪快な釣り。コノシロに狂うランカーシーバスにアングラーも狂ってしまうお祭り感がすごい。年々ルアーもデカくなっている印象があり、100gを超すルアーなんてマグロ狙いでしか使わないと思っていた。

 

ビッグベイトもいいけど……

 西日本にいた時、僕はその時々でよく釣れる魚を狙う釣りばかりしていた。春は渓流、梅雨はナマズ、夏はオフショアか源流、冬はアジングなどなど…。

 シーバスに限って言えばほとんど梅雨と秋しかやらなかった。落ちアユはコノシロみたく大型ルアーが活躍するパターンなので確かにビッグベイトも使って釣果も出したが、自分の中ではいまいちしっくりこなかった。

 理由は2つ。1つは単純に僕が非力で投げ倒すと疲れて飽きること。もう1つはタックルが強すぎてエラ洗いをしたスズキクラスを強引に寄せたら水面を滑ってきたこと。ここで、魚に対してタックルが強すぎて人に有利過ぎると気付いた。もちろん、そういう釣り方を否定しているわけではない。磯や激流の中の立ち込みなど動けない状況が想定される場合のほか、デカいルアーで釣りたいのならしっかり投げられる強いタックルを使うだろう。ただ、僕の場合はシーバス釣りでは魚に勝ち過ぎないタックルで釣りたいということだったのだ。

コノシロパターン初体験

 前置きが脱線したが、要は年々デカくなるシーバスルアーとちょっと距離を置きたいというだけだ。

 今年はご縁があってボートで初めてコノシロパターンを経験できた。一面コノシロでライトを当てると大規模なナブラのように飛び跳ねる様子は圧巻だった。職業病なのか、同船者よりもはるかにいろいろなルアーを投げたが、ランカーが一番よく釣れたのがハルシオンシステムのペニーサックMOKKA。他にランカーを釣ったのは同社のオズボズMOKKAとダイワのソラリア100Fだったと思う。

 なぜこれがよく釣れたのか。メーカーもコノシロパターンを売りにしているし、釣れるルアーなのだろう。僕はまだまだシーバス釣りビギナーなのでテクニックをどうこう語ることはできないが、初心者なりにいいなと思ったのは、大きすぎず小さすぎない適度なボリュームで引き抵抗も分かりやすいことだった。

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抵抗の変化が分かりやすい

 今年は超大型ルアーではチェイスするのに食い切らないシーバスが増えてきたという話を聞いた。この140mmで適度なボリューム感はコノシロの群れに埋もれずルアーとしてのアピール力はしっかりとあるが、ランカーシーバスからすれば一口で食べやすいサイズなのだろう。大半は丸のみで口の外に掛かっていることはなかった。

 また、シーバスを真面目にやるならルアーのトレースコースを意識することが欠かせないと思う。ルアーのトレースコースを想像してこんな感じなのかな~と思いながら釣りをしているのだが、流れが抜けたとか折り返したとかが他のルアーよりも分かりやすかった。実際、そろそろ来そうな抵抗感だな~と思っているとゴッ!と来ることが多かった。ただ抵抗が強いだけなら他のルアーでもよいが、適した速度域が狭いものも多いのだが、ペニーサックは比較的自由度が高く、そういった面でも初心者が扱いやすいのかもしれない。また、その時の引き抵抗を覚えて再現すると立て続けにヒットなんてこともあった。

 ペニーサックにはMOKKAの他に初代やタングス10などのウエイトが異なるモデルがあるのだが、今回活躍したのは表層を引けるMOKKA。魚探で見るとヒットゾーンは水深2m以下だったので使う際の参考にしてほしい。

 また、ハルシオンシステムのルアーはバーブレスフックが標準装備なのが個人的なお気に入りポイント。ほとんどの人がゲームフィッシングとして楽しむのだからシーバスルアーは全部バーブレスにしてもいいのでは? 小学生の時、自分の頬に刺した経験から言うとバーブはうまく潰せていないと普通に機能するので皆さんも気を付けてほしい。

 近所の釣具店をめぐったが、どこの店頭でも在庫が潤沢、というわけでもないのが難点だが、流行りのルアーよりは入手しやすいはず。今期のコノシロパターンはもう落ち着いたようだが、来期のコノシロや落ちアユパターンに備えて見かけたら買っておくとランカーを釣れてきてくれるかもしれない。

 

ペニーサックMOKKA

 

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