ワームはプラグに比べてルアーウエイトが軽いので、ロッドはライト表記(L)がおすすめだ。さらに先調子のテーパーのものを選べば快適に操作することができる。飛距離を出したいからと極端に長いロッドを選ぶと操作性が悪くなるので、8~9フィートあたりのものがよいだろう。リールは操作性を損なわない、2000~2500番クラスの軽量なモデルがよい。
シーバスにおすすめワーム&ジグヘッド3選&タックルセレクト
写真・文◎三道竜也
秋のシーバスフィッシングは一年の集大成ともいえる時期。産卵を控えた大型が執拗にベイトを追い回し、サイズ、ウエイトともに記録級がねらいやすくなる。この時期はハードルアー(プラグ)で攻略できることも多いが、要所で使えると釣れる魚が圧倒的に増えるのがソフトルアー(ワーム)だ。その勘所をアングラーズショップベースの三道竜也さんに聞いた。
この記事は『つり人』2020年12月号に掲載されたものを再編集しています。
目次
千葉県木更津市の釣具店「アングラーズショップBASE(ベース)」勤務。シーバスのウエーディングゲームが好きで、長年住んだ東京を離れ、徒歩5分で小櫃川に行ける木更津に自宅を購入。ボートを使ったシーバスフィッシングのガイドもこなし、クロダイ、ヒラメなどの対象魚も幅広く楽しんでいる
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ワームを生かすタックルセッティング。勘所を押さえて有効活用!
ワームはプラグに比べてルアーウエイトが軽いので、ロッドはライト表記(L)がおすすめだ。さらに先調子のテーパーのものを選べば快適に操作することができる。飛距離を出したいからと極端に長いロッドを選ぶと操作性が悪くなるので、8~9フィートあたりのものがよいだろう。リールは操作性を損なわない、2000~2500番クラスの軽量なモデルがよい。ラインは基本的にPEの0・8号を基準にしているが、オープンウオーターでのバチ抜け時など、状況によっては0・6号も使用している。リーダーも状況に応じてだが、基本的にフロロカーボンの12~16ポンドを使い分けている。シーバスフィッシングにおいてワームを使いこなすコツは、長所と短所を理解し、ジグヘッドリグの特性も踏まえたうえで、今までのプラグの釣りに組み込むこと。私からのアドバイスは、「ご利用は計画的に♪」。まずは気軽に取り入れてもらえば、それでより多くのバイトを引き出せるはずだ。
ロッドはファーストテーパーで操作性が高い8フィート台のものが三道さんのお気に入り。ミチイトはPE0.8号
シーバスにおすすめワーム&ジグヘッド3選
三道さんが秋のシーバスフィッシングでよく使うジグヘッド&ワーム。秋はコノシロやサッパなどベイトのサイズも比較的大きいため、これらはハードベイトとの併用で使用していく。広範囲を探る時はまず18cmほどの大型のスイムベイトや、表層でボイルがあれば11cmほどのペンシルベイトを使用。中層ねらいなら7~9cmサイズのミノーの出番が多い。それで反応が薄ければ7cmクラスのバイブレーションや、ここに挙げるジグヘッド&ワームを フォローで試してみる。汎用
「フラッシュJシャッド4インチ(フィッシュアロー)」+「ファンジグ7g(バークレイ)」
汎用性が高く、7~9cmクラスのミノーやバイブレーションのフォローとして使用することが多い組み合わせ。ファンジグは3~14gまでのヘッドの重さを使い分けることで、水深1~7m程度までをカバーできる。カラーはマイワシシルバーやケイムラパープルなど、ナチュラル系のカラーがおすすめ。
表層用
「ホローベリーフィンテール3インチ(バークレイ)」+「ラウンド25R1.3g(がまかつ)」
表層を意識しているスレきったシーバスに効果が高い組み合わせ。ラウンド25Rのジグヘッドは、1~2g程度の軽めをセットして、シンキングペンシルのように流し込んで使う。カラーは表層を目視しながら流し込むなら視認性のよいチャートバック、中層を流すならマジックベイトなどのナチュラルカラーを使用している。
中層用
「ホローサンドワーム3.8インチ(バークレイ)」+「ふわゆら1.5g(バークレイ)中層用」
春のバチ抜けでは無類の強さを発揮するサンドワームを使ったパターン。これが秋に使っても意外によく釣れる。潮流の弱いタイミングで使用し、中層を漂わせる感じでリトリーブするのが基本。カラーはナチュラルが多くの状況で使えてお気に入り。
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