高滝湖は都心からのアクセスが抜群の人気ワカサギレイクだ。今回は 冬のおすすめシーズナルパターンを折金一樹さんに解説していただいた。ワカサギレイクならではのクオリティーフィッシュをぜひお楽しみあれ。
チャンスは朝よりもフィーディングが長い夕マヅメ。低水温でも安定すれば釣果は期待できる
解説◎折金一樹
この記事は「三島湖・高滝湖・戸面原湖 大明解MAP」の記事を再編集しています
高滝湖は都心からのアクセスが抜群の人気ワカサギレイクだ。今回は 冬のおすすめシーズナルパターンを折金一樹さんに解説していただいた。ワカサギレイクならではのクオリティーフィッシュをぜひお楽しみあれ。
監修:折金一樹(おりかね・かずき)
1979 年生まれ。H-1 グランプリやNBC チャプターなどのローカルトーナメントに超積極的に参戦し試合漬けの日々を送る。O.S.P プロスタッフとしてルアー開発やテストにも携わっている。2017年から開始した「オリキンガイドサービス」は大好評。
高滝湖や亀山湖でガイドを行なっており、日々変わっていく地形やバスの嗜好を詳細に把握している
オリキンガイドサービス https://orikane-guideseivice.amebaownd.com/
この記事は「三島湖・高滝湖・戸面原湖大明解MAP」に掲載されています。釣り場の地形、魚の付き場や実績場、シーズンごとの傾向が大明解!詳しくはコチラからチェック↓↓↓
冬の高滝湖解説
水温が10℃前後になると、バスのバイトも激減し厳しい状況に突入する。ターンオーバーなどの影響もあり、水質が日替わりで変化することも多くなるので、変化に合わせた釣り方やルアー選びが重要である。水温も日に日に下がっていき、フィーディングの時間は短くなるが、低いなりに安定していれば、まだまだ釣果も望める。よって朝イチのタイミングも重要だが、特に夕方のほうがフィーディングタイムが長いので集中して釣りをしたい。
また本湖の広いエリアで多くのワカサギが群れで移動するので、そのなかでも特にワカサギが多いエリアやバスが食べやすいスポットをねらうのが重要だ。
水温の落ち方によりバスの反応の幅は変わる。急激に水温が低下するほど、その直後は極めて反応が悪く、釣れる状態に戻るには時間がかかる。安定していればシャッドやヘビキャロなどの追わせて食わせるルアー、水温が下がったタイミングではメタルジグやヘビダンなどのリアクションに寄せたルアーなどの使い方が効果的。
水温低下から日が経ち安定してくるとスピナーベイトなどで釣れるようになる。いずれにせよ一瞬のスピードで食わせるのか、フラッシングの反応をねらうのかなどリアクションのタイプを使い分けることも重要。
1年を通じてライトリグは有効な手段ではあるが、この時期は特に繊細なルアー操作が要求される。ときにまったく動かさないような誘い方やリアクション要素を持ち合わせた動かし方など、両極端な釣り方はぜひとも試したい。
年明けを迎えると水温は5℃前後まで落ち込む。ただバイトを遠ざける原因は水温の低さだけではない。食いきれないほど大量にワカサギがいることも、その原因である。バスが常にワカサギを捕食できる状態であったり、ワカサギに対して捕食スイッチを入れる行動が日常化されることで、ルアーに対してはセレクティブな反応を示すからだ。1年で最も厳しい時期なので、ねらいを絞って根気よく釣りたい。
2月に入ると日照時間もやや長くなりワカサギも産卵を意識し始める。実際に産卵行動を起こすワカサギはごくわずかだが、潮回りのよい日、川の上流域や暖かい南風の吹き付ける護岸などは、チャンスがある。上流域は水面でノーシンカーのピクピク、護岸際ではビッグミノーなどが有効。
特に春一番、南からの強風は大チャンスだが、そんな日はボート出船が中止になることがあるので注意したい。
2月下旬になれば本格的な春へ向けバスが動き始めることが多くなる。同じ2月でも上旬と下旬では大きく状況が変わるのだ。
冬の高滝湖におすすめのルアー
ハイカットDR SP
HP3D ワッキー4.3 +タリズマンヘビーガード3 番 バザーズネイルシンカー1.3g
ドライブビーバーリミット+オフセットフック4/0 番+ビーンズシンカー7 g
HP ミノー3.1 +ホビット2 番 + TG デルタ1.8 g
マイラーミノー3.5 +ダブルエッジ1 番+TG デルタ10g
01JIG +ドライブクロー4
タックル紹介
●スピニングタックル①
ロッド:BLACKLABEL 681ULFS
リール:タトゥーラLT2500S-XH
ライン:フィネスブレイブZ 4lb
スピニングでのライトリグからライトプラッキングまでこなすバーサタイルモデル。キャスタビリティとアキュラシー能力が両立したモデル
●スピニングタックル②
ロッド:BLACKLABEL SG6011L/MLXS
リール:タトゥーラLT2500S-XH
ライン:フィネスブレイブZ 4lb
ウルトラライトなソリッドティップにML クラスのバットパワーを兼ね備える。繊細な食わせ能力と操作性はダウンショットやマイクロワームのノーシンカーなどで特に能力を発揮
●スピニングタックル③
ロッド:BLACKLABEL SG6101L+FS
リール:セオリー2506H
ライン:フィネスブレイブZ 4lb
比較的素直に曲がるテーパー設計で適合ルアーの守備範囲が広いロッド。ルアーを選ばずラインスラックを使った繊細なルアーアクションが可能な操作系ロッド
●ベイトタックル①
ロッド:BLACKLABEL SG701MHXB
リール:STEEZ A TW1016SHL
ライン:スティーズフロロ14lb
ワーム系撃ちロッドの主軸機。また高滝湖のご当地リグともいえるヘビキャロも高精度でこなす。ロッドパワーと軽さの両立が際立つ
●ベイトタックル②
ロッド:BLACKLABEL SG6101M+FB
リール:SV LIGHT LTD8.1L-TN
ライン:モンスターブレイブZ 12lb
中量級ルアーを繊細に扱うことができるテクニカルバーサタイルロッド。ルアーの留め、誘い、アタリ感度が非常に明瞭
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