水温が上昇する初夏を迎えるとシロギスが活発に動き始める。釣って楽しい食べて美味しい魚を投げ釣りでねらおう!
砂浜や防波堤から手軽に楽しめる。
解説◎山崎憲二
こちらの記事は月刊『つり人』2020年6月号に掲載したものをオンライン版として公開しています。
水温が上昇する初夏を迎えるとシロギスが活発に動き始める。釣って楽しい食べて美味しい魚を投げ釣りでねらおう!
目次
砂浜や防波堤から手軽に釣れる
北海道南部から九州までほぼ日本全国に生息するシロギス。関東以西ではおおむね5月の声を聞くころから釣れだす。砂地底に生息することから、夏場には海水浴場になるようなきれいな砂浜や、海底がきれいな砂地であれば防波堤周りにも寄ってくる。岸から50〜100mの近場まで来るため、投げ釣りの好ターゲットとして昔から親しまれている。
ライトタックルだと体力的にも楽なので軽快に楽しめる。 アタリがより明確に分かるためベテランキャスターでもハマる面白さがある
平均すると15〜18㎝の小型がメインだが、その美しく可憐な姿からは想像できないような痛快で明確なアタリがシロギスの魅力の1つ。小型でもサオ先をブルブルッと振るわせるが、20〜23㎝の良型になると「キュキュ~ン」とサオ先を引っ張り込む。これが堪らなく楽しい。一度味わうとヤミツキになること間違いなし。
ライトタックルで軽快に
シロギスの引き釣りといえば、超遠投や8~10本バリによる一投多魚釣法を思い浮かべる人もいるだろうが、近年はライトタックルで軽快に楽しむ人が増えている。タックルが軽いと体力的にも楽だし、サオ先が柔軟なためシロギスのアタリがより楽しめるのが大きな理由だ。ベテランキャスターでもハマるほど面白い。シロギス釣りの原点といえるのかもしれない。
タックルは図のようなものを使用。これでも100~120mラインまで充分に届く。ハリ数は3~4本が基本で、多くても5本まで。海藻周りを探る時は2本でもよい。1尾1尾のアタリを味わいながら釣るのだからこれで充分。ハリの大きさは5~6号がメイン。これで小型から良型までカバーしてくれる。25 ㎝以上の大型をねらう場合は7~8号にしてもよいが、通常の引き釣りでは必要ないだろう。
仕掛けは自作するのが基本だが、できない人は市販品を使えばよい。最近はクオリティーが高いものが多いから安心して使用できる。
次回はコチラ▶▶▶ シロギスの投げ釣りを軽快に楽しむ その2