冬は脂が乗って魚が美味しい季節だ。手堅くゲットするならば、 船に乗って沖に出よう。乗合船デビューの第一歩を踏み出す手引きをご紹介!
美味しいを釣ろう!船釣りのススメ
写真と文◎編集部
この記事は月刊つり人2022年2月号の記事を再編集しています
冬は脂が乗って魚が美味しい季節だ。手堅くゲットするならば、
船に乗って沖に出よう。乗合船デビューの第一歩を踏み出す手引きをご紹介!
この記事は絶賛発売中の「月刊つり人2022年2月号」に掲載されています
ステップ2 当日船宿へ
つり幸の午前LTアジ船の集合時間は6時。船宿に着いたら乗船名簿に住所氏名を記入し、料金を支払ったら番号札と仕掛けを受け取る。レンタル用品はこのタイミングで借りることができる。エサや氷についても、どのように受け取るのか聞いておこう。
船宿に到着したらまずは受付をすまそう
つり幸のLTアジ用レンタルタックルは超充実! しかもわずか500円で借りることができる
ライフジャケットを借りることができるので、持っていない方も安心。長靴のレンタルもある(どちらも無料)
釣り座の決め方は、船宿によってルールが異なる。座席の札を取っていく方式や、船長さんが指定する方式、あみだくじなどシステムは多様なので、船宿のルールに従えばよい。つり幸は先着順だ。初心者の方は、船長のいる操舵室が近い「胴の間」がおすすめ。困ったときに相談がしやすいからだ。席が決まったら隣の人にも挨拶をしよう。その後気持ちよく釣りができるだけではなく、オマツリになったときに気まずくなりづらい。準備ができたらいざ出船!の前に船酔いが気になる方は酔い止めを飲んでおこう。
船長の須藤光浩さん。東京湾を熟知している船長が釣り場所を選んでくれるので、安心して釣りができる
船酔い対策をしよう
船釣りでどうしても避けられないのは船酔いだ。船が揺れれば酔ってしまうのは仕方がない。だって人間だもの。なるべく船酔いをしないための対策を教えます。
◆前日
・寝不足・深酒は避けよう
最低でも3〜4時間の睡眠をとり、前日のお酒は控えるとよい。
◆当日・出船前
・出船30分前までに消化のよいものを食べよう
船に乗っている間は空腹でも満腹でもよくない。常にお腹の中に何か入っているような状態がベスト。出船30分前までにおにぎり(消化のことを考えると海苔なしがよい)を食べておく。食後には酔い止めを飲んでおこう。小腹を満たすためにおにぎりを船中に持参しよう。
・釣り座の位置は胴の間がおすすめ
トモやミヨシなど前後4隅が人気だが、酔いやすい方は揺れにくい胴の間(船の中央部)に釣り座を構えるとよい。
◆出船後・釣りの最中
・目線は遠くに
エサ付けや仕掛けの絡みを取るのに、手もとばかりを見ていると船酔いしやすい。なるべく目線を上げて遠くを見ることが重要だ。手もとで作業をしている最中でもこまめに遠くを見ることが重要。仕掛けを多めに用意して、すぐに交換できるようにしておくと万全だ。
・温度調節はこまめに
防寒対策をしっかりすべき船釣りだが、暑すぎても寒すぎても酔いやすい。着脱やファスナーの開閉で細かく温度調整をしよう。
・ハーブ系の飲み物と、のど飴がおすすめ
乗船中の飲み物はジャスミンティーなどのハーブ系がおすすめ。のど飴をなめるとすっきりする。おすすめは龍角散のど飴。
・意外!?船室は酔いやすい
船室の中は視界が近く、空気の循環も悪いため酔いやすい。どうしても休みたい場合、スペースがあれば横になって目を閉じてしまおう。スペースがない場合は新鮮な空気が吸えて、遠くを見ることができる外にいるほうがよい。調子が悪いときは吐いてしまうのが一番。