9月4日には河口部の殿町公園周辺でハゼのウキ釣り教室が実施されました。この日が人生初めての釣りという5歳未満の子どももたくさんいましたが、難なくハゼを手にしていました。中盤以降は自分でエサを付け、魚から自分でハリを外せるようになる子どももたくさん。
家族で釣るなら秋のハゼ!
写真と文◎編集部
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170名がウキの動きに一喜一憂
「多摩川フィッシングフェスティバル2022」は、首都圏の川でありながら護岸されていない場所が多く、またアユやウナギが遡上する多摩川の素晴らしさを「釣り」を通じて多くの人に知ってもらうことを目的としたイベントです。
8月2日(火)には奥多摩エリアの釜の淵公園でウグイとオイカワを釣るピストン釣り教室が開催され、9月4日には河口部の殿町公園周辺でハゼのウキ釣り教室が実施されました。
午前9時の開始後に満潮になる日程を選んで開催。足もとに次々とハゼが差してきていました
●ピストン釣り教室のレポートはこちら
多摩川フィッシングフェスティバル2022レポート 8/2@東京都/多摩川・釜の淵公園周辺
会場として選ばれた殿町の護岸はファミリーフィッシングにぴったりのポイント。200名が並んで釣りをできるキャパシティーと駐車場(有料)があり、足場も非常によく、公園のトイレもあります。すぐ裏のホテルのレストランで食事をすることもできます。
何より、夏以降にハゼが大挙して押し寄せる場所であることが嬉しいところ。干潮時は足もとが干上がってしまうので、ハゼ釣り教室(午前9時スタート)は午前中に満潮がくる日程を選んで開催されました。
晴山由梨さんが大会MCを務めました
ハゼはどんな方法で釣っても楽しいですが、足もとをノベザオでねらうウキ釣りは、引きも感じやすく、ウキの動きも見られるため生命感を味わう瞬間が多いと感じました
参加者には2.7mのノベザオが配られ、ひとり一着のライフジャケットが貸し出されました
釣り方は子どもがアタリを楽しみやすいウキ釣り。グループごとにレクチャー役の先生がつき、ウキ下の合わせ方やアワセを入れるタイミングをアドバイスしていました。結果、スタートと同時にハゼが釣れ盛り子どもたちの歓声があちこちで上がっていました。
この日が人生初めての釣りという5歳未満の子どももたくさんいましたが、難なくハゼを手にしていました。中盤以降は自分でエサを付け、魚から自分でハリを外せるようになる子どももたくさん。やはり釣れると上達が早い!
小さな子どもは釣りのときに集中力が続きにくいこともありますが、ウキの動きで一喜一憂できて(乗らないアタリが多いのも楽しそうだった)、なおかつ次々にアタリが出るハゼ釣りではほぼすべての子どもが飽きる気配なく熱中してました。ハゼのウキ釣りはファミリーフィッシングにぴったりだと改めて感じた一日でした。
この日のためのハヤブサ特製仕掛け。足もとが浅いポイントの特徴に合わせてウキ釣り仕掛けが準備されていました。子どもたちはウキを眺めているだけで楽しそうでした
エサはアオイソメと「ハゼほたて」(マルキユー)。虫エサが触れない参加者にほたてが大好評。食いもよし!
エサができるだけ底ギリギリになるようにウキ下を設定するのが重要。マメに調整すればするほど数が伸びていました
ウキが沈んでひと呼吸待ってから上げると掛かりがよかったです。掛からないアタリの多くはカニのようです
水くみバケツも配られました。バケツで泳ぐハゼを見るだけで幸せそうな子ども多数。エアポンプを持ち込む参加者もいました
この日釣れたのは8cmほどのマハゼが多かったです。次々と水面を割って子どもたちも大はしゃぎ!
干潮時の写真。満潮時で足もとの水深は1m弱。上げ潮と共にハゼが差してきます
●200名が充分釣りができるキャパシティーを備えた殿町の護岸が今回の会場。干潮時は足もとが干上がってしまうのでチョイ投げが必要になるが、上げ5分以降は足もとのウキ釣りでハゼが入れ食いになるナイスポイントだ。シーバスやクロダイをねらうルアー釣りファンも多かった。ホテル・キングスカイフロントの駐車場が有料パーキングとして利用できるほか、近隣にコインパーキングやセブンイレブンもあるファミリーフィッシングにぴったりの場所だ