「North Angler's」取材班がヒグマに遭遇しました。一時は2~3mの距離まで接近される危機的状況。一部始終をノーカットでお届けします。
2022年秋。北海道・道南地方にて「North Angler's」取材班がヒグマに遭遇しました。
逃げるタヌキにじゃれ付くように人間の目の前に躍り出てきた若いクマは、横目に人の姿を確認すると、興味をこちらへ向けてきました。
執拗に追いて来ようとする危機的状況。一部始終をノーカットでお届けします。
近年、北海道ではヒグマの目撃情報、遭遇件数が増えています。
一番大事なのはヒグマとの遭遇を回避することですが、背を向けて走らないなど万が一の際にどうすべきかを知っておくことも重要です。
これは自然のフィールドで子グマに鉢合わせしてしまった際に、専門家が取った行動の一部始終を写した動画です。
この動画は、あくまでひとつの例であり、ヒグマが常に同じ行動をするわけではありません。
ヒグマは北海道の野生動物です。川や湖、海岸など、ヒグマの生息地域に入る機会が多い釣り人は、これからも充分に注意・対策をする必要があります。
◆関連記事
クマの習性や過去の事例を知ることで防げる事故があります。参考のために、つり人社のクマ関連本を紹介します。
熊が人を襲うとき
定価:本体1800円+税
著者:米田 一彦
四六判並製224P
熊を追いかけて46年になるツキノワグマ研究家が、長年のフィールドワークで培った圧倒的な知見をもとに過去の事故例を独自に分析、解説。 人はいつ、どこで、どのようにして熊に襲われてきたのか。熊から逃れる術はあるのか。被害を最小限に抑える方策は!? 過去1993件/2255人の人身事故例から「熊が人を襲うとき」の核心に迫る。 また平成28年5~6月に秋田県鹿角市で起きた重大事故(タケノコ採り4人が死亡、4人が重軽傷を負った国内第3規模の獣害事件)にも言及。 熊の分布域がかつてないほど広がりを見せる昨今、人と熊の遭遇はもはや山奥だけではなくなった。登山者、釣り人、山菜・キノコ取り、すべてのアウトドア・ファン必携の書。
人狩り熊 十和利山熊襲撃事件
定価:本体1,600円+税
著者:米田 一彦
四六判上製272P
2016年5~6月、秋田県鹿角市郊外でツキノワグマに襲われ4人が死亡・4人が負傷する本州未曾有の事件が起きた。 襲われて絶命した犠牲者は体を食害されたことも判明し、その衝撃は日本列島を駆け抜け市民を震え上がらせた。
青森・秋田県境に近い北東北の辺境の森でいったい何が起きたのか?
かつては秋田県庁職員、現在はフリー研究者であるクマの第一人者・米田一彦は事件の真相を解明すべく、現場に足を運んだ。
危険な笹薮に入り、遺族や関係者の証言を集め、現地のタケノコ採りに話を聞き、現地の特異な農業形態を調べ…散らばったパズルのピースを1つずつ集めて見えてきたものは。
クマ追い歴47年の著者が、事件の真相を後世に残すべく己のすべてを懸けて実像に迫った渾身のドキュメント!
熊!に出会った 襲われた
定価:本体1,111円+税
著者:つり人社書籍編集部・編
B6判並製160P
専門家によるツキノワグマ解説のほか、登山家、山岳ガイド、クマの生息地に暮らす方の視点、そして「クマに出会った」16人・「襲われた」4人の実体験を収載。 本書を読み込むことで、「現代のツキノワグマ」に対する知識や、どうすれば出会わずに済むのか? 出会ったときにはどう対処すべきか? 等のヒントがきっと得られるはず。 また国内最大の野生獣・北海道のヒグマ目撃体験談も収載。 釣り人や登山をはじめとするアウトドアファン、山菜取り、クマ出没地に暮らす人たちのサバイバル必読の書!
熊!に出会った 襲われた2
定価:本体1,111円+税
著者:つり人社書籍編集部・編
B6判並製160P
数メートル先に出てきたクマに肝を冷やした人、追いかけられた人、襲われた人、撃った人、戦った人…本州のツキノワグマから北海道のヒグマ、さらには海外での体験談も加え、前作をはるかにしのぐリアリティーでお届けする「クマ・サバイバル」第2弾。 釣り、山菜取り、登山、山スキー、狩猟、クマ研究家、さまざまな目的で山に入る人たちの視点と出会いの体験が、現代のツキノワグマとヒグマの実像を照らし出す!