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編集部2023年12月29日

人生初の専用タックルでアジングの底なし沼へダイブ!/ダイワ・月下美人 AJING510UL-S・レガリスLT2000S

月刊つり人ブログ 編集部員のおすすめタックル

2023年の買ってよかったものは入社後初めての取材で揃えたアジングタックル。さまざまな釣りにチャレンジするきっかけを与えてくれたアイテムです。極貧学生上がりの僕が2万円の予算で揃えたアイテムを紹介します。

先輩が言う「専用タックルならではのおもしろさ」って?

文◎トガワ ユウタロウ

 2023年の買ってよかったものは入社後初めての取材で揃えたアジングタックル。さまざまな釣りにチャレンジするきっかけを与えてくれたアイテムです。極貧学生上がりの僕が2万円の予算で揃えたアイテムを紹介します。

筆者プロフィール

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トガワ ユウタロウ/6歳で始めた小物釣りを経て、15歳からはバス釣りまみれ。ルアーも服も目立ってなんぼの23年間を過ごす。現在は釣り総合誌「月刊つり人」の編集部員。入社直後は「バス小僧」や「柄物番長」のあだ名で呼ばれていたが、ここ最近は「アジング小僧」へと改名されかけている。

「バス用のライトタックルじゃダメですか?」

 トガワです。2023年4月からつり人社に入社し、渓流から海までの幅広いジャンルの釣り情報を77年間にもわたって発信し続けている釣り総合誌・「月刊つり人」の編集部に所属となりました。入社まではバス釣り漬けの生活を送っていましたが、現在はさまざまな釣りの魅力とテクニックを勉強中です。

 入社後初めてのミッションは「アジングを経験せよ」というもの。しかし、アジング、というか海釣り自体がほぼ初めての僕はバス用以外の釣り道具をほとんど持っていませんでした。

「バス用タックルじゃできませんか?」

と同編集部の「アジング番長」であるナガシマ先輩に尋ねると

「バス用タックルとはライトさのレベルに差があると思う。それに、専用タックルならではのおもしろさがあるよ」と一言。

 当時は学生時代に貯めたわずかな現金で生活している状況。おまけにまだまだバス釣り欲が盛んだった僕の財布にはバス用品購入時以外は簡単には開かないという強力な呪いが掛かっていました。

 でも、「ライトさのレベル」と「専用タックルならではのおもしろさ」というワードはかなり気になるポイント。しかも先輩の話によるとエントリーモデルでもかなり性能がよく、2万円前後の初期費用でも魅力を味わうには充分とのこと。2万円で新しい釣りにチャレンジできるならとてもお得な気がする!と思った僕は早速釣り具店へと向かい、アジングの初期装備を揃えてみることにしました。

店員さん!お願いします!

 先輩が言っていた「ライトさのレベル」とはどの程度なんだろう?店員さんにタックルに求められる要素を詳しく聞いてみると次のような答えが返ってきました。

・1g前後のジグヘッドと2インチ前後のワームを組み合わせたジグヘッドリグ単体(通称ジグ単)を扱えること

・アジの繊細な吸い込みバイト(しかもアジはすぐにルアーを吐き出すらしい)と潮流の変化を感じ取れる感度があること

・0.25号前後のエステルラインなどの細いラインを使えること

・なるべく軽量なタックルセッティングに仕上げること

 なるほど…。手持ちのバスタックルでは1g以下のジグヘッドは快適に扱えない。確かに一般的にバス釣りで使うライトタックルとは「ライトさのレベル」が違いそうです。そこで僕は2万円で最低限のアイテムを揃えたいという旨を店員さんに伝え、必要なアイテムと選び方のポイントを聞きました。

ロッド
・操作性を重視するなら5フィート台を、投げやすさと遠投性を重視するなら6フィート以上のレングスが扱いやすい。

・ティップにはしなやかに曲がりこむソリッドタイプを搭載しているとバイトを弾きづらい

・軽量リグのキャストに慣れていない入門者はベリーから曲がり込むタイプを選ぶと快適

リール
・ジグ単専用なら1000番が、ほかのライトゲームでも使用するなら2000番クラスのスピニングリールがオススメ

・200g以下のモデルは感度がよい(ロッドと組み合わせてバランスがよいものを選ぶ)

