冬は脂が乗って魚が美味しい季節だ。手堅くゲットするならば、 船に乗って沖に出よう。乗合船デビューの第一歩を踏み出す手引きをご紹介!
美味しいを釣ろう!船釣りのススメ
写真と文◎編集部
この記事は月刊つり人2022年2月号の記事を再編集しています
冬は脂が乗って魚が美味しい季節だ。手堅くゲットするならば、
船に乗って沖に出よう。乗合船デビューの第一歩を踏み出す手引きをご紹介!
この記事は絶賛発売中の「月刊つり人2022年2月号」に掲載されています
船に乗ろう
釣り船に乗らない理由はなんだろう。道具を揃えるのにお金がかかりそう。準備が大変そう。早起きするのが大変。システムがよくわからない。船長や周囲のベテランが怖そう。船酔いしそう。などだろうか。でも、その大半は心配ご無用。今回お世話になったつり幸を例にすると分かりやすい。
実際、船宿にはレンタルタックルが充実しており、タックルを一式揃えるよりも安価に釣りをすることができるし、楽しい時間が過ごせて新鮮極まりない美味魚までお土産にできる。家に帰ってからも数日間にわたって幸せが続くのだからむしろ価格破壊である。準備だってへっちゃらだ。仕掛けは船宿で購入できるしエサや氷は付いてくることが多い。釣りものにもよるが、ウエアとクーラーボックスさえ持参すれば、釣りを楽しむことができる。早起きが苦手な人は午後船に乗ればよい。船宿の人だって親切だ。釣り方がわからなければ丁寧に教えてくれる。船酔いについては心配いらない。とは言い切れないが、船酔いした体験をもとに対策方法を載せたのでご覧あれ。
レンタルタックルで乗合船デビューを果たした編集部員クロハ
クーラーボックスいっぱいのアジを持ち帰ろう
ステップ1 船の予約をしよう
まずは釣る魚と船宿を決めよう。時期によって釣れる魚は違うので、釣り雑誌やインターネットで、今の時期に何が釣れているのか確認する。船宿のホームページを見れば、「釣り物カレンダー」「季節の釣りもの」「出船予定」などのページで釣れる魚が確認できる。お世話になった『つり幸』では2021年12月14日現在、LT ( ライトタックル) アジ、シーバス、タチウオ、シロギス、夜のカサゴなどの船が出ている。今回は、アタリが多く数釣りが期待できるLTアジを選んだ。
つり幸のLTアジは、エサ・氷・仕掛け1組付きで男性6500円、高校生5000円、女性・中学生以下3500円とリーズナブル。午前船と午後船が用意されており、都合に応じて気軽に半日釣りを楽しめるのも魅力だ。
予約方法は船宿によって異なるが電話予約が一般的。予約不要で乗れるところもあるが、予約乗合制の場合は定員に達すると乗れなくなる可能性もある。余裕をもって少なくとも数日前には予約をしよう。ここで船宿に電話をする際の注意点がひとつ。船宿の朝は早い。夜遅い時間にかけるのはNGだ。遅くても19時までに電話をしよう。初心者の方は予約の際に、船釣りに慣れていないことを伝えておくとよい。出船時間や集合時間、受付場所やレンタル用品の確認もしておこう。
今回お世話になった「つり幸」
当日までに用意したもの
当日までに用意したものをご紹介。
・釣った魚を持ち帰るクーラーボックス
・雨具と長靴(波をかぶるので晴れの日でも濡れる)
・防寒着(出船すると取りに戻れないので多めに)
・カイロ
・帽子
・着替え、タオル(多めに)
・ライフジャケット(船宿でも借りられる)
・ハサミ、魚バサミ。
魚バサミ(左)とエサを切るハサミ(右)があると便利
船内には防水性のクッションを持ってきている釣り人がいた。乗合船の釣り座は固いので、クッションがあると座り心地もよくなる
次回!STEP2
アジ釣りで船釣りデビュー!乗合船入門 その2~当日の流れ・船酔い対策編~(全3回)