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編集部2020年12月8日

大分県・豊後水道のティップランエギング

アオリイカ 船の釣り 全国おすすめ釣り場 大分

11月下旬から12月にかけての豊後水道のティップランエギングでは、最大で2㎏級のアオリイカをねらえる。豊後水道の美しい海で、スリリングなティップランエギングを楽しみませんか?

時合には800g台を頭に良型アオリイカが連発。左からフィッシングショップINGの神部さん、ヤマリア大分担当の宮崎さん、フィッシングショップINGの尾崎さん

ディープティップランで大型ねらい

レポート◎形田 淳

この記事は『つり人』2020年1月号に掲載したものを再編集しています。



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令和元年の豊後水道アオリイカの個体数多

 今年(2019年)の台風は東寄りの進路をとることが多かったことから、比較的その影響が少なかった豊後水道。そんな年はいつも、秋からのアオリイカの数が多く、今年もその例に漏れない。10月から豊後水道のティップランエギングを案内する遊漁船「ブルースフィッシングサービス」の伊東船長はその手応えをしっかりと感じていた。

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左奥に見えるのが、大分市東部にある半島の関崎。関崎沖から高島にかけての海域は、全国的に有名なブランド魚、「関あじ・関さば」の漁場でもある

「序盤からアオリイカの数、型いずれも安定した釣果を上げています。ただし、平年よりも大きく違うことがある。それは、海水温が高いことによって平年よりも釣り場が北寄りであること。いつもの10月であれば無垢島周辺を攻めるのですが、今日は朝一から北寄りの高島を攻めてみます」

 船は早朝に臼杵市板知屋を出港し、約30分の船旅で高島沖へ到着した。高島周辺は全国的なブランド魚である「関あじ関さば」の漁場で、アジ、サバ以外にもマダイや青もの、もちろんアオリイカも集まる。まずは水深60mのディープエリアをねらうことにした。船長は30gの餌木に、60gのシンカーの装着を釣り人に指示した。

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佐賀関沖の高島周辺で、ティップランエギングをスタート。水深50~60mのディープエリアをねらう

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この日の釣行を案内してくれたフィッシングショップINGの尾崎さん。順調にアオリイカのアタリを引き出した

 時間は上げの7分程度、潮が走って餌木は一気に潮下へ流される。とはいえ、ヘビーカスタムを施した餌木だから、慣れている釣り人は餌木の着底をしっかりと把握できた。まずは500gクラスのアオリイカが上がったが、アタリが続かなかったのでシャローエリアに移動。400gまでのアオリイカが複数上がったところで、再びディープエリアへ移動。船長曰く、「昨日は潮止まり前にディープで、アオリイカが連続ヒットした」とのこと。

 すると、船長の読み通りに潮止まり直前からアオリイカが連発した。釣り人によって釣果の差があったものの、サオ頭は2ケタ釣りを達成することができた。

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フィッシングショップINGの濱さん

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地元アングラーで常連の長野さん

多めのシャクリとケイムラカラー

 この日の釣行で釣果のキモとなったのがシャクリの回数と、餌木のカラー。ディープをねらうティップランエギングでは、ラインが長く出ていることや、アワセやファイト中の噴射によるアオリイカの身切れを防ぐためにドラグをゆるく設定していることから、ロッドワークが餌木に伝わりにくい難点がある。その難点を克服するのが、シャクリの回数だ。

 一度に7~10回シャクるなどシャクリの回数を多くすることで、餌木の動きにメリハリをつけたのが、この日の釣果に結びついたと考えられた。

 また、この日はケイムラカラーに対してのアオリイカの反応が抜群によく、改めてカラー選択の重要性を認識させられた。これには、普段ケイムラカラーを使っていなかった船長も驚き、帰港後に早速、ケイムラカラーの餌木を揃えに港を飛び出した。

 11月下旬から12月にかけての豊後水道のティップランエギングでは、最大で2㎏級のアオリイカをねらえる。豊後水道の美しい海で、スリリングなティップランエギングを楽しみませんか?


ヤマシタ『エギ王TRサーチオレピンケイムラ』
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抜群の安定感を備えたティップランエギング専用餌木『エギ王TR』に、YAMASHITA独自の生態研究により開発したイカが聞こえやすい音“サーチラトル”を搭載したハイアピールモデル。今回取材では、ケイムラカラーへの反応が抜群によかった

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ディープをねらうには、餌木専用シンカーが必須。今回は30gの餌木に、60gのシンカーを装着するのが鉄板セレクト。「エギ王TRシンカー60g」&「エギ王TR30g」(ヤマシタ)の組み合わせ

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サオ頭は、ヤマリアの大分担当の宮崎さん。使用餌木は、「エギ王TRシンカー60g」&「エギ王TR30g」

フィッシングショップING tba1_ph_06_kakomi02
住所=大分県大分市角子南2-1-15
営業時間=平日・日曜4~22時、金・土・祝祭日の前日は24時間
問合先=TEL097・521・5577


交通●東九州自動車道の臼杵ICを出てR502を海に向かって直進。県道205号との三叉路の信号を右折し、臼杵警察署の交差点を右折。デイリーストアの交差点を左折し直進。5分ほどで板知屋港に到着
問合先●ブルースフィッシングサービス(大分県臼杵市板知屋港)、電話=TEL090・9720・7207、料金=1万1000円~

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