<img height="1" width="1" style="display:none" src="https://www.facebook.com/tr?id=170559842213036&amp;ev=PageView&amp;noscript=1">
編集部2019年4月28日

家族連れもベテランも大満足のアジ釣り天国 大分県佐賀関

アジ 全国おすすめ釣り場 防波堤 大分

堤防のサビキ釣り、ライトゲーム、船釣りといろいろなスタイルでアジが爆釣!

ゴールデンウイークの家族釣りにおすすめなのが、金山港でのアジ釣り。足もとのサビキ釣りで簡単にアジを釣ることができる

堤防のサビキ釣り、ライトゲーム、船釣りといろいろなスタイルでアジが爆釣!

レポート◎形田淳


連休の家族向け、堤防でサビキ


 今回は大分県のアジ釣り人気エリア、佐賀関にスポットをあててみなさんに紹介したい。ゴールデンウイークに子ども連れで釣りを楽しみたいのであれば、佐賀関の中でもおすすめなのが金山港だ。国道沿いにあるから車でのアクセスがしやすく、周辺にはコンビニもある。駐車スペースも広く、足場もよい。

tba6_ph_06_03 2018年は15cm級アジが絶好調だった

 また、日中のサビキ釣りは遠投が必要なことが多いが、金山では足もとでアジをねらえるので初心者でも簡単にアジを釣ることが可能。天気のよい日は釣り人で混雑することもあるので、その時は周辺の秋ノ江で釣りをするのもよい。ただし、金山港以外の釣り場では遠投の必要があるので、サビキ用のウキを準備しておきたい。

p 072-095-06
イチオシギア
ハヤブサ『小アジ専科135白スキン』、マルキユー『アミ姫』 tba6_ph_06_kakomi01-1 佐賀関のアジ釣りの使用サビキは白スキンが定番。その中でも特に人気なのが、ハヤブサの「小アジ専科135白スキン」だ。アジのサイズが15cm程度なので、ハリのサイズは6号がベスト。そしてアミエビの臭いが苦手でも大丈夫、フルーツ系の香りのサビキエサのマルキユー「アミ姫」。粒がしっかり残っているので、魚へのアピール効果が高い。


交通●大分自動車道の大分宮河内ICを出て、国道197号線を佐賀関方向へ。道なりに進むと、約25分で佐賀関金山港に到着



夕方から夜のライトゲームでアジ、メバル


tba6_ph_06_07 デイのライトゲームにチャレンジした、フィッシングショップingの尾崎さん。アジとメバル釣りを楽しんだ

 佐賀関でのアジねらいは、ライトゲームでも好調。夜のライトゲームでは日中よりもサイズアップの可能性が大きい。釣り方はジグヘッドとワームを使うのが基本。佐賀関の堤防は潮流の速い傾向が強いので、アクションさせにくい時にはドリフトでねらってみるのもよい。

 アジ以外にもメバルの人気も高い。佐賀関ではメバルがとても多く、尺クラスは希少なものの25㎝クラスであれば割と出やすい。堤防周りではメバルの数が多いものの型が出ないので、サイズアップをねらうのであれば地磯周りをねらうとよいだろう。

tba6_ph_06_04 佐賀関東部で人気の釣り場、秋ノ江港。今春はアジとメバルがよく釣れている

tba6_ph_06_05 秋ノ江港の港内は魚の数が多いものの型が小さい。型ねらいであれば、沖側が有望。港の周辺には地磯があるので、そちらからねらうのもおすすめだ

tba6_ph_06_06 秋ノ江港の港内は15cm級のアジだらけ。このサイズのアジのことを地元ではゼンゴと呼ぶ

tba6_ph_06_08 メバルもよくヒットする。3月から4月上旬にかけては夜に25cmオーバーのメバルがよく釣れていた

tba6_ph_06_09 夕方の一尺屋下浦港。夜釣りで尺アジの実績の高い釣り場だ

tba6_ph_06_11 日暮れ直前にカマスを釣った尾崎さん

沖釣りで40㎝オーバーの乗っ込みアジ


 4月中旬から5月中旬にかけての佐賀関沖では、春の乗っ込みアジの回遊が始まるのが平年のパターン。佐賀関沖の水深50~60mの瀬周りには、卵を持つ40㎝前後のアジが付き始める。アジの仕掛けは100~120号のオモリカゴを使ったサビキ釣りで、カゴはサビキの下にセットする。関東であれば寄せエサ用のカゴをサビキの上側にセットするが、佐賀関のアジは海底にべったり付いていることからサビキの下にセットするのが一般的だ。

tba6_ph_06_17 ゴールデンウイークの佐賀関沖は、乗っ込みアジ釣りの最盛期でもある。一年を通じてアジがもっとも美味しい時期で、40cmオーバーの大アジが釣れることからこの時期を心待ちにする釣りファンも多い。写真は2017年の春、みくに丸提供。みくに丸(大分市佐賀関神崎漁港、TEL090・7462・3731)

