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編集部2021年11月3日

水面炸裂!ド派手なバイトを体感せよ! オカッパリシーバスビッグベイト入門 その3(最終回) ~ルアーと動かし方編~

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近年、人気急上昇中のビッグベイトシーバス。ビッグベイトと言われる、デカいのルアーでシーバスをねらう超エキサイティングなゲームだ。 秋はあらゆるベイトが大型化する1年でもっともハマりやすいシーズン。ぜひ、このチャンスにビッグベイトシーバスにチャレンジ!!ルアーと動かし方をご紹介します。

ビッグベイトシーバスを始めるなら、秋がチャンス!

写真と文◎松本賢治 

近年、人気急上昇中のビッグベイトシーバス。ビッグベイトと言われる、デカいルアーでシーバスをねらう超エキサイティングなゲームだ。
秋はあらゆるベイトが大型化する1年でもっともハマりやすいシーズン。ぜひ、このチャンスにビッグベイトシーバスにチャレンジ!!ルアーと動かし方をご紹介します。

松本賢治  

(まつもと・けんじ)京都府在住。シーバスライフをはじめ、数多くのシーバスムック本で活躍するフィッシングライター

この記事は『つり人』2021年12月号に掲載したものを再編集しています。

現在、人気のビッグベイトたち

 これまでのビッグベイトは大きなシルエットとS 字主体のものが多かった。だが、シーバス自体のビッグベイトへ対するスレによって、これまでのビッグベイトでは対応できないシチュエーションが増えてきた。それにより、操作性の高いビッグベイトが求められる時代となってきている。

 

ジョインテッドクロー178F(ガンクラフト)

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アクションはS字系として有名だが、素早く数回巻いてS字で泳がせて浮かせてステイ、ジャーク&ステイというアクションも効果的。ステイも数秒置いてもいい。スローただ巻きのみでもいい。早く巻き続けると思ったより潜るため要注意。

 

ブルージュ190F(ヒフミクリエイティング)

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数少ないシーバス専用ビッグベイト。写真はスイムテールだが、フィッシュテールへの交換も可能。食わせ能力の高いビッグベイトとして困った時の奥の手的に使うアングラーが多い。スローなただ巻きはもちろん、トゥイッチにもドリフトにも対応する3ジョイント。

 

クラッシュ9 (DRT)

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琵琶湖生まれのルアーだがシーバスにも抜群に効く。特徴はやはり、90度という可動域の広さをもつジョイント。巻きの釣りよりも激しくアクションさせて釣る面白さが売りであり、それがまた釣れる。水中ドッグウォークやヨコヨコアクションと呼ばれる一方向に偏ったスイミングアクションは他のビッグベイトでは出せない魚を寄せる。

 

体験すべき超ド派手なビッグベイトシーバスバイト!

 

illust-seabass

 

 皆さんが悩まれるのは、きっとアクションだと思う。それは、ベテランアングラーでも悩むところ。基本的には、スローなただ巻きでいい。もしくは2~3回ロッドを強くシャクってダートさせ、数秒ステイさせ浮かせ、またシャクるというのもいい。

 スロー? と思った方もいるかもしれない。デイゲームでスタンダードサイズのルアーを使う時の基本は速巻きだ。それは見切られるから。だが、ビッグベイトはそのシルエットをしっかりと見せてこそ効果を発揮することがわかっている。だから、スローなのだ。速巻きはアクセントとして入れるくらいでいい。

 前述したアクションの話で、止めて浮かせるとお伝えした。そう、おすすめしたいのは浮くビッグベイト。沈むビッグベイトは非常にロストするリスクが高く、気にしない方なら問題ないだろうが高額ルアーの根掛かりはメンタル的によくない・・・。そして、沈むルアーは実はあまり面白くない。それは、釣った感が薄くなるためだ。水面~水面直下というルアーが視認できる浅いレンジを意図的にねらうことで釣った感も増す。何より魚の出方がド派手なのだ。正直、ビッグベイトシーバスにドハマりしている人の多くは、ビッグベイトで釣ったことももちろんだが、ビッグベイトに対するシーバスの出方の面白さに魅了されている部分が多い。

 例えるなら、子どもが飛び込んだくらいド派手な水柱を立て、ドバーーーンッ! という轟音とともに出るケースが多い。デイゲームでは魚体も確実に見えるため超興奮する。ただ、ビッグベイトシーバスの弱点はフッキングの悪さだ。大きなフックが付いてはいるが、ボディーの大きさがフッキングを邪魔するケースが多く、未だこのゲームの課題となっている。

seabass-bigbait-matsuken (16) 魚の出方もファイトも派手。大型ベイトを捕食する大型シーバスは、効率よく捕食できるポジショニングとそのタイミングをねらっているため、ねばって釣るようなスタイルではない。だから、基本ラン&ガン。釣れる時は数投で勝負が決まる 

 着水音の大きさもビッグベイトならでは。実は、この着水音の出し方もテクニックのひとつ。河川ではよくボラがジャンプしているのを見かけるだろう。イメージはその音だ。ルアーを腹打ちさせるようにフライ気味に着水させるとペチャンッといういい音が出る。これにシーバスは寄ってくる。そのため、着水直後のバイトもそう珍しくはない。

 全国各地でビッグベイトシーバスでの釣果報告が周年届くようになった。一部のコアアングラーだけの遊びではなく、ビッグベイトシーバスはスタンダードとなりつつある。その醍醐味を体感していただくには、やはりバイトチャンスの多い、秋からのスタートが望ましい。自分が気に入ったビッグベイトを1つ、2つ買ってみて好きな場所、好きな時間に投げ続けてみてほしい。きっと、これまで味わえなかったことが体験できるはずだ。

 現在、季刊誌『シーバスライフ』(つり人社)では毎号、ビッグベイトシーバスを深く掘り下げリポートしている。アングラーの進化、タックルの進化、ビッグベイト自体も今後、さらに進化していくと予想される。

 

seabass-bigbait-matsuken (17) 全国各地でビッグベイトシーバスでの釣果報告が季節を問わず届くようになった。ただ、秋は紛れもないビッグベイトの好機である

 

seabass-bigbait-matsuken (15) ビッグベイトの力を信じて、ぜひ投げ続けてほしい。合言葉は「キープキャスティング!」

 

 


 

 

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