国内フィールドのハイプレッシャー化が進む1998年に開催された第12回大会。優勝した吉田幸二選手のメインパターンはクランキングでした。 バス釣りの専門誌バサーが、バス釣りのテクニックから道具、試合の最新情報、初心者のバス釣り入門までバスフィッシングのすべてを公開しています。
クランカー・吉田幸二選手が優勝した第12回大会
Basser編集部=写真と文
第12回大会・霞ヶ浦(出場23名)
※表中ならびに文中、敬称略にて失礼します Place | Name | Total weight(g) |
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1 | 吉田幸二 | 6730 |
2 | 河辺裕和 | 6370 |
3 | 柳 栄次 | 5770 |
4 | 赤羽修弥 | 5570 |
5 | 田辺哲男 | 5470 |
1998年、第12回大会のウイニングパターンはクランキング。ルアーはディプシードゥ3、勝ったのは吉田幸二。クランカーとしての吉田幸二を世に知らしめると同時に、ハイプレッシャー化が進む国内のフィールドにおいて、ライトリグに偏りがちだったルアーセレクトに一石を投じることになった伝説的一戦だった。
そして入賞5名の中に「赤羽修弥」の名が……。赤羽は、この試合から10年後の2008年大会、そして2009年大会、さらには2010年大会をも制して3連覇を達成することになる。オールスタークラシック30年史を振り返るとき、その赤羽がついに表彰台の一角を占めたという点でも、1998年のオールスタークラシックは非常に意義深い大会だったといえる。
掲載は1999年2号
2016/10/4