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編集部2022年4月5日

【クロダイ】 潮位を読むと見えてくる!? 乗っ込みシーズン勝利の方程式 その1(全3回)

クロダイ-海 魚種別釣りガイド

魚種別釣りガイド。「クロダイのウキフカセ釣り」をご紹介します。

乗っ込みシーズンは釣りやすいビッグイベント!

この記事は月刊つり人2018年5月号の記事を再編集しています

魚種別釣りガイド。「クロダイのウキフカセ釣り」をご紹介します。

 

乗っ込みポイントの条件

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シケ海時の港内で手にしたイブシ銀

 

クロダイは産卵前に荒食いをする。時には大型が入れ食いになり、時には子どもが磯遊びをするような浅場で50㎝超がサオを絞り込む。堤防、磯、サーフどこでもクロダイはねらえるが、好釣果を得る乗っ込み釣り場の条件がある。

1……海藻の有無

2……沖の深みから続く海溝やカケアガリの有無

3……沈み根やテトラポッドといった障害物の有無

 

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海藻はクロダイの産卵場だ。

そもそも、春にクロダイがなぜ浅場に入ってくるのかといえば、日光が充分に届かない深場には卵を産み付けられる海藻がない。

日光が降り注ぐ浅場にはホンダワラやカジメなどの海藻が繁茂する。

藻場はエビなどのエサも豊富で、外敵から身を守る格好の隠れ家でもある。

その産卵場にいたる通り道、すなわち回遊ルートが海溝やカケアガリ。さらに魚が身を潜めやすい沈み根やテトラなどの障害物が点在すれば、より好適なクロダイの付き場になりうる(図1)

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あとは天候などの諸条件を考慮してクロダイの活性が上がりやすい場所に入ること。

判断要素は「ニゴリ」、「波っ気」、「風向き」、「水深」である。

 

活性が上がる4つの判断基準

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ニゴリと波っ気

「クロダイはいれば食う」と言う名手もいるくらい、悪食で大胆に捕食をする。

急激な水温低下であらゆる魚の活性が悪くなってもクロダイだけは口を使うことも珍しくない。

一方で食い気のスイッチが入らないと極度に警戒しやすい一面もある。警戒心を解く「ニゴリ」と「波っ気」は好条件で、浅場ほど不可欠な要素といえる。

 

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風向き

風向きはウキフカセ釣りで必ず考慮する条件である。

向かい風であれば仕掛けが飛ばず落ち着かない。

横風が強い場合は仕掛けが風にとられ不自然に引っ張られる。

背後からの追い風が断然釣りやすいのだが、前述の「波っ気」がなくなるケースもままある。適度な波気のある風裏が好条件な釣り場である。

 

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水深

水深は潮位によって変化する。浅場に魚が入ってきやすいのは満潮前後である。

地形と潮位を考えて釣り座を選ぶのも好釣果を得るためのプロセス。

東京近郊のクロダイ釣り場、内房、南房、三浦周辺でいえば足もとからドン深の釣り場は少ない。深くて5m前後である。

目安として5m以上の水深があれば1日を通じてチャンスがあるポイントと考えられる。

 

 

◆関連記事

身近な小磯のウキ釣り入門/クロダイ編・前編

 

 

 

 

次回は魚を釣るための思考法をご紹介します。

【クロダイ】 潮位を読むと見えてくる!? 乗っ込みシーズン勝利の方程式 その2

 

 

 

 

 

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