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編集部2022年5月20日

埼玉県/幸手市 水面炸裂!ナマズのトップウォーターゲーム その3(全3回)

ナマズ 埼玉 魚種別釣りガイド

冬の終わりから春の始まりにかけては海の中が大きく変わろうとするタイミング。 産卵のため捕食のため岸寄りに集まるターゲットの数と種類が増える。 そしてこれから初夏にかけてますます身が美味しくなる魚もいる。 適度なキープで海の恵みを美味しくいただきます!

水面炸裂を求めて。田園を巡るナマズトップゲーム

写真と文◎編集部
こちらの記事は月刊『つり人』2021年7月号に掲載したものをオンライン版として公開しています。

ナマズは全国各地の河川や水路に生息し、70㎝近くまで成長する。夜行性のイメージが強いが明るい日中でも充分に釣れる魚だ。ルアーでねらう場合、一番面白い釣り方はトップウォーター(水面上)の釣り。水面が突然炸裂し、自分が操作するルアーが襲われる様子を見ればハマってしまうこと間違いなし!釣り場も郊外の支流や用水路となっており、散歩がてら近場で楽しめるのもナマズゲームの魅力だ。

 

一級ポイントは流れ込み

namazu202107 (20)

 ナマズねらいの一級ポイントは落ち込みや排水溝などから水が流れ込む場所。水の動きが少しでもある場所のそばに定位していて滲み出す程度でも充分に可能性はある。壁際で水と一緒に落ちてくるカエルや小魚などのエサを待ち構えているのだ。どんなに小さな流れ込みでも見逃さずにルアーを投げてみよう。他にも葦際や物陰、吹き溜まりにもいることがあるので気になるところは一通りルアーを通すとよい。

namazu202107 (5)水が落ち込む場所は1級ポイント。流れこむ脇にルアーを通したい

「意外とコンクリート護岸の壁際にいたり、沈んでいるトタンやビニール袋の隙間から飛び出してきたりすることも多いです」と谷中さん。川のありとあらゆる障害物がポイントになりうる。川を練り歩いて探そう。落ち込み+ コンクリート護岸、落ち込み+ トタンなど要素がふたつ以上あるポイントは高確率でナマズが潜んでいる。

namazu202107 (2)沈んでいるトタンの陰にナマズが潜んでいることも多々ある

namazu202107 (3)ウィードの周りもポイントになる。特に下流側にいることが多い

 ポイントを見つけたらポイントを通過するように奥へキャストしてルアーを引こう。ナマズの頭上をルアーが通るイメージだ。巻くスピードはルアーが泳ぐ速度ギリギリの遅さが効果的。釣り場の構造によっては投げてルアーをポイントに通せなかったり、ポイントの真上にしか立てなかったりする場合もある。そんな時はポイントにルアーを直撃させるのもひとつの手だ。真上から垂らすように落としてチョンチョンと水面で動かしていると食いついてくる。どうしてもヒット率は低くなってしまいがちだが反応が間近で見られるので迫力満点だ。

 ただし、要注意なのがカメの存在。ナマズのポイントにはカメが甲羅干しをしていることも多く、不用意に近づくとカメが慌てて水に飛び込む。場合によっては大きな音を立ててしまい、ポイントが潰れてしまうこともある。気付かれないように静かに近づくか遠くからアプローチしたい。

namazu202107 (6)好ポイントには亀が甲羅干ししていることもある。静かにポイントに近付こう

namazu202107 (4)こんな隙間でもナマズは入り込む。バイトはあったがヒットには持ち込めなかった

水温が上がれば活性も上がる

 太陽も高くなり、水温が上がってくるとともに反応も少しずつ出てきたが、なかなかヒットにつながらない。活性が高い時はミスバイトしても何度もアタックしてくるのだが、この日はミスバイトした後が続かない。見るからによさそうな落ち込み+コンクリート護岸のポイントでついにヒット!

namazu202107 (16)ヒットしたナマズを抜き上げる。60cm を超える魚もヒットする可能性があるので強いバットパワーは不可欠

 水面が炸裂しても慌てずに巻き続け、ロッドに重みが乗ってから合わせてファイトに持ち込んだ。激しい抵抗をいなしながら一気に抜きあげたナマズは50㎝を超える良型。この日は活性が低くミスバイトばかりだったので谷中さんの喜びもひとしおだ。その後も釣り歩き、さらに1尾をキャッチできた。午後3時には水温も20℃を越え、反応もかなりよくなっていた。

namazu202107 (17)午後になり水温が上がると反応も増えてきた。活性が上がればヒット率も高くなる

 ナマズは田園地帯の水路だけでなく、都市型河川などでも姿が確認できるほど身近なところにいることが多い。散歩がてらにナマズがいそうなポイントを捜して近所を釣り歩くのも面白いだろう。これから水温が上がるとともに活性も高くなるのでますます水面が炸裂するはずだ。

 

 

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