8月2日(火)、多摩川上流にある釜の淵公園で「多摩川フィッシングフェスティバル2022」が開催されました。多摩川は首都圏の川でありながら護岸されていない場所が多く、またアユやウナギが遡上する川です。その素晴らしさを「釣り」を通じて多くの人に知ってもらうことを目的としたイベントです。
「ピストン釣り」で夏の清流を満喫!
写真と文◎編集部
この上なくシンプルな清流の釣り
8月2日(火)、多摩川上流にある釜の淵公園で「多摩川フィッシングフェスティバル2022」が開催されました。多摩川は首都圏の川でありながら護岸されていない場所が多く、またアユやウナギが遡上する川です。その素晴らしさを「釣り」を通じて多くの人に知ってもらうことを目的としたイベントです。
この日は流れが強すぎず子どもでも安全な清流で100名近い参加者が「ピストン釣り」を楽しみました。子どもを連れた家族での参加がほとんどで、なかには両親も子どもも釣りをしたことがない家族も。無事釣りを楽しめるのか? という不安もありましたが、そこは「ピストン釣り」。
手軽な釣り方とレクチャー役のアドバイスが噛み合って「釣りってこんなに簡単なんですね!」という感想が多数出ていました。多くの参加者に多数のウグイが釣れてひと安心! ノベザオ・ミチイト・ハリというこの上なくシンプルな道具でねらえて、エサも現地調達可能(石の裏についた川虫で釣れます)。
そしてサオを前後に動かすというアクションがあることで子どもでも飽きにくいピストン釣りはファミリーフィッシング入門にぴったりだと改めて感じた一日でした。夏の終わり、元気な小魚を釣って笑顔になりましょう!
小学校低学年の子どももすぐに1尾目! ピストン釣りは簡単に楽しめる
ピストン釣りは1.5~1.8mの短いノベザオとミチイト、袖バリがあればOK!
イベントMCを務めた晴山由梨さんも束の間ピストン釣りを楽しみました。手に持っているのはピストン釣りに必要な道具。水中にいれたサオを前後に動かして魚を誘うので、1.5~1.8mの短いノベザオが向いています。仕掛けは0.6~1号のナイロンラインをミチイトにハリス付きの袖バリ1~3号を結ぶだけでOK! 仕掛けの長さはサオより少し短めが子どもでも扱いやすいです。当日はハヤブサ特製のイベント用仕掛けが配られました。
ピストン釣りの基本動作
下流を向いてサオ先を水中に入れ、前後に手を動かすだけ!
エサを川底付近に何度も流すためにサオを前後に動かすのが「ピストン釣り」。サオを引くときはサオ先で川底をこするように引き、サオ先を浮かしてゆっくり、おそるおそる戻します(サオが折れないようにするため)。魚が食ってくるのはエサが自然に流れているときです。サオを引く際に「ブルブルッ」とアタリが出ることがほとんど。魚がいればすぐに釣れることが多いので、こまめに移動しながら探っていきましょう
ピストン釣りのエサは川虫や人工エサでOK!
エサは現地調達できる川虫や、ワカサギ用の人工エサ(紅雪など)でOK。川虫は石をひっくり返して探せば見つかります。ヒラタは頭の近くにハリを刺し、クロカワムシはできるだけ小さなものを探して頭や胴にハリ付けします
この日釣れた魚はほぼウグイ(ハヤ)でした。8cm前後がメイン
晴山さんもすぐにキャッチ! 「夏の川は最高に気持ちいいですし、釣りも動きがあって楽しい!」
ピストン釣り教室のほかニジマスつかみどりも行なわれました
奥多摩・釜の淵公園のようす。100名近い参加者がいたが充分なスペースがありました。対岸の瀬ではアユ釣りファンが20cm超の良型を掛ける姿も
釣りの経験がほとんどない家族も多数いましたが、皆さん夏の多摩川を満喫!
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