編集部2019年6月11日

初夏の堤防は竿1本で楽しめる! 仕掛けを替えていろんなターゲットをねらってみよう :第2回

アジ アオリイカ 魚種別釣りガイド

海釣り入門に最適なのが堤防だが、ターゲットに合わせたタックルや寄せエサを揃えるのは大変。そこで、誰でも手軽にチャレンジできるようにサオ1本で楽しめる堤防フィッシングをお教えしよう!

藻場を見つければアオリイカのチャンス! 餌木のただ引きも効果的

写真と文◎時田眞吉

海釣り入門に最適なのが堤防だが、アジやイワシを釣るならサビキ釣り、クロダイ、メジナならウキフカセ釣り、回遊魚やマダイならカゴ釣りと、ターゲットに合わせたタックルや寄せエサを揃えるのは大変。そこで、誰でも手軽にチャレンジできるようにサオ1本で楽しめる堤防フィッシングをお教えしよう!

アジが釣れたら、イカねらいに変更


 前回はアジ釣りを紹介したが、陽が昇りきるとアジの食いも一服することが多い。サビキ仕掛けを餌木にチェンジ。エサとなるアジが回遊していたなら、それを捕食しにアオリイカが周辺にいる可能性も高いはず。PEラインにフロロカーボンの1.5~2号を1mほどリーダーとして結ぶことをお忘れなく。

03_IMG_0693 藻場に寄ってくるアオリイカ。タイミングが合えば数も望める

 ポイントはアジの釣れた場所だが、偏光グラスで水中をぐるりと見回して藻のありかを確認すること。足もと周辺に密生する海藻だけでなく、できるだけ沖に点在する海藻まで見つけたい。そこまでして海藻を意識する理由は、アオリイカが海藻の周りに集まる習性を持っているためだ。四国方面では、アオリイカのことを「モイカ」と呼んでいるくらいだ。

 海藻の周辺に集まってくる理由は、海藻が産卵床となっているためアオリイカたちは春から初夏にかけて卵を産み付けるために海藻周りに集まってくる。従って、見えにくいアオリイカを直接捜すより、海藻の生えている場所を見つけるほうが手っ取り早い。


 使用する餌木は3~3.5号。カラーは定番のピンクとオレンジに地味系のグリーン、ブラウンを加えた4色を基本にするとよいだろう。

03_IMG_5087 餌木は3~3.5号。カラーは定番のピンク、オレンジのほか何色か用意していくとよい

 釣り方は餌木の着底を確認した後、大きく2~3回シャクって再度着底。その繰り返しで足もとまで探ってくるのだが、産卵のためにやってくる大型は底近くにいることが多い。

 そのためシャクリは一切行なわず、ボトムの形状をトレースするような気持ちで餌木をゆっくり引き続けるただ引きも効果的。着底した餌木をそのまま引き始めると根掛かりしてしまうため、ロッドをあおっていったん浮かせ、浮かせた状態からタダ引きを開始する。

 ロッドを水平に構え、リールのハンドルをゆっくり回し、底をトレースするように餌木を引く。アタリは海藻が引っ掛かったように一瞬重くなり、直後にグーングーンとアオリイカ特有の泳ぎが伝わってくる。ただし海底の根や起伏の激しい所では、根掛かりが連発し閉口するので注意が必要だ。


◆関連記事 アオリイカを本格的にねらってみたい方にはこちらが参考になります。


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2019/6/11

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