史上最大のトーナメントウォーターで開催された第14回大会。杭の横にサスペンドしていたバスをラバージグの中層スイミングで攻略した吉田秀雄選手が優勝しました。 バス釣りの専門誌バサーが、バス釣りのテクニックから道具、試合の最新情報、初心者のバス釣り入門までバスフィッシングのすべてを公開しています。
優勝した吉田秀雄選手のメインパターンはラバージグの中層スイミング
Basser編集部=写真と文
第14回大会・利根川水系(霞ヶ浦・北浦等を含む/出場26名)
※表中ならびに文中、敬称略にて失礼します Place | Name | Total weight(g) |
---|---|---|
1 | 吉田秀雄 | 9790 |
2 | 西村嘉高 | 7850 |
3 | 関 千俊 | 6790 |
4 | 小山隆司 | 5970 |
5 | 河辺裕和 | 5650 |
20世紀最後のオールスタークラシックは、この節目に相応しく、史上最大のトーナメントウォーターが設定された。霞ヶ浦の土浦新港を発着場所に、北利根川、常陸利根川、北浦のみならず、閘門を抜けた先の利根川までもが競技水域に含まれたのである。
この大会を制したのは吉田秀雄。ガード付きのキャリラバ3/8ozと10年物のホッグヘアーの組み合わせで、杭にサスペンドしているバスを中層スイミングで攻略した。当時でいえばホンガリング、今でいえばミッドストローリングに近いこの高度なテクニックの威力は凄まじく、吉田は2位以下を2kgも突き放して圧倒的勝利を収めた。
また今大会には、現在でもベテラン・中堅として各方面で活躍している深江真一、関和学、庄司潤、西村嘉高が初出場。勝った吉田を始め、21世紀を前に次世代アングラーの台頭を強く印象づけるオールスタークラシックとなった。
掲載は2001年2号
青木大介×草深幸範×伊豫部健
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2016/10/5