一年の中でも、大きな引き潮が日中にやって来る春。 そこで楽しめるのが潮干狩りだ。 海の恵みを自分で獲るワクワク感は格別。 春の大潮にあわせて、近くの海岸に出掛けてみよう。
〝潮干狩りの超人〟こと原田知篤さんが解説!
解説◎原田知篤 写真◎編集部
一年の中でも、大きな引き潮が日中にやって来る春。
そこで楽しめるのが潮干狩りだ。
海の恵みを自分で獲るワクワク感は格別。
春の大潮にあわせて、近くの海岸に出掛けてみよう。
◆準備~アサリ獲り解説編
◆マテガイ獲り解説編
砂抜き用に現場の海水を持ち帰るべし!
潮干狩りを終えたら、家に帰ってから「砂抜き」をするための海水をペットボトルに入れて持ち帰る。この時に需要なのは、アサリと海水を別々に持って帰ること。よほど家が近い場合を除いて、海水に浸したままバケツで持って帰るのはアサリが弱りやすい
砂抜きにはアサリ2㎏に対して、海水2リットルが必要。重いので持って帰るのに躊躇するかもしれないが、アサリが住んでいた場所の海水は砂の抜けが抜群。労力を惜しまず持ち帰りたい
アサリは水から出してクーラーに入れる。クーラーは小型のもので充分。クーラーの底には汚れた水が溜まりやすいので、新聞紙を敷いておくとよい
アサリをパンパンに入れないようにする。新聞紙と保冷剤を入れるスペースを残しておくこと。欲張るとアサリが弱ってしまう
アサリの上に新聞紙を乗せる。これは保冷剤がアサリに直接当たって、冷たくなりすぎるのを防ぐため。魚と違ってこの状態でもアサリは生きている
最後は新聞紙の上に保冷剤を乗せる。保冷材がないクーラーはただの箱になってしまうので忘れずに
家に帰ったらザル(スノコになるもの)を敷いたトレイなどにアサリを入れ、持ち帰った海水を注いで砂抜きを行なう。スノコを入れるのは吐いた砂が下にたまって、アサリに再び吸いこまれないようにするためだ。アサリは明るいと砂を吐きにくいので、この時は上に新聞紙を掛けるとよい。持ち帰った海水なら面白いように砂が抜ける。あとは美味しく食べればOK!
愛用の熊手と網を手にする原田さんは元プロのオーボエ奏者で横浜在住。趣味が高じて〝潮干狩りの超人〟と呼ばれている
この記事は『つり人』2018年5月号でも読むことができます。
ファミリーみんなで楽しめる潮干狩りの最新ガイドが新登場!
春から夏が旬の海遊びの大定番「潮干狩り」。小さい子どもがいても家族全員で楽しめる安全さと美味しさが魅力です。美味しいアサリをザクザク採る基本から、〝超人〟として知られる名手の裏ワザ、さらにアサリのほかにも楽しい、アカニシ、マテガイ、アナジャコなど他の貝や生きものの採り方まで大公開。もちろん、採ったアサリを美味しく食べるために必要な砂抜き・塩抜きなどの後処理、美味しい料理方法もしっかり掲載しています。そして、潮干狩りはなんといっても、「いつ出かけるべきか」を正確に把握することが大切。巻末に収録した「2019年度版 潮干狩りカレンダー」をチェックすれば、日本全国の海辺で潮干狩りを楽しむのに最適な日がひとめで分かります。さあ、令和の海遊びは潮干狩りで始めましょう!
定価:本体648円+税
AB判68ページ
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2019/4/19