自作をすればアシストフックのコストを下げつつ、そのメタルジグによりマッチしたフックを装備できる。このページではフック作りに必要な道具から作り方まで工程ごとにすべて画像付きで公開しています。
簡単ですぐに作れるアシストフックの作り方を見せてもらった。
この記事は月刊『つり人』2021年12月号に掲載したものを再編集しています
今回教えてくれたのは
古山和彦さん
外房でソルトルアーショップ「SaltMan」を営む古山和彦さん。アジなどのライトゲームからヒラスズキやヒラマサ、マダイなどショアのハードな釣りまで幅広くこなす
- フック
- アシストライン
- セキイト
- 瞬間接着剤
- フックを固定するバイス(毛鉤を巻く際によく使われている固定具)
- ボビンホルダー
1. まずは実際に使う長さを確認していく。環付きのフックを使うときはアシストラインをハリ先側から通して作る。今回使ったアシストラインはシーハンター
2. 取り付けるジグに当てて長さに目星をつける。この時、結びしろの分を忘れないように
3. アシストラインを切り出したら2本ともアイに通す。バイスを使ってフックを固定すると以降の作業がしやすい
4. セキイトでフックにアシストラインを巻き付けていく。アイ側から隙間がないように巻いていく。アシストラインの端ギリギリまで巻いたら折り返していく。この時は隙間ができても問題ない
5. アイの根本まで巻いたら巻き留める。古山さんはループを作り、ボビンを2回通して引くことで留めているが、瞬間接着剤で固めるので結びはハーフヒッチなどで仮止めでもよい
6. イトを切り、瞬間接着剤を全体に染み込ませるようにしっかりと塗布する。バイスからフックを外して裏側も忘れずに。乾いたら完成。このままでも充分使うことができる
7. 仕上げはUV 硬化型接着剤。物によって硬化後の硬さが違うので好みによって使い分けてほしい。古山さんはハードタイプを愛用
8. ブラックライトを5秒も当てれば完全に硬化してしまう。これなら魚の歯に擦れて結び目が毛羽立つなんてこともない
9. 触って完全に固まっていれば完成。スプリットリングを使ってジグに取り付けよう。作業時間は10分もかからない
古山さん
アシストフックはジグとは切っても切れない存在です!チャンスをモノにするために錆びたままにせず、なるべくこまめに交換するといいですね!
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