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好機におさらい! 乗っ込みクロダイ釣りのいろは :後編

タナの目安とアタリの出方

時田眞吉◎写真と文
08 こうした銀ピカの魚体は沖の深場から乗っ込んできた魚であることが多く数が揃う

サクラの開花、ジンチョウゲの香り、春を感じるキーワードはさまざまだが、華やかな花よりも釣り人なら魚で春を感じたい。メバルやウミタナゴなども春を告げる魚だが、クロダイもまたしかり。厳寒期の黒光りする居着きの魚体に替わり、接岸する銀ピカの乗っ込み魚体は、春ならではのトロフィーである。

この記事は『つり人』2016年5月号に掲載したものを再編集しています。

前編「ポイント選びは地形に注目!」はこちら

中編「仕掛けとエサの選び方」はこちら

堤防と磯でタナの目安は変わる


 「クロダイのタナは底」とよく言われるが、これはクロダイの主な行動域が海底付近であることに起因している。実際クロダイがヒットしてくるタナは、中層から海底にかけて。

 そのため探るレンジとしては堤防など比較的海底がフラットな所では、水深の約3分の1から根掛かりするまでの間を集中的に探るようにする。 一方、海底の起伏がある地磯などでは、水深の約2分の1から探り始めて、アタリが出ないようなら根掛かりしないギリギリまでタナを少しずつ深くしたい。

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 なお朝・夕のマヅメ時やシケ後は、クロダイは貪欲にエサをあさる。3m前後の比較的浅めのタナで、貝類や小型甲殻類が付着している磯際、堤防際、根周りをタイトに探っていくと思わぬ好釣果に恵まれることもある。

 円錐ウキにしろ、立ちウキにしろ、クロダイが食ったアタリは、明確にウキが海中に没する。押さえ込むような小さなアタリしか出ない時もあるが、これはクロダイがエサをくわえた後、すぐに反転せず静止したり、ゆっくりとバックしたりするような「居食い」と呼ばれる特有の食い方だ。そんな時は軽くミチイトを張ってクロダイが焦ってエサを食い込み反転するように促してやる。

 クロダイは歯が硬いため、アワセはしっかりとハリが貫通するように、大きく確実に合わせること。ハリ掛かりした後のやり取りは、サオの弾力をフルに活用し、あまりこちらから強引に引っぱるのではなく、あくまでも落ち着いてやり取りする。クロダイは根に走る魚ではないので、時間を掛ければ大型でも寄せられる。

 フィニッシュは必ず玉網ですくうこと。先にも述べたように、うまくハリが貫通していないと最後の最後でスッポ抜けてしまうケースも少なくないからだ。

07 せっかくの大型、しっかりタモに収めてフィニッシュ

2019/4/5

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