ルアーの強弱さえ間違っていなければ、バスは引っ張れる。ルアーの強弱+αがマッチしていれば、バスは釣れる。北大祐さんにターンオーバーをトップウォーターで攻略する方法を伺いました。
どんとこいターンオーバー!
北大祐=文
編集部=写真
ルアーの強弱さえ間違っていなければ、バスは引っ張れる。ルアーの強弱+αがマッチしていれば、バスは釣れる。北大祐さんにターンオーバーをトップウォーターで攻略する方法を伺いました。
この記事はBasser2016年10月号に掲載したものを再編集しています。
トップウォーターが有効なスポットには法則性がある
今回は、秋以降必ず起こるターンオーバー現象についてなのですが、おそらく皆さん「ターンオーバー=厳しい」という印象を抱いているは ず。
そんな状況に対して、なんともミスマッチに思われるであろう「トップウォーターで釣る方法論」を説明していきたいと思います。 常に流れている「河川」はターンオーバーしにくいため、今回の内容はほとんど当てはまりません。
ターンオーバー時にトップウォーターで釣るといっても、当然どこでも釣れるわけではなく、決してイージーなゲームではありません。 ただし、水面にバスが出るスポット、出るストレッチには必ず法則性があります。
◆関連動画/「勝つクランク理論」のすべてを巻き物の秋に特別公開!
はじめに
前提として、今回書く秋のトップウォーターゲームは決してベイトフィッシュをイミテートした釣りではありません。 表層の水温が下がってくるとワカサギレイクのワカサギパターンや、琵琶湖・北湖のコアユパターンなどが話題に上ることが多くなりますが、これらバスが表層にベイトフィッシュを追い込んで起こるフィーディングやそれと関連したトップウォーターパターンとはまるっきり違う釣りですのでご注意ください。
それではターンオーバー時にバスを引っ張り出すトップウォーターゲームを解説していきます。まず考えなければいけないのがターンオーバーとはどういった現象なのかということです。
ターンオーバーについて
ご存知の方も多いと思いますが、春や秋は朝と昼の気温差が大きいので、水温躍層(サーモクライン。上層が温かく、下層が冷えた状態の境界線が明確になる)ができやすくなります。
そこに突然、上層の水を冷やす何らかの現象が起きると、大風などをキッカケに上下の層の水がゴロッとひっくり返ってしまいます。
すると、それまで下の層にあって水圧が掛かっていた無酸素水が舞い上がり、バスが酸欠を起こして活性を著しく下げてしまいます。
しかし、この現象のメカニズムさえ把握できていれば実は釣れるスポットやストレッチが見えてきます。一番に考えなくてはいけないのが「ターンオーバーしにくいエリアはどこか?」です。
ターンオーバーしにくいエリアとは?次回9/2公開!
次回はターンオーバー時に選ぶエリアやルアーについて!9/2公開!
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