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編集部2023年3月30日

DIY好き必見!渓流ルアー釣り用スイミングフックの作り方を写真で解説

イワナ 釣りの仕掛け集

たかがアイ、されどアイ、釣果に関わる重要なルアーとフックとの接点、それは誰もが簡単に作れて効果を実感できるクラフトパーツの作り方をご紹介します。

バラシ軽減&ルアーの動きも向上させる!

写真と文◎編集部

 

 

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完成品はこちら。ループアイはケプラーなどのソフトマテリアルで作る。しなやかにフックが動くことから「スイミングフック」と呼ぶ人もいる。

 

 

 

 

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「ソフトマテリアルで作るとこんなにもバラシが減るのか!?」と、その威力を実感して以来20年以上ループアイフックを愛用し続けている

 

 

使用した素材

・フック……早掛け:ヴァンフック「DRIFTHOOK」DRB-46F(#8~12)または、太軸:DRB-56F(# 6 ~10)

・ループ……ヴァンフック「クロッシェ」ミノーならCT#6、スプーンにはFC#8

・スプリットリング……ヴァンフック「エキスパートリング」VSR-B の0 もしくは00を愛用

 

 

使用した道具

・瞬間接着剤

・セロテープ

・ボビンホルダー

・スレッド6/0

・カッター

・ハサミ

・ニードル

・バイス

 

 

スレッドを下巻きする

 

Step1

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ハリ先が上になるようにバイスにフックをセットする

 

Step2

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ボビンにスレッド6/0 をセットして適宜イトを出す

 

Step3

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フックのミミの下にスレッドを引っ掛ける

 

Step4

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左手で持った端イトを巻き込むようなぐあいにスレッドを巻き付けていく

 

Step5

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隙間ができないようにスレッドを密に巻いていく

 

Step6

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ハリ先の下あたりまでスレッドを下巻きしたところで

 

Step7

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カッターで端イトをカットする

 

Step8

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下巻きの完成

 

 

 

 

ループを作る

 

Step1

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ループの素材となるクロッシェCT #6をカットする

 

Step2

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クロッシェを折り返しておおよそのループの目安を見る

 

Step3

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フロントとリアのフック同士が干渉しない長さのループにするのがキモ。4.5 ~ 5cm 前半のミノーであれば1.5cm を折り返したくらいのループが木下さんの目安。カッターでクロッシェを1.5cm の長さに切る

 

Step4

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フックにカットしたクロッシェをあてがい、ハリ先側からスレッドを巻いていく

 

Step5

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下巻きスレッドよりも下部に飛び出たクロッシェを引っ張り、下巻きスレッドの面に合わせる

 

Step6

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隙間ができないようチモトまでスレッドを密に巻き付けてクロッシェを固定

 

Step7

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ループとミミが擦れて傷まないように、クロッシェを巻き込まずにスレッドでマクラを入れる

 

Step8

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写真のようにクロッシェの下部(フックのミミの付け根)にスレッドを巻き付ける。これがマクラとなる。木下さんの場合マクラを入れる回数は3 回が目安。マクラを入れることで、ハリ軸に対してアイが縦方向に開きやすくなる

 

Step9

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クロッシェをフック背部に折り返してアイとなるループをつくる。ミノー用のループアイフックはハリ軸に対して縦のアイになるように作る

 

Step10

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最初はスプリットリングをループにあてがい、リングがちゃんと入る大きさのループになるか見当をつけるとよい

 

Step11

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折り返したループを巻き込みながらチモトからハリ先方向にスレッドを巻き付けていく

 

Step12

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下巻きスレッドの下部まで密に巻き上げていく

 

Step13

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ハリ先の下まで巻き上げたところで

 

Step14

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ハーフヒッチで仮止めする。ハーフヒッチは写真のようにスレッドをピンと張った状態で2本指を上から当てて手前に返して輪を作り、その中にフックを入れ込むとやりやすい

 

Step15

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ハーフヒッチを締めていくと写真のような感じで輪が締まる。最初にハーフヒッチをする位置はスレッドの下部(ハリ先側)から行なう

 

Step16

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同じようにハーフヒッチを5回ほど行ない仮止めする

 

Step17

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カッターでスレッドをカットする

 

 

 

 

スレッドを固める

 

Step1

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セロテープをカットしてバイスの土台に貼り、瞬間接着剤を1、2 滴垂らす。ニードルに瞬間接着剤を付ける

 

Step2

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アイがくっつかないようにニードルを使ってハリ軸に巻き付けたスレッド部分にのみ瞬間接着剤を塗布する。裏表まんべんなく付ける

 

Step3

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マグネットなどを使ってハリを浮かせた状態でスレッドに付けた瞬間接着剤を乾かせば完成となる

 

 

 

 

スプーンのループアイを作る時のポイント

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スプーンのループアイはミノーとは異なり、ハリ軸に対して横方向に開くアイに仕上げる

 

 

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スプーンのスプリットリングは構造上大きめ。リングの切れ目にクロッシェが擦れやすく、傷みやすいことから木下さんは芯の入ったFC タイプを用いる。ループ長の目安は折り返す前のクロッシュの長さが2.5 ~ 3cm。ミノー用のループに比べ、倍くらいの長さとなる

 

 

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スプーンのループアイの完成品だ。ループが長い

 

 

※この記事はつり人下の2023年3月号を再編集したものです。

 

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