長野県の北西部、北アルプスの麓にある木崎湖はワカサギの禁漁期がなく通年楽しめる。特に秋からのボート釣りでは全国でも有数の数釣り場だが、これからの季節は日に日に水温も下がり秋口のまとまった群れも底に薄く留まる。
厳寒期はドーム船でポカポカ釣行
レポート◎宮田 一
この記事は『つり人』2017年1月号に掲載したものを再編集しています。
深場を手返しよく
長野県の北西部、北アルプスの麓にある木崎湖はワカサギの禁漁期がなく通年楽しめる。特に秋からのボート釣りでは全国でも有数の数釣り場だが、これからの季節は日に日に水温も下がり秋口のまとまった群れも底に薄く留まる。水深18~23m付近に置かれたドーム船からの釣りになる。小さく繊細なアタリを1日通して楽しめる季節だ。
平均釣果は100~200尾。当日の活性や水質状態によって、魚の反応は異なる。リアクション系がよかったり、ナチュラルで違和感のないエサの動きを好んだりもする。仕掛けと誘い方、誘いのインターバルを変えるなど工夫をすれば釣果アップにつながるはずだ。
深場を手返しよくねらうため、オモリは7~11g。当日の風の影響でドーム船に動きが出る時があるので、穂先はその動きに負けない形状、パワーを持ちながらアタリを拾えるものが求められる。
着底直後に小さいアタリが出ることが多いので、すぐに誘いをかけるのではなく、違和感を見逃さず合わせるのもコツだ。エサはシロサシがメインだが、日によってベニサシがよかったりする。カットした付けエサの大きさを変えながら当日のパターンに見つけていけば、面白い釣りができるだろう。
仕掛けは、ハリス間隔が14~20㎝と広めを使う。渋めの時はロングハリスが有効だ。自然に漂うようすに反射食いして来ることもある。船中1人だけ釣れる時もあるのでロングハリス仕掛けは常備したい。
アタリの大きさでオモリ負荷号数を変更し、穂先の角度調整を行なうとよい。高活性時にはショートハリスでサオ乗りのよい穂先もよいが、渋い時のシステムで充分に釣れる。自分に合った使いやすいシステムで釣ればよい。
また釣り座の工夫も手返しアップと好釣果を生む。叩き台、エサ箱、生け簀、ハサミ、カウンターのポジションはあらかじめ決め、それらをコンパクトにセッティングしやすいようにしている。
ドーム船の水深は20m前後。重いオモリを使って手返しよくねらって行こう
プラスアルファの楽しみ 手打ちそば 美郷(℡0261・23・1334)
おすすめは大ざる900円。なかなかの大盛だ。地粉を使い地元でも人気店。そばを注文すると季節の天ぷら、そば寄せ、そば薄焼き、濃いめのそば湯付きで大満足。木崎湖稲尾駅から10分。ワカサギ釣りのお昼に行けるお店
●住所:長野県大町市美麻新行
●交通:長野自動車道・豊科ICを下りてR148を大町・白馬方面へ。木崎湖トンネル手前に木崎湖温泉への案内があるのでそれに従い左折
●問合先:レンタルボート牡丹(℡090・2215・9251)
2017/11/24