11月下旬に開催され、タフな一戦となった第13回大会。優勝したのは河辺裕和選手。釣り方は前回優勝した第9回大会と同様に浚渫跡をフットボールジグでねらうパターンでした。 バス釣りの専門誌バサーが、バス釣りのテクニックから道具、試合の最新情報、初心者のバス釣り入門までバスフィッシングのすべてを公開しています。
河辺裕和選手のフットボールジグが再び火を噴いた第13回大会
Basser編集部=写真と文
第13回大会・霞ヶ浦(出場24名)
※表中ならびに文中、敬称略にて失礼します Place | Name | Total weight(g) |
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1 | 河辺裕和 | 6460 |
2 | 並木敏成 | 6000 |
3 | 泉 和摩 | 5560 |
4 | 柳 栄次 | 3270 |
5 | 大森貴洋 | 2870 |
冬の足音が聞こえてきた11月21日、第13回のオールスタークラシックは過去に例を見ないほどタフな一戦となった。7尾のリミットを達成することができたのは、準優勝の並木敏成と勝った河辺裕和のふたりだけ。この結果から、1999年大会がいかに厳しい状況だったかが窺い知れる。
河辺に2度目の栄冠をもたらしたのは、またも浚渫跡であり、ウイニングルアーもまたも1/2ozフットボールジグ、トレーラーは6inジャンボグラブだった。「世界一のフットボーラー」や「カワベブレイク(美浦の浚渫跡)」は今大会から生まれたのである。
勝った河辺の展開は楽なものではなかった。泉和摩がスタートダッシュに成功し、それを追った並木が7尾、8尾と釣って入れ替えを行ない、泉を逆転。そんななか、浚渫跡に張りついた河辺に訪れるバイトは非常に散発的だった。しかし、集中力を途切れさせず正午に手にした1200gと1000g超が、勝利を決定づけるまさにキッカーフィッシュとなった。
掲載は2000年2号
2016/10/5