 そのため、佐賀関のアジ釣りは下カゴを着底させてからアタリを待たなければならない。使用するサビキはハヤブサの「一押しサビキシリーズ 関アジ関サバツイストパール」が定番となっている。堤防のアジ釣りと同様に、沖でもサビキカラーは白系が基本だ。

 なお、乗っ込みアジの群れを追って青ものやヒラメの回遊も活発化するので、ジギングや泳がせ釣り、落とし込み釣りも面白くなるはず。

関崎でショアジギング


 ここまでアジ釣りをメインに紹介したが、アジ以外にも魅力的なターゲットがある。それは、関崎でのショアジギングだ。佐賀関半島の北に位置する関崎は、四国の佐多岬と正対する岬だ。関崎は豊後水道のもっとも狭い水道である豊予海峡に面しているため、潮の流れが激流となっている。一年をとおして青ものがねらえるが、ゴールデンウイーク前後の関崎は特にブリの回遊が活発となる。釣り方は100g前後のジグのロングキャストで、遠くに飛ばすほど釣果に繋がりやすい傾向がある。

 また、時合はナブラの沸きやすい朝マヅメなので、夜明け前から釣り座を構えておきたい。関岬へのアプローチは徒歩での山道となるので、慣れない方は明るい時間帯に下見をしておきたい。また、雨の翌日は山道がひどくぬかるむことも覚えていてほしい。そして満潮前後は岸辺が沈むため釣り場がなくなるので、干潮前後をねらう釣行計画を立てよう。

 ビギナーからエキスパートまで幅広く遊べる懐の深い佐賀関で、仲間や家族とゴールデンウイークの釣りを楽しんでみてはいかがだろうか?


tba6_ph_06_12 関崎からの風景。前方に見えるのが豊予海峡に浮かぶ高島。高島周辺には、イシダイ釣りの名所が多数。高島周辺は関あじ、関さばの漁場でもある

tba6_ph_06_13 関崎の地磯は、ショアジギングの名所として人気が高い

tba6_ph_06_14 関崎の時合は朝マヅメ。メタルジグでねらうのが基本だが、早朝はナブラが沸きやすくトップの出番が必然的に多くなる

tba6_ph_06_15 ブリは3~5㎏がアベレージサイズ、最大で8㎏級。それよりも大きいと、足もとが浅すぎてキャッチする前にラインブレイクしてしまう

ショップ
フィッシングショップing tba6_ph_06_kakomi-atari02 住所=大分県大分市角子南2-1-15営業時間=平日、日曜日 4~22時(金・土・祝祭日の前日 24時間)
問合先=TEL097・521・5577


おすすめの立ち寄り処
よしだ会館 tba6_ph_06_kakomi03 佐賀関名物の関あじ関さばを提供してくれる老舗レストラン。ゴールデンウイークにおすすめなのが関あじ。産卵前の脂の乗った関あじは、もっとも食べごろ。店内から佐賀関の海を一望できる。住所=大分県大分市大字大平23-1(国道197号線 海岸沿い) 問合先=TEL097・576・0288


レポート◎形田淳
昭和47年生まれ。大分県大分市在住。好きな釣りは磯のグレ釣り、エギング、船と陸からのタチウオ釣り「。ルアーパラダイス九州」で主に東九州エリアを担当。釣りと温泉三昧の毎日を過ごす。最近お気に入りの温泉は、極楽温泉


◆関連記事

ショアジギングロッドおすすめランキング18選|長さ・硬さの選び方も!

アジングルアーおすすめランキング14選|仕掛け・釣り方も解説

 


おすすめ記事

記事検索

  • 検索フィールドが空なので、候補はありません。

月刊つり人 最新号

つり人 2020年5月号

列島をゆるがすコロナウイルス。けれども、日増しに暖かくなる春の日を、じっと家にこもって過ごすのはやっぱり体によくない。その点、手軽な海の釣りは、風も気持ちよく、大人も子どもも、思い切り深呼吸しながら時間を過ごせる。ウミタナゴ、メジナ、クロダイ、カレイ、アオリイカ、カサゴ……。元気な魚たちが泳ぐフィールドで、がんばろう、ニッポン! そのほか、3名手の渓流解禁レポート、里川で見つかる美味しい道草、みちのくタナゴ旅など旬の釣り満載でお届け。