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アユ釣り/今さら聞けない要点を解説! ポイント選び篇

おすすめ時期:6~11月(解禁期間要確認)

つり人編集部=写真と文
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いよいよ開幕したアユ釣りシーズン。 友釣りの超基礎項目からレベルアップ項目までを一気におさらい。今回はポイントの選び方についてです。

この記事は『つり人』2017年7月号に掲載したものを再編集しています。

◆アユ釣り/今さら聞けない要点を解説!
オトリ篇
・ポイント選び篇
足取りとサオさばき篇

解禁初期のおすすめポイント


 アユ釣りは「1に場所、2にオトリ、3に腕」と言われるようにポイントを知ることが釣果を伸ばす第一歩だ。初めての川であれば、まず実績の高いポイントをオトリ店に聞いてみよう。なお、放流量の多い釣り場の一例としては、漁協やオトリ店の前である。オトリ店は釣りのベースとなる駐車場所になる。このため多量のアユが放流されやすいのだ。

 オトリ店の情報だけでなくその川に通じる仲間と知り合えるとなおよい。名手は「友(仲間)を釣るのも上手い」と言うベテランもいるくらいでアユ釣りは情報戦。まずは鮮度のよいポイント情報を仕入れること。

深瀬や掘れ込みに注目


 アユは瀬を好む。水通しのよい瀬には新鮮なアカが付く。いわば一級のエサ場である。ただし瀬と一口に言ってもチャラ瀬、早瀬、荒瀬と流速や規模はさまざま。その中で初期はずばり「深瀬」をねらうのがおすすめだ。目安としては腿から胸程度の水深で川底に一抱えほどの大きな石が詰まっていると最高。1ヵ所で釣れ続く可能性が高い。なお解禁初期によく釣れる放流河川は上流域や支流が多く、こうした細流はヘチに多くのポイントがある。川の両岸を丁寧に探りたい。

032-039kaikin-osarai_cs6 (10) 水深のあるヘチ=深瀬。こんな場所が解禁当初はおすすめ。上流域や支流などの小河川はヘチに生えるヤナギの際にこうした深みが多く有望なポイントとなる

 前後に大きな淵がある瀬も有望ポイント。淵はアユの「補給源」と言う名手もいるくらいで、淵近くの瀬肩、もしくは瀬落ち付近はいち早く差し返すアユがいる。淵の近くでアユの通るよい筋が見つかると1ヵ所で入れ掛かりになるケースも多い。

032-039kaikin-osarai_cs6 (11) こうした緩やかな落ち込みから続く深瀬も多量の魚が入りやすい

032-039kaikin-osarai_cs6 (17) 淵に挟まれた瀬肩付近はオトリが差し返しやすい

 瀬を細かく見た時に注目してほしいのが「掘れ込み」である。周囲よりも水色が濃く見える小深く掘れた溝である。瀬脇やヘチのヤナギの際などに多く見られ、野アユが集まりやすく、密度が濃い。数尾釣った後も入り直すと再び掛かる釣り返しの効くポイントだ。なおチャラ瀬やヘチの浅場にもちょっとした掘れ込みはある。こうした川底の変化を見逃さず、丁寧にオトリを入れると好釣果が望めるだろう。

032-039kaikin-osarai_cs6 (12) 野アユが溜まりやすい瀬の掘れ込み

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その川の光った石色を知る


 アユが食んだ石は磨かれている。腐ったアカの付いた石、もしくは泥や砂を被った石とは明らかに異なる輝きを放つ石である。多くの河川でよい石色とされるのが「黒光りする石」。だが、当然ながら川によって石の色は異なる。よく例に挙がるのが岐阜県馬瀬川。この川には白い石が多く、黒く見える石はアカ腐れしていることが多い。ただ反対に真っ白の石がよいかといえば、単純にアカが飛んでいることも多い。理想の石色はビールのような黄金色。うっすらとアカの付いた石である。馬瀬川に限らずビールのような黄金石がよい川は各地にある。まずは川底にどんな石が多いのか注目してオトリを通してみるとよい。

ハミ跡で見分けるアユの付き場


 ポイントの目安となるハミ跡だが、たとえば瀬肩にハミ跡があるなら、その下の瀬にもしっかりとアユが入っている。また岸際にハミ跡が多く見られるなら、アユの活性が高く広範囲に食みに出て、ねらう水深も浅場がよいケースが多い。夕マヅメはチャラ瀬で入れ掛かりになるかもしれない。逆に岸近くにハミ跡が見られない場合は水深のある瀬、深瀬を中心に釣りを組み立てたほうがよいだろう。

032-039kaikin-osarai_cs6 (14) 馬瀬川の川底を俯瞰する。黒と白い石がよく目立つが、この中で注目すべきは黄色く見える石

032-039kaikin-osarai_cs6 (16) 馬瀬川はビールのような色の石が密集するポイントがアユの付き場であることが多い。どんな石色にせよ、よい石色のポイントは川底が総じて輝いて見える

サオ抜けを意識した釣り


 解禁日のように混雑する状況では探れるポイントが限られる。この場合は先述の深瀬などアユのストック量が多い場所に入るのがベター。解禁から数日が経ち、混雑が落ち着いたころからはサオ抜けを意識した釣りをする。サオが抜けやすいのはオトリが入りにくい急流帯や段々瀬などの流れが複雑なポイント。また流れの一筋、ひとつの石周りにオトリが入りにくい場所は点在する。たとえば次のようなスポットである。

・流れのトイ(瀬の落ち込みなどに見られ
る流れが窄まった急流帯)
・石の横
・石の前

 急流にオトリを入れ込むには、いきなりピンスポットをねらうのではなく、緩流帯にオトリを入れて川底に馴染ませてから誘導する。たとえば流れのトイもその脇に緩流帯のヨレができているケースが多く、ヨレの川底に入れてからトイにスライドさせる。石の前は表層こそ流れが強いものの底層は緩流帯になっている。こうした急流を攻略するには背バリやオモリを積極的に活用する。特に大石底のエリアは流れが複雑で攻略しにくい。ポイントを細かくとらえることが重要になってくる。

032-039kaikin-osarai_cs6 (18) 流れの窄まったトイは急流でサオ抜けになりやすい

 もうひとつサオ抜けを意識するには釣り人の立ち位置を観察する。たとえば右岸からサオがだしやすい場所は川の真ん中はもちろん、規模によっては左岸のヘチまでオトリが入る。しかし釣り人が立っている右岸のラインは攻めきれていないもの。ここで流れの真ん中に立って右岸のヘチを釣ってみると反応する野アユがいることも多い。また同じような筋をねらっているようでも右岸立ちと左岸立ちでオトリの侵入角度が変わる。これだけで追うケースもある。

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