釣り業界外からの取材、企画相談、コンテンツ提供などの話が明らかに増えている。全国紙や地上波でフライフィッシングが取り上げられるということは、この釣りが流行し始めている兆しと見られる。
業界外のメディアでの露出が増。フライフィッシングに流行の兆し
『FlyFisher』編集長タキ=文
釣り業界外からの取材、企画相談、コンテンツ提供などの話が明らかに増えている。全国紙や地上波でフライフィッシングが取り上げられるということは、この釣りが流行し始めている兆しと見られる。
◆FlyFisherオフィシャルサイト「FlyFisherONLINE」
しかし近年は細分化が著しく、「フライフィッシング」と一括りにすることが難しくなってきた。以前なら最も人気なのは渓流のヤマメ・イワナ釣りであると自信を持って言えたが、それも怪しい。新しい人たちが増えるのは大歓迎だが、どんな釣りをおすすめすればより喜んでもらえるのか、思案のしどころだ。
内水面は漁協の高齢化と財政の逼迫が大きな問題になっている。漁協がなくなって最も困るのは釣り人である私たちだし、愛好家が増えたとしても、楽しめる釣り場がなければ話にならない。今後は釣りのエキスパートだけでなく、釣り場を作る人たちも積極的に取材していきたい。
これまでもFlyFisherは雑誌、動画、ウエブサイトと活動の幅を広げてきたが、サービス業との意識を強く持ち、「情報」よりも「知識」を共有し、フライフィッシャーを幸せにする場でありたいと考えている。
昨年編集部員が釣った魚たちの一部