新年を迎えて早々に解禁するのが、氷上のワカサギ釣り。長野県小海町にある松原湖は、例年1月上旬頃に解禁し3月の第1日曜日まで釣りが楽しめる。
トイレ完備。道具も一式レンタル可能。女性やファミリーにもおすすめ
小山 響 写真と文
レポーター=小山 響
平成5年生まれ。埼玉県上尾市在住。荒川銀影会、c-style fishing club所属。幼少の頃に釣りの楽しさに魅了され、現在では渓流釣りをメインに1年を通じて釣りを楽しんでいる。キャスティング新大宮バイパス店店員
この記事は『つり人』2016年2月号に掲載したものを再編集しています。
氷上ワカサギシーズン開幕
専用のカタツムリやテントがあれば、冷たい風も避けられて快適新年を迎えて早々に解禁するのが、氷上のワカサギ釣り。長野県小海町にある松原湖は、例年1月上旬頃に解禁し3月の第1日曜日まで釣りが楽しめる。解禁日の設定は毎年異なるので、詳細は問い合わせいただきたい。松原湖は、氷上ワカサギ釣りが有名であり、シーズンになるとよくテレビ等で紹介されるほど。トイレも配備され、ワカサギ釣りの道具も一式レンタルできるので、女性やファミリーにも安心して釣りを楽しんでいただくことが可能だ。
例年、解禁後しばらくは数釣りが楽しめる。主な有名ポイントは藤棚や旧松原館前・ウバの懐・北風倒木などがあげられる。訪れた際に釣れているポイントを釣り宿に聞いたり、調べるのもよいだろう。
タックルはワカサギ用電動リールに穂先は35㎝ほどの長さの先調子が向く。松原湖のワカサギはサイズが4~5㎝と小さいことでも有名で、2~4gのオモリを付けてもアタリが出るような繊細な穂先がよい。仕掛けは、長さ1m前後でハリは5~7本バリが扱いやすい。ハリの大きさは、キツネタイプの1号前後。オモリは2~4g前後でオモリ下に付けるハリが松原湖では重要なので忘れずに。ハリスは3~5㎝がおすすめ。エサは、シロサシを使う。シロサシの頭側かお尻側にハリをチョン掛けし、サシを1/3~1/4の大きさにカットして使う。エサはハサミで切ることで体液が出て、ワカサギの食い気を誘い、集魚効果につながる。体液がなくなるとワカサギの食いが悪くなるので、エサはこまめに替え、いつでも新鮮な状態にしておくと釣果にもつながる。タナは一般的には湖底付近がよいが、近年は中層をワカサギが回遊していることが多く、魚群探知機を持っている方は、中層の群れをねらってみてもよいであろう。
最後に、氷上には氷が薄く危険なところがある。そこには立ち入り禁止のロープが張ってあるので、中に立ち入らないように注意していただきたい。
エリアマップ
交通●上信越自動車道・佐久ICからR141で佐久穂方面へ行き松原湖入口の信号を右折し松原湖へ
問合先●リゾートイン立花屋 ℡0267・93・2201
2016/12/6