編集部2020年2月4日

船釣り超入門 船釣りに必要な道具【収納・クーラーボックス編】

船の釣り 魚種別釣りガイド 知らなきゃ困る超基本

海の船釣り(沖釣り)に適したバッカンとクーラーはどんなタイプ?答えはねらう魚種によって異なります。上州屋神田駅前店・鈴木尚之店長に教えてもらった基本をまとめました。

船に持ち込むのは「バッカン」と「クーラーボックス」。それぞれの中身は? 選び方は? 

つり人オンライン=まとめ



海の船釣り(沖釣り)に適したバッカンとクーラーはどんなタイプ?
答えはねらう魚種によって異なります。
上州屋神田駅前店・鈴木尚之店長に教えてもらった基本をまとめました。
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レクチャー役=上州屋神田駅前店・鈴木尚之店長
船釣りの服装を指南してくれたのは上州屋神田駅前店店長の鈴木尚之さん。釣り歴39年、船釣り歴29年の大ベテランです。カワハギやマルイカをはじめとし、旬の魚を一年中釣っているスーパーエキスパート!


■上州屋神田駅前店
http://www.johshuya.co.jp/shop/top.php?s=219



基本の持ち物はバッカン+クーラーボックス+ロッド


鈴木「船釣りは荷物の多い釣りですが、その一方で船上での自分のスペースは限られているので荷物の数は減らしたいのが現実です。私を含め、多くのベテランは『釣りザオ+クーラーボックス+バッカン』という組み合わせで船に乗っています。この量なら電車での釣行でもキャリーを使えば楽に運べますし、船の上で置き場がない、ということもありません」

それぞれの役割は以下のとおり。

■バッカン
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釣り具や財布、スマートフォン、タオル、レインウエアなど、基本的にすべての持ち物はバッカンに入れる。

■クーラーボックス
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氷を入れておき、飲み物や食事、場合によってはエサを保管する。釣りの途中で魚を入れる場合、食品はバッカンに移してもOK。

■釣りザオ
リールは外した状態で持ち運ぶことが多い。ロッドベルトでたばねておく。

では、それぞれのより具体的な活用方法をみていきましょう。

収納はバッカンが便利! ねらう魚によってサイズを使い分けよう


鈴木「船釣りのメイン収納はバッカン一択といっていいと思います。収納力がありますし、何より防水で中身が濡れにくい。これは船の釣りでは絶対に必要な性能です。バッカンにもさまざまな種類とサイズがあります」

■バッカンの種類:ハードタイプ
プラスチックなど硬い素材でできたバッカン。値段が安い傾向があるのと、汚れを落としやすいのがメリット。モデルによってはイスにできるものもある。ただし重くなりがち

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ハードタイプのバッカン

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開けると仕切りがあるものもある

■バッカンの種類:ソフトタイプ
ハードタイプと比べ軽量。ただし座ったり、上に重いものを置くことはできない

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ソフトタイプは種類とサイズの選択肢が多い


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仕掛けなど、取り出す頻度が高いものを入れると非常に便利な上ブタ収納とロッドを立てておけるホルダー付きのバッカン


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ストラップの長さを変えることでショルダー掛けできたり、手で持ったりできるタイプもある


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上ブタの多くは取り外し可能

●バッカンの「サイズ」/小型魚ねらいには27ℓがオススメ!

鈴木「釣る魚によって適切なサイズは変わってきます。キスやカワハギ、イシモチなど、比較的小型の魚を釣る場合は荷物が少ないことがほとんどなので、容量27ℓ前後のものがちょうどいいです。中~大型魚をねらうときは30ℓ以上が便利。とくに電動リールを使う釣りではロッドホルダーやバッテリーを入れる必要が出てくるので、できるだけ大型のバッカンを選んだほうがいいでしょう。
 小~大型魚まであらゆる釣りを楽しむ方は2サイズのバッカンを持っておくのがオススメです。毎回出したり入れたりする手間が減るので準備が楽になります」

●バッカン内の「仕分け」

鈴木「バッカンへの物の入れ方については、小さなポーチやクリアケースを活用するのが便利です。財布やスマートフォンなど、濡れては困るものは、防水のポーチに入れたうえでバッカンに収めておくと安心です。防水のバッカンであっても、フタを開け閉めしているときは水が入ってきますから。私の場合、釣り具はクリアケースに入れています。自宅では魚種別にクリアケースを作って保管しておくと準備がスムーズで忘れ物もありません。フタの部分に『マダイ用ボックス』『キス』などとマジックで名前を書いています」


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仕掛けなどの釣り具を入れるにはクリアケースが便利。大きさや仕切りの数などが異なるさまざまなタイプが販売されている


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ポーチタイプのものも便利。テンビンなど長いものを入れるための細長いタイプもある


クーラーボックスの選び方


鈴木「クーラーボックスは船釣りのマストアイテムです。船宿によっては持ち帰り用の発泡ボックスなどを販売しているところもありますが、保冷力は決して高くないので、長時間氷を解かさずに保ったり、たくさん釣れたときのことを考えると、自前のクーラーボックスを持っておくのがオススメです。ちなみに私の場合、氷は出船前に船宿で買ったりもらったりして、自宅に帰る途中にコンビニで買って追加することが多いです。
 サイズについては下記にまとめたのでご覧ください。
 保冷力については、基本的にはクーラーボックスが小さければ小さいほど、モデルによる保冷力の差は感じにくいです。逆に大容量のクーラーボックスだと、フタを開けたときに空気が逃げやすいため、性能のいいものとそうでないものの差は顕著に出ます。炎天下で長時間大型魚をねらうときは保冷性能にこだわってクーラーを選ぶのがオススメです。
クーラーボックスも魚種によって大きさを使い分けます」

●クーラーボックスの適正サイズ

・キスやカワハギなど小型魚
⇒17~20ℓ

・タチウオやマダイ、ヒラメなど中型魚
⇒35ℓ前後

・キハダなど大もの
⇒48~60ℓ


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クーラーボックスのサイズはねらう魚種によって使い分けたい。「バッカンと同じく、さまざまな釣りをする方は2~3種類のクーラーボックスを持っています」


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容量は「●●ℓ」と表記されている


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氷は船宿でもらえたり、買ったりすることができる

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