冬の定番ルアーと言えば、メタルバイブ、シャッド、そして、ジャークベイト!今回は、ニンジャさんにジャークベイトの釣れるキモを伺いました。
冬バスをねらうジャークベイトのキモとは!?
文◎センドウタカシ 写真◎編集部
この記事はBasser2020年2月号の記事を再編集しています
冬の定番ルアーと言えば、メタルバイブ、シャッド、そして、ジャークベイト!今回は、ニンジャ的ジャークベイトの釣れるキモを書いてみようと思います。一般論とは多少ズれるかもしれませんが、すべて実体験から導き出された答え。ジャークベイトに苦手意識のある皆さんの参考になれば幸いです。
センドウタカシ(芸名:ニンジャ)
中年の星目指し奮闘する毎日。バスだけじゃなく、ソルト、トラウト、と、多角的な釣りを展開。釣りビジョン『ぶらりバスの旅』も好評放送中~
目次
センドウさんおすすめのジャークベイト
◎ルドラ130SP (O.S.P)
ルドラは巻きのミノーとして使う人も多いと思うんですが、ジャークベイトとしても秀逸。ボディーの大きさゆえにキレッキレのアクションは出しづらいんですが、ビッグベイト的なパワーでヤル気のある魚を釣っていきたい、というような場面で活躍してくれます。ワンテンを使うようなシチュエーション、ログを使うようなシチュエーション、いずれも使えてしまう懐の広さがありますね
◎ラトリンログASDRB1200 (スミスウィック)
長きに渡って愛され続ける、ジャークベイトの名作。モデルによってキャラクターも変わるし、人によって好みも分かれますが、個人的にはサスペンドモデルのASDRB1200が好きです。今時のルアーに比べれば、飛距離も出ないし、扱いやすくもないかもしれませんが、移動距離を押さえたキレのある動きは、唯一無二と言ってもいいほど。ワンテンなどとは対極で、足の短いスライド幅で、ピンスポットねらいや、低活性でルアーを追いきらない魚を釣るのが得意なルアーという認識です
◎ヴィジョンワンテン(メガバス)
アメリカのメジャートーナメントでも抜群の使用率。ジャークベイトと言えばワンテン、という人も多いと思います。実際によく釣れるし、いいルアーですよね。自分的には、止めたときの震えとか、水押しがどうのとか言うよりも、キレのあるダートと絶妙な潜行レンジこそワンテンの持ち味だと思っています。同サイズのジャークベイトのなかでは、ダートさせたときのスライド幅も大きく、広くアピールしていくイメージで使うルアーだと思います
◎X-RAP (ラパラ)
大好きなラリー・ニクソンが監修したということで、発売時から盲目的に愛してたんですが、それを抜きにしても、超イケてるルアーです。その持ち味は、なんと言っても、ジャークの容易さ。ダートの鋭さもキレッキレで、ヤル気のない魚にもガンガンスイッチを入れてくれます。「ジャークベイトを鋭くダートさせられなくて……」という人は、このルアーで練習するのもオススメです!
◎ハードコアミノー・フラット (デュエル) ※写真は95SP
今年、バスマスターエリートのウィニングルアーにも輝いた、我が最愛のフラット。持ち前のフラットサイドボディが生み出す強烈なフラッシングと色調変化を武器に、ただ巻きではハイピッチなロールアクション、ジャーク時は、移動距離が短くキレのあるダートで、リアクションバイトを誘発します。キレのあるダートをさせるには、ロッドティップをあまり移動させず、ラインをはじくような感覚で、キビキビとトウィッチを入れるのがキモです
センドウさんのジャークベイト使用タックル
◎ジャークベイト用タックル
▪ロッド : SDC-605MMR-FTW”Bloody”(sedition)
▪リール : KTFアルファスネオ(KTF×ダイワ)
▪ライン : ハードコアT7・10Lb(デュエル)
▪ルアー: ハードコアミノーフラット110SP(デュエル)
▪ロッド : SDC-602MMHG-CRUX”DOOMRIDER”(sedition)
▪リール : アルファスSV105SHL(KTF×ダイワ)
▪ライン : ハードコア・クイックショットCN・16Lb(デュエル)
▪ルアー: ハードコアミノーフラット130SP(デュエル)
ロッドワークを多用する釣りなので、ロッドは短めのものが使いやすい。基本は操作感のリニアなカーボンロッドがメインですが、ゴミや障害物の少ないオープンウォーターでは、乗り重視でグラスロッドを使用することもあります
◎ハードコアミノーフラット130F & 130SP(DUEL)
USツアープロのニーズに応えるべく、3年以上の月日を掛けトライ&エラーを重ねてきたフラットの130mmモデルが、こちらです。体積の大きなビッグミノーにありがちなモッサリした動きを排除し、ただ巻きではハイピッチなロールアクション、ジャーク時には移動距離の少ないキレのあるダートで、ビッグバスのスイッチを入れます。ナイロン1 6 L b 使用の場合、フローティングモデルは1.5m、サスペンドモデルは2mの潜行能力を実現。細めのラインセッティングなら2.5m以深の攻略も可能となります。写真はアメリカテスト時の釣果。
◎耐力エギスナップ(カルティバ)
スプリットリングの場合、ワイヤーの2重と1重の隙間の段差がアクションに悪影響を及ぼすことがあります。よってルアーとラインはスプリットリングを外してスナップのみで接続することが多いです。ジャーク時のパワーロスが少なく、強度にも優れるカルティバの耐力エギスナップを愛用
◎ハードコア・クイックショット・カーボナイロン (デュエル)
深いレンジをねらいたい場合は比重の高いフロロカーボンラインを使用することもあるが、ステイ時間をしっかりとりたい場合は、ナイロンラインを使用するケースが多いです。理由は、しなやかで比重が水に近く、ステイ時にルアーの姿勢を保持しやすいから。写真のクイックショット・カーボナイロンは、初期伸度を抑えた高感度設計ながら、低水温でもしなやかさを失わず、操作性に優れているのが特徴。耐摩耗性も高いので、ストラクチャー周りでも安心です
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