<img height="1" width="1" style="display:none" src="https://www.facebook.com/tr?id=170559842213036&amp;ev=PageView&amp;noscript=1">
編集部2022年11月30日

遊漁船「丸十丸」で船釣りの魅力を体験

アマダイ 魚種別釣りガイド yukapi-sencho ゆかぴ船長

女性客やファミリーにも親しみやすく、子供にも釣らせてくれると評判の結香さん。お父さんの裕二さんと分担しながら、時には船長として、時には中乗りとしてお客さんをサポートする日々を送っている。

釣り船なら全くの未経験でもサポート体制バッチリ

編集部◎レポート

この記事は『つり人』2023年1月号に掲載したものを再編集しています。

 船釣り特集の『つり人』2023年1月号にて連載が始まった4コマ漫画「ゆかぴ船長の『今日も釣れっから!』」。登場するゆかぴ船長にはモデルがいる。三浦半島小網代の老舗船宿・丸十丸の新人船長、小菅結香さんだ。

 女性客やファミリーにも親しみやすく、子供にも釣らせてくれると評判の結香さん。お父さんの裕二さんと分担しながら、時には船長として、時には中乗りとしてお客さんをサポートする日々を送っている。

 この記事では10月下旬の丸十丸・アマダイ船のようすをレポート。船釣りってやってみたことないけど実際はどうなの? と気になる方、雰囲気の参考にどうぞ!

02-DSC_4972
小菅結香(こすげ・ゆか)
幼少期はお姉さんの綾香さんとともに名物釣り姉妹として家業を見つめていた結香さん。一時はキャバクラで働いていたが、ある日家業を継ぐことを決意。中乗りとして経験を積んだのち、2021年の冬からは船長も任されている。初心者やキッズに釣りを教えるのが得意。写真は釣り座を回って実演しているところ


yukapi001title-1

ゆかぴ船長の「今日も釣れっから!」 オンラインでも公開中! >>

01-DSC_5071
丸十丸では電動リール付きのタックル、ロッドホルダー、バッテリーの一式をレンタル可能。長靴とライフジャケットも無料で借りられるので、寒くない服装とクーラーボックスさえあれば釣りができる!

◆船釣り入門記事をチェック!

美味しいを釣ろう!船釣りのススメ 準備から船酔い対策まで! >>

船釣りの服装まとめ/春・夏・秋冬 季節別に解説。船釣り入門 >>

船釣りに必要な道具【収納・クーラーボックス編】 >>

 

知識ゼロのビギナーも本命キャッチ!

 お邪魔したのは10月下旬。この日は全く釣りをしたことがないという家族連れを含む10人のお客さんを乗せたアマダイ釣りだった。舵を握るのは裕二さん。結香さんは初心者をサポートするために中乗りとして同乗した。

 受け付けを済ませてレンタルの道具を受け取ったお客さんが座席につくと、結香さんのレクチャーが始まった。

「はい。釣りザオは自分より船首側に置くようにしてください。隣の人の釣りザオまでがあなたの持ち場です。仕掛けが絡まないようにスペースをうまく使いましょう」

 電動リールの使い方、仕掛けを回収するときの動作、エサの付け方など、最初の1尾を釣るまでに覚えることはいろいろあるのだが、船の上ですべてを教えてもらえる。

 船がポイントに到着するといよいよ釣り開始となる。結香さんがひとりひとりの釣り座を回って誘い方をレクチャー。

アマダイの釣り方

maruju-illust

●丸十丸でねらうのは水深80~100mのポイント。電動リールのセットされたサオ(レンタル可)を使うが、巻き上げを頑張るなら手巻きのリールでもOK。オモリは80号で、仕掛けは全長2mほどの2本バリ

●エサはオキアミ。ハリに対して真っ直ぐ付ける。さもないと水中で風車のように回転してしまい、魚が警戒してしまうほかイトがねじれて仕掛けが絡まる原因になる

●アマダイは海底に穴を掘って暮らしているので、底付近をエサが漂うように誘う。初心者にオススメの誘い方は図のとおり

●釣果を伸ばすコツは、オモリをどれくらい持ち上げるかを潮の流れ具合に応じて調節すること。潮が速ければ、仕掛けが横になびくので、オモリの高さはそのぶん低くする

IMG_9460
ハリにオキアミをセットしたところ。ハリがオキアミの中心を通っていて、オキアミの姿勢がまっすぐなら合格

maruju-tackle

 最初はぎこちなくサオを扱っていたビギナー勢だったが、一連の動作に慣れてくるとだんだんアタリが出始める。イトヨリ、カイワリなど美味しいゲストが飽きない程度に釣れてくれたものの、この日は潮の動きが悪いのかなかなか本命の姿が見えない状況が続く。

 そんななか、最初にアマダイを手にしたのは右舷大ドモでサオを出していた常連さん。これを皮切りにあちこちでアマダイキャッチの声が上がり、結香さんはタモ入れと撮影に駆け回ることに。

 ビギナー勢では、海上釣り堀で釣りにハマったけど船は初めてという男性と、ファミリーのお母さんが見事本命をキャッチしたところで14時に沖上がり。港に帰着後、受付で魚をさばいてくれるお店を紹介してもらって、ほくほく顔で帰路に着いていた。

08-DSC_5215

07-DSC_5045
潮が動かず厳しい状況だったものの、常連さんを中心にアマダイの顔が見られた

04-DSC_5191
船釣りは初めてという新井さんが本命をキャッチ。ライフジャケットがねじれていたので、この後優しく指導が入りました

05-DSC_5171
はじめはぎこちなかった新井さん。慣れればこの手さばきでイトヨリを船中へ

06-DSC_5109
小学3年生のお子さんと船に乗るのも未経験のお母さんにも本命がヒット。すかさず結香さんが写真撮影

 

 

小網代湾 釣船 丸十丸

DSC_4936

■〒238-0225 神奈川県三浦市三崎町小網代1385-29
■☎ 046・881・0100 
■営業時間:6:00~19:00 
■アマダイ乗船料:9,500 円(エサ付き、氷付き) 
■レンタルロッド電動リール付き:2,000 円~ 3,500 円
http://www.marujyumaru.jp/

03-DSC_5163
常にコミュニケーションをとりながら客をサポートする結香さん(娘)と裕二さん(父)のチームワーク

 

 


おすすめ記事

記事検索

  • 検索フィールドが空なので、候補はありません。

月刊つり人 最新号

つり人 2020年5月号

列島をゆるがすコロナウイルス。けれども、日増しに暖かくなる春の日を、じっと家にこもって過ごすのはやっぱり体によくない。その点、手軽な海の釣りは、風も気持ちよく、大人も子どもも、思い切り深呼吸しながら時間を過ごせる。ウミタナゴ、メジナ、クロダイ、カレイ、アオリイカ、カサゴ……。元気な魚たちが泳ぐフィールドで、がんばろう、ニッポン! そのほか、3名手の渓流解禁レポート、里川で見つかる美味しい道草、みちのくタナゴ旅など旬の釣り満載でお届け。