B.A.S.S.エリート第8戦、レイク・シャンプレインにて藤田京弥選手が優勝を果たしました! 2位に1Lb6ozものウエイト差をつけての勝利は、まさに完全優勝といっていい結果でしょう。
ルーキーイヤーの初優勝! 残す1戦でROYも奪取なるか!?
編集部=まとめ
日本時間8月17日(木)よりアメリカにて行われていたB.A.S.S.エリート第8戦、ニューヨーク州レイク・シャンプレインにて藤田京弥選手が優勝を果たしました!
今大会、予選から1位につけていた藤田選手。準決勝でもその座を譲らず4Lb後半の魚をそろえ、さらにウエイトを重ねましたが、プレッシャーのためか日に日にバイトが少なくなっていくコンディション。それでも決勝では3Lb台の魚を着実にキャッチ。トータルウエイトは4日間で86Lb12oz。全体的に接戦となった今戦において、2位に1Lb6ozものウエイト差をつけての勝利は、まさに完全優勝といっていい結果でしょう。
世界最高峰バスマスターエリートシリーズで優勝することができました!
— 藤田京弥 (@mr_0402) August 22, 2023
ほんとに多くの方に助けていただいたおかげで、ひとつの目標を達成できました。
サポート、応援してくださった方々に感謝の気持ちでいっぱいです。https://t.co/qZAM58VnNu pic.twitter.com/F7tJ5xHFWJ
Kyoya Fujita is holding onto the lead just past the midway point on Championship Monday. Fujita has a five bass limit, unofficially at 18 pounds.
— Bassmaster (@bassmaster) August 21, 2023
Will this Elite Series rookie reach 20 pounds for the fourth straight day? Find out by tuning in on https://t.co/x7d0GcxVJc!… pic.twitter.com/6nlpQamrkY
エリートシリーズは、米国で最も歴史のあるバスフィッシングトーナメント団体・B.A.S.S.が開催する最高峰のトーナメントシリーズ。下位カテゴリー優秀な成績を収めた選手のみ出場が許される狭き門で、年間9戦が行なわれます。
藤田選手といえば、日本ではJBマスターズAOY、ジャパンスーパーバスクラシック制覇、そして2度のJBTOP50年間優勝を決めてグランドスラムを達成するなど主要タイトルを総なめ。2022年に渡米してB.A.S.S.のオープンカテゴリーに参戦すると、わずか1年でエリートシリーズへの昇格。まさに日本トーナメント界における最高傑作といってもいいアングラーです。
幼少より兄の藤田夏輝選手と腕を磨いた。夏輝選手は現在ジャッカルでルアー開発を担当しつつJBTOP50に参戦
そんな藤田選手の勢いは、アメリカ最高峰のトップカテゴリーの試合においてもとどまることはありませんでした。
開幕戦こそ79位と出遅れたものの、第2戦のレイク・セミノールでは準優勝。さらに第3戦のレイク・マーレイ、第7戦のレイク・セントクレア、そして今回第8戦のレイク・シャンプレインとなんと計4回・試合数に対して1/2の確率で決勝に進出。これにはバスマスターの解説陣も「インクレディブル」と驚きを隠せない様子でした。
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さて、今回試合が行われたレイク・シャンプレインはスモールマウス優勢の湖で、多くの意選手がオフショアに浮いてライブソナー系魚探を駆使するライブシューティングを行っていました。藤田さんはこの釣りを河口湖在住時代から徹底的に磨いており、かつては「ライブスコープの運用能力に関しては僕が世界一だと思えるくらい練習した」と語るほど絶対のコンフィデンスを持っています。
日本でもライブシューティングを駆使して優勝を重ねた(写真は2021年のJBTOP50遠賀川戦。この試合は準優勝)
肉眼や魚探を用いたサイトフィッシングのイメージが強い藤田選手だが、ルアーの引き出しは極めて多い(写真は愛用ルアーの一例)。サイト系の釣りでずば抜けた結果を出しつつ、それが機能しにくいフィールド・状況でも多彩な釣りで試合をまとめられるのが藤田選手の真の強みなのかもしれない。以前霞ヶ浦戦で同線取材したBasser記者は「(藤田選手は)カバー撃ちもとんでもなく上手い」とコメント
藤田さんが他選手を出し抜けた理由は魚探の技術だけではありません。使用しているルアーとその使い方についてもキモがありました。それがミッドストローリング、通称“ミドスト”です。フィッシュ系ワームとジグヘッドのセッティングによる中層攻略は、日本ではもはや定番のテクニック。しかしアメリカではネドリグと呼ばれるバスに対してバーチカルにアプローチするジグヘッド・テクニックはあっても、中層の一定レンジをふわふわと泳がせるテクニックは浸透していないようです。
アメリカにおけるライブシューティングの定番ルアーはジャークベイトであり、ワーミングではドロップショット。今回はブレードスピン系を投げている選手も見受けられました。そんななか、中層を泳ぐバスの動きや進行方向を正確に読み、必殺のミドストで食わせにかかる……。詳細はまだわかりませんが、おそらく藤田選手はこのようにアメリカのうぶなバス(ミドストに対して)を攻略していったのではないかと思われます。
年間順位は8位、ROY(ルーキーランキング)でも2位につけている藤田選手。次の最終戦でどこまで順位を上げられるのか。日本人初となるROY獲得はなるのか。目が離せません。試合の詳細や初優勝の舞台裏は次号以降のBasserで詳報予定です。
◆藤田京弥選手の出演動画もどうぞ!!
藤田京弥選手のサイトフィッシングも大解剖!
『ハイプレッシャーを味方にする 勝てるバス釣り15の戦略』好評発売中!
藤田京弥選手優勝に祝福の声続々!
優勝 藤田京弥
— DAIWA BASS【Ultimate BASS】 (@daiwaworks) August 21, 2023
【Bassmaster Elite Series】
第8戦Lake Champlain
アメリカトーナメント初優勝!
エリートシリーズ参戦8戦目
にして、優勝を掴みました!
まさに「京弥のターン」
沢山のご声援ありがとうございました!!
Congratulations Kyoya#DAIWA #ダイワ#SLPWORKS#藤田京弥 pic.twitter.com/3pU5SZIN44
Bassmaster Elite Series
— 藤田夏輝 (@natsukin2220) August 21, 2023
第8戦Lake Champlain
弟の京弥が優勝しました
おめでとう‼️
ここに至るまで沢山の方々に支えられております。次戦も、そして今後とも応援よろしくお願いしますpic.twitter.com/dS5h8bay03
バスマスターエリートシリーズ第8戦レイクシャンプレーン。
— Takumi Ito 伊藤巧 (@takumi_no_oheya) August 21, 2023
きょうちゃん優勝おめでとう
今回のエリート戦のTOP10に残った選手、2018年以降?にエリート昇格した選手しか居なかったかと思います。年齢でいうと20〜30代。… pic.twitter.com/K0APOJWYKK
藤田プリンス京弥 @mr_0402 エリート第8戦シャンプレイン優勝!
— 秘密のアマケンノート (@AmakensNote) August 21, 2023
エリート参戦初年度(ルーキー)での初優勝を決める!#プリンス初優勝https://t.co/6PT9oO4FZP pic.twitter.com/VvJhlNvDt2
藤田京弥優勝! pic.twitter.com/NLW6jm0CiV
— 大場未知 Michi Oba (@michioba) August 21, 2023