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編集部2022年4月25日

北海道 積丹半島沖のサクラマスを釣って食べる!釣る編

全国おすすめ釣り場 北海道 サクラマス

冬の終わりから春の始まりにかけては海の中が大きく変わろうとするタイミング。 産卵のため捕食のため岸寄りに集まるターゲットの数と種類が増える。 そしてこれから初夏にかけてますます身が美味しくなる魚もいる。 適度なキープで海の恵みを美味しくいただきます!

食いしん坊ルアーマンが実釣!実食!

レポート◎中川 貴宣
こちらの記事は月刊『つり人』2021年6月号に掲載したものをオンライン版として公開しています。

冬の終わりから春の始まりにかけては海の中が大きく変わろうとするタイミング。 産卵のため捕食のため岸寄りに集まるターゲットの数と種類が増える。 そしてこれから初夏にかけてますます身が美味しくなる魚もいる。 適度なキープで海の恵みを美味しくいただきます!

レポート◎中川 貴宣(なかがわ・たかのり)
北海道余市郡在住。姉妹紙ノースアングラーズで活躍する釣り好きサラリーマンライター

 

早期は船、後期は陸からねらえる

 積丹半島は北海道の道央圏に位置し、先端部の神威(カムイ)岬までは札幌中心部から、高速道路を使えば車でおよそ2時間。積丹ブルーと呼ばれる海の青さ、断崖絶壁が続く美しい海岸線、美味しい海の幸など、ドライブコースとしても人気のエリアだ。江戸時代からニシンの漁場として栄え、今でも漁業を中心とした港町が点在している。今回は積丹町余別来岸(よべつらいきし)漁港の遊漁船『レッドムーン』でサクラマスをねらった。

tsurishinboua-03-2今回お世話になった遊漁船『レッドムーン』は『さくらます船釣りライセンス』取得船。小樽市から島牧村までの後志管内地先海域には3 月1 日から5月15 日までの期間、釣り人はライセンス取得船に乗ることでサクラマスを1日10 尾まで釣ることができる

 本州のアングラーにとって、サクラマスは遊漁券を買って河川で釣る魚だと思うが、北海道では『水産資源保護法・北海道漁業調整規則』により、内水面(河川・湖沼)でのサケ・マスの採捕が禁止されているため、海で釣る魚なのだ。釣り方としては船釣りのほか陸からのルアー釣りでもねらえる。

tsurishinboua-01-2この日の最大は筆者が釣ったこの2.5㎏だったが、シーズン後半には倍近い4㎏超えの大ものもねらえる

 地域によってシーズンは異なり、積丹半島では3〜5月がハイシーズン。シーズン前半は沖を回遊しているため船釣りが有利だが、ソ上に向けて岸寄りする後半は陸からのルアー釣りが有利となる。名前の由来のひとつに「桜の開花時期にソ上するから」とあるが、積丹半島では4月下旬から5月上旬がその季節。5月以降は河口近くでの釣果が期待できる。

 tsurishinboua-05-2船中ファーストヒットは友人でフリーライターの小林亮さん。この1尾がきっかけで、当たりダナに合わせた同船者にもヒット

ジギングで釣るサクラマス

 3月27日。港から10分ほどで神威岬沖の水深35mに到着。船からのサクラマスねらいでは「バケ釣り」(北海道特有のバケといわれる漁具と毛バリを使用したドウヅキ仕掛け)、「シャクリ釣り」(鉛とプラスチックや動物の角、貝などを組み合わせて作る和風ルアー)、「ジギング」の3通りがあり、今回は年々注目度が高まっているジギングで挑んだ。

 使用したロッドはMAXルアーウエイトが150gのサクラマスジギング用フルソリッドモデル。リールはカウンター付きで、メインラインはPE1号、リーダーはナイロン20ポンドを3mほど。ジグは100〜150gで、オオナゴやイワシをイミテートした細身を用意。

tsurishinboua-08-2ロッドはともに『SAKURAMAS JIG SSD』( テイルウォーク)で、私はC652、小林さんはC651を愛用。どちらも6ft5inのフルソリッドモデルで口切れしやすいサクラマスにマッチ

tsurishinboua-04-2サクラマス釣りではタナが重要になる。船長の指示ダナに素早く正確に合わせられるよう、カウンター付きリールがベター。これは小林さんの『グラップラーCT150XG』で、私は『バルケッタ201HG』(ともにシマノ)を使用

 当たるタナは10〜20mと比較的浅いことが多く、100gでスタートするとすぐに小型のサクラマスがヒットした。船中ポツポツとヒットが続いていたが、途中からホッケの猛攻にお手上げ状態。状況はよくなかったものの、筆者は2.5㎏を頭に4尾をキャッチしてサオ頭。少し速めの1ピッチジャークに、スローな1/2、1/4ピッチジャークを組み合わせて誘ったのがよかったようだ。

tsurishinboua-07-2筆者も4尾をキャッチしてサオ頭に。口切れしやすい魚なので玉網で掬う

 

tsurishinbouA_tackle-2

 

 

tsurishinboua-09-2今回のヒットジグ。上から『ジグパラ バーチカル ロングスロー』150 gイワシ、『ジグパラ バーチカル ショート』150 gライブキビナゴ(ともにメジャークラフト)、『撃投ジグ』125 gエッジバーンシルバー、『撃投ジグ レベル』100 gピンクグロー(ともにカルティバ)

tsurishinboua-10フックは細軸タイプが好み。シーズン初めは魚が小さいため早掛けタイプを使っているが、4㎏アップが釣れるようになるとバレの少ないクローズゲイプを使うようにしている

 

レッドムーン

https://ameblo.jp/redmoon2015/

問合先:(☎ 090・2692・8585 =佐藤洋佑船長)

 

コチラの動画もチェック!

美味しいゲストも続々登場!船からねらうサクラマス

 

次回はコチラ▶▶▶ 北海道 積丹半島沖のサクラマスを釣って食べる!食べる編

 

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