<img height="1" width="1" style="display:none" src="https://www.facebook.com/tr?id=170559842213036&amp;ev=PageView&amp;noscript=1">
編集部2022年5月20日

埼玉県/幸手市 水面炸裂!ナマズのトップウォーターゲーム その1(全3回)

ナマズ 埼玉 魚種別釣りガイド

冬の終わりから春の始まりにかけては海の中が大きく変わろうとするタイミング。 産卵のため捕食のため岸寄りに集まるターゲットの数と種類が増える。 そしてこれから初夏にかけてますます身が美味しくなる魚もいる。 適度なキープで海の恵みを美味しくいただきます!

水面炸裂を求めて。田園を巡るナマズトップゲーム

写真と文◎編集部
こちらの記事は月刊『つり人』2021年7月号に掲載したものをオンライン版として公開しています。

ナマズは全国各地の河川や水路に生息し、70㎝近くまで成長する。夜行性のイメージが強いが明るい日中でも充分に釣れる魚だ。ルアーでねらう場合、一番面白い釣り方はトップウォーター(水面上)の釣り。水面が突然炸裂し、自分が操作するルアーが襲われる様子を見ればハマってしまうこと間違いなし!釣り場も郊外の支流や用水路となっており、散歩がてら近場で楽しめるのもナマズゲームの魅力だ。

 

田植えがシーズン開幕のサイン

 4月下旬のこの日は埼玉県東部に位置する幸手市の田園地帯にて釣り始めた。「例年ならナマズゲームの盛期を迎え始めているのですが、今年は水量が少なくてまだ始まっていないようです」と言うのは谷中洋一さん。釣り具メーカーのスミスに勤務しており、同社のナマズブランド「鯰人」を立ち上げたナマズゲームの第一人者だ。

namazu202107 (22)ナマズゲームの第一人者である谷中洋一さん。最近は東京湾内でのオフショアも楽しんでいる

「幸手周辺は他の地域よりも早く田植えが始まるのでこの時期からナマズゲームが楽しめます」なぜ田植えがナマズと関係するのか。田植えのために水が田圃に張られることで、その水が水路や小河川に流れ込む。すると水の流入や水温、濁りなどさまざまな要因が好影響をもたらし、ナマズの活性が上がることが多いのだ。そのため、田植えがナマズねらいにおけるエリア選びの基準のひとつとなる。埼玉県の場合はエリアごとに4月中旬から6月まで田植えが行なわれる。

namazu202107 (1)田植えシーズンに入った幸手エリア。田圃から流出する水は濁っておりナマズの活性によい影響をもたらす

 

穂先の軟らかいロッドでヒット率を上げる

 ナマズゲームが成立する場所は小規模河川や水路がメイン。そのような場所では水面近くまで降りることができない場合も多いため、ナマズがヒットした際に抜き上げられるしっかりとしたバットを持つロッドが不可欠となる。MやMHクラスのバスロッドでも充分流用できるが、バスロッドでは穂先が硬く、バイトを弾きやすいのが難点。ナマズゲーム特有の低ヒット率を上げるためには専用ロッドの使用が望ましい。また、足場が高くても足もとまできっちりとルアーを泳がせるためにもロッドの長さは6フィート後半から7フィートがおすすめ。この日は「鯰人DNAZ-69M」を使用した。

namazu202107 (21)

 谷中さんはナイロン30ポンドをルアーに直結して使うことが多い。飛距離が欲しい時はPEラインを使うこともあるがやはり伸びが少ない分バイトを弾きやすいようだ。

namazu202107 (13)上がナイロン、下がPE タックル。この日はナイロンタックルで一日通した

 ルアーは水面で誘うトップウォータープラグ。クローラー系、カップ系、リップ系を主に使用している。クローラー系はしっかり水を掴んで泳ぐので足場が高い時でもしっかりアクションしてくれる。カップ系は水面に絡んでいる葦やゴミが多い場所でも前方に取り付けられたカップのおかげで引っ掛からずに乗り越えやすい。リップ系は短い距離でも長く誘えるので水路などの小場所で威力を発揮する。それぞれ釣り場や用途に合わせて使い分けたい。

namazu202107 (14)この日使ったキャタピーとジトラー(どちらもスミス)。足場の高さやねらうポイントでルアーを使い分けていこう

 

namazu202107 (15)この日使ったキャタピーとジトラー(どちらもスミス)。足場の高さやねらうポイントでルアーを使い分けていこう

 

次回は ルアーチューンや、ナマズの探し方を紹介します!

埼玉県/幸手市 ナマズのトップウォーターゲーム その2(全3回)

 

 

 

 

おすすめ記事

記事検索

  • 検索フィールドが空なので、候補はありません。

月刊つり人 最新号

つり人 2020年5月号

列島をゆるがすコロナウイルス。けれども、日増しに暖かくなる春の日を、じっと家にこもって過ごすのはやっぱり体によくない。その点、手軽な海の釣りは、風も気持ちよく、大人も子どもも、思い切り深呼吸しながら時間を過ごせる。ウミタナゴ、メジナ、クロダイ、カレイ、アオリイカ、カサゴ……。元気な魚たちが泳ぐフィールドで、がんばろう、ニッポン! そのほか、3名手の渓流解禁レポート、里川で見つかる美味しい道草、みちのくタナゴ旅など旬の釣り満載でお届け。