・ローギアは巻き出しが軽く細かい操作がしやすい

ライン
・PEラインとエステルラインが主流

・入門者には水に浮かなくてラインを張りやすいエステルラインがオススメ

・擦れと瞬間的な引っ張りに弱いためリーダーを組む必要がある

ジグヘッド
・0.6、0.8、1gのジグヘッド(水深が2~3mの釣り場に行く場合)。ジグヘッドの存在が感じ取れない時は1.2gもあるとよい

・オープンゲイプ(ハリ先が開いているタイプ)になっているものは初期掛かりがよい

・ヘッド形状は全方向からの水流を均等に感じ取れるラウンド型が操作しやすい

ワーム
・2インチ前後のピンテールワーム

・クリア系がメイン。濁りに強いチャート系や日中に効果的なケイムラ系もあるとよい

 

 釣りをするために最低限必要な道具が意外と少ないことに驚き。この5つ以外にもクーラーボックスや水汲みバケツ、フィッシュグリップがあるとより快適とのことでしたが、話を聞いているとあれもこれもと手に取りたくなります。2万円までだぞ!と自分に言い聞かせて、そこはグッと我慢しました。

結局いくら?

 散々悩んだ挙句、タックルはオススメされた「月下美人 AJING510UL-S」と「レガリスLT2000S」で組むことに。5フィート台のロッドでのキャストは少し不安でしたが、「操作性がよい」という言葉に興味を引かれて思い切ってこのレングスを、リールはほかのライトタックルでも使えそうな2000番を選びました。これらに合わせてエステルライン0.25号、フロロカーボンショックリーダー3ポンド、ジグヘッドとワームのセットも見繕ってもらい、レジへと向かいます。

 

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初めて購入したのは「月下美人 AJING510UL-S」と「レガリスLT2000S」の組み合わせ

 僕の釣り具購入時あるあるですが、買い物をする前に想定していた金額をレジで表示される金額がガッツリと上回るのが常。表示金額が更新されるたびにクレジットカードの呪いまで解く未来も何度か脳裏をよぎりました。ところがびっくり、合計金額はおよそ1万9000円。え!ほんとに20000円以下で入門できちゃうの⁉

 購入後の実釣も大満足。ジグヘッドに対する水の抵抗がティップに乗るわずかなテンションとして感じ取れます。そのテンションがフッと抜けたタイミングでじっくりと誘うとアタリが連続しました。巻き出しが軽いローギアのリールも大活躍。コンッという一瞬のアタリや出過ぎてしまったちょっとしたラインスラックにレスポンスよく対処できます。極小のジグヘッドリグがアジの小さな口にすっぽりと収まっているようすを見て感じる、「釣った!」という感覚に心が躍りました。恐らく、持っているULのバスロッドと2500番・ハイギアのスピニングリールを組み合わせたタックルの感度ではこれらの情報や動作がぼやけてしまっていたでしょう。これが冒頭の先輩のセリフにあった「専用タックルならではのおもしろさ」だったのです。

 

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アジの小さな口にすっぽりとルアーを収めるのが生きがいです

 今となっては財布の呪いに「釣り具購入時以外の」が追加され、無事にアジングの底なし沼クルージングを楽しんでいます。他の釣りを始めるハードルもかなり下がり、シーバスやウキフカセなどの未知だった釣りの道具も積極的に購入できるようになりました。手頃な初期投資でこれほどまでにさまざまな釣りにチャレンジするきっかけを与えてくれるとは。アジングに出会えてよかったと感じる買い物でした。

ダイワ 月下美人 AJING510UL-S

ダイワ レガリスLT2000S

 

つり人社編集部員が買ってよかったアイテム2023-2024

 


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