「アミパワーグレスペシャル」はアミエビの集魚力の高さをリスペクトしたメジナ用配合エサの新作。アミエビとオキアミの粉末を大量に配合しているうえ、旨味のもととなるアミノ酸の結合体ペプタイドも増強。さらにはMSP(マルキユーシンクロペレット)というオキアミとほぼ同じ速度でゆっくり沈下するペレットも配合され、視覚的なアピール度も高い。
アミの強さを実感せよ。
解説=つり人編集部・サトウ
この記事は月刊『つり人』2021年1月号に掲載されたものを再編集しています。海水温が低下し、いよいよメジナ釣りのシーズンも本番となる。活性の低い食い渋る魚にスイッチを入れる強力な配合エサが登場!
今号の特集であるアジ釣りで大活躍の寄せエサがアミエビ。ひとくさりすると、分類上エビではない。「ツノナシオキアミ」という10~15㎜ほどの等脚目に属す。日本近海で獲れ、主な漁場は三陸沿岸から常磐沖。つまり近海に棲む魚にとって身近なエサである。実際、集魚効果はかなり高い。その威力を水槽で実験したという釣り人に聞いたことがある。2月のキンキンに冷えた水槽でのこと。飼われたメジナの活性は超低く、ねぐらに身を潜めている。オキアミを入れても底に落ちるまで微動だにせず、目の前に来たところでようやく食べる。それがアミエビは違う。パラパラと落とせばパチンとスイッチが入ったように泳ぎ出し、浮上するまでになったそうだ。
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さて「アミパワーグレスペシャル」はアミエビの集魚力の高さをリスペクトしたメジナ用配合エサの新作。アミエビとオキアミの粉末を大量に配合しているうえ、旨味のもととなるアミノ酸の結合体ペプタイドも増強。さらにはMSP(マルキユーシンクロペレット)というオキアミとほぼ同じ速度でゆっくり沈下するペレットも配合され、視覚的なアピール度も高い。こうした集魚効果のパワーアップだけでなく、拡散性も長所のひとつ。
楕円形の粒子がMSP
メジナは浮かせて釣るものだ。なぜなら根から浮かした魚のほうが、やり取りの際も有利に立てる。それには底までドスンと落ちるエサよりも、着水と同時にぱっと開くような寄せエサのほうが潮になびいて広範囲に効きやすく、多くのメジナを集めてくれる。
11月初旬さっそく三浦半島の地磯でこのエサを使ってみた。まず混ぜ合わせる際に粒子の荒さに驚く。粗目の粉エサは最初に水分をたっぷりと吸わせたほうがよい。仕上げに荒い粒子の隙間を埋めるような、きめ細かな粒子の配合エサを混ぜ合わせると、まとまりはよくなる。ちなみにマルキユーのおすすめは「グレパワーV9」との併用だ。ボンボンと投げ込むと着水直後から広がる。水中まで差し込む太陽の光でMSPや貝殻などの荒い粒子がじわじわと沈んでいくようすが見える。エサに群がって水面まで突き上げてくるコッパメジナもかなりいる。水面付近で食いつくされそうなエサ取りの量だが、荒い粒は下のタナまで届きそうな感じである。その真価は間もなく始まる寒グレシーズンに実証されるであろう。
アミパワーグレスペシャル/マルキユー
おすすめブレンド使用例は、オキアミ3㎏+「アミパワーグレスペシャル」1袋+「グレパワーV9」1袋+海水800㏄。水の分量はパッケージの目盛りを活用できる。この分量で実釣3~4時間の使用量だろう。
問合先=マルキユー(048・728・0